本学と大阪中河内地区の中核都市である八尾市は、地域の活性化、地域社会への貢献、人的交流、共同による調査研究等を目的に、2022年8月25日(木)、包括連携に関する協定を締結しました。

本学は、社会で活躍できる人材育成のため実学教育に力を入れ、産官学の連携を推進しており、近隣の自治体と様々な分野で協力体制を構築しています。

一方、八尾市は企業・大学等との連携を市民サービスの向上や地域活性化につなげるため、令和3年4月に「公民連携デスク」を設置し、行政を取り巻く様々な社会課題の解決に向けて積極的に取り組んでいます。

このような両者の地域貢献・人材育成に関する思いの一致から、協働による活動をより推進するために連携体制を構築し、本協定を締結する運びとなりました。

本学と八尾市は、以前より観光まちづくりプランの提案やミュージアム福袋ツアーの企画・実施、市制施行70周年記念事業「ウォーキングイベント 八尾のええとこ再発見」への協力のほか総合計画審議会の委員や産業政策アドバイザーの派遣、文化遺産の活用に係る調査研究、八尾市高安地区の地域づくりの研究等様々な連携・交流の実績を積み上げてまいりました。

協定を締結した本年も、現在下記の事業の実施が予定されています。
  1. 市内路線バス事業の安定的運用及び路線地域の魅力の発掘と発信
    (経済学部高橋教授及びゼミ学生と八尾市都市整備部都市交通課との連携)
    八尾市の「お出かけ応援事業」に合わせ、バス利用者の増加を目的に、学生目線で魅力的な店舗や施設等を調査し、その情報をリーフレットにまとめて発信します。
  2. 健康まちづくり推進をテーマとしたプロジェクションマッピングの実施
    (経営情報学部花川教授、赤井准教授及び
     両ゼミ生と八尾市保健所健康推進課との連携)
    10月のがん検診受診促進月間に合わせた啓発活動の「ピンクリボン運動」と盛り上げるため、近鉄八尾駅の駅舎や駅前の建築物へのプロジェクションマッピングを実施します。
  3. 360度VRコンテンツによる賑わいの創出
    (国際観光学部和泉教授及びゼミ生と八尾市政策企画部政策推進課との連携)
    観光資源を学生目線で再発見し、特殊カメラを活用して360度VRコンテンツ(バーチャルツアー)を作成し、各種メディアで発信します。
協定締結に際しては、下記の通り協定締結式を実施しました。

<協定締結式>

■日時
2022年8月25日(木)11:30~
■場所
八尾市役所本館5階庁議室
■出席者
阪南大学 :学長 田上博司、経済学部教授 髙橋慎二、経営情報学部教授 花川典子、
      経営情報学部准教授 赤井良行、国際観光学部教授 和泉大樹
 八尾市 :市長 大松桂右、政策企画部長 山原孝英、八尾市保健所長 髙山佳洋
      都市整備部次長 堀俊二
また、協定締結式に先立ち、意見交換会が実施されました。田上学長から実学教育を標榜する本学の教育理念、社会的使命について話され、出席した連携各事業の担当教員から実施目的や進捗状況などが説明されました。八尾市の各部局の出席者からは、それぞれの分野の連携への期待が述べられました。

本学の地域自治体との連携は、八尾市を含め14件となり、地域の発展に貢献する大学として更なる活動を展開してまいります。