この度本学(学長:平山 弘)は、大阪大谷大学(学長:浅尾 広良)、独立行政法人UR都市再生機構西日本支社(支社長:高原 功)、富田林市(市長:𠮷村 善美)の4者による金剛地区のエリア活性化に向けた包括連携協定を締結しました。

金剛地区は、富田林市西部に位置し、高度経済成長期に、UR都市機構(当時の日本住宅公団)により開発されたニュータウンで、富田林市の西の玄関口として発展してきました。しかし、開発後半世紀以上が経過した現在、人口減少・少子高齢化・施設の老朽化など様々な問題が顕在化しており、その諸問題の解決をはかり、地域課題の解決と大学による地域社会への貢献等を両輪で進めるため、金剛地区をフィールドに4者で取組を進めることとなりました。
2023年度から金剛地区をフィールドに実践的な教育・研究を実施しながら、連携内容や連携スキーム等を4者で検討し、このたび2025年度からの本格実施に向け、包括連携協定を締結する運びとなりました。

2024年7月24日(水)午前10時から富田林市役所3階庁議室で当事者となる4機関の代表者が一堂に会し、協定の調印式が執り行われ、今後4者で連携して取り組みを進めていく決意表明がなされました。

本学及び大阪大谷大学、UR都市機構、富田林市による4者連携の名称は「KONGO Living Lab Project(略称:KLLP)」となっています。Living Labとは
 「生活空間(Living )「実験室」(Lab)を組み合わせた造語で、一般的には「新しい技術やサービスの開発」、いわゆるオープンイノベーションを「ユーザーや市民が生活する場で行う共創活動」の意味があります。

本取組では、2大学がUR都市機構・富田林市と連携して学部・学科横断で多種多様なプロジェクトを同時的・多面的に実施し、学部・学科や大学の枠を越えた相互の交流も実施される、大阪府内では初の試みであり、全国的にみても珍しい取組と言えます。
 本学の取組としては、現在経済学部の中西ゼミ定藤ゼミ今城ゼミがプロジェクトに参画し、金剛まちづくり会議への参加、チャレンジショップ、キャンプカフェの出店、学生が考案したラーメンメニューのコンテストの開催、まち歩きイベント、団地に住む留学生との国際交流イベントの実施など多方面にわたり、今後さらに活動の幅を拡げていく予定です。
本学は、今後も様々な地域連携事業や地域貢献を推進し、地域の課題解決、学生の社会貢献活動を支援してまいります。

参考