開催日時:2024年10月26日(土) ・ 2024年11月9日(土)

今回の講座は「インフレ時代における資産運用」をメインテーマに掲げ、リレー形式で2日間にわたってオンラインで実施しました。
本講座の内容は資産運用を行うにあたって、攻め(新NISAを活用した積極的な資産運用)と守り(投資詐欺からの自己防衛)で構成されています。

講座には、98名の方の参加があり、参加者の中には4講座全て受講された方もおられます。
参加者からは、「身に染みつく講義で大変勉強になった」「大学の講義って楽しい。再び大学で勉強したい気持ちになった」「専門的な知識がなくても分かりやすく、よく聞くが詳しく把握していない情勢について理解することができた」「続編を期待している」などの多くの感想を頂戴しました。

本講座の受講をきっかけに、少しでも未来を前向きに見るきっかけになればと願っています。
頂戴したアンケートについては、今後も皆さまにとって満足いただける講座を企画する参考とさせていただきますので、ご期待ください。

講座内容

第1回目中條教授の講座では、複利効果の話から始まり年金現価(PPV)係数の話まで幅広い内容で構成されており、投資の運用方法についてダイエット等の例えを交えつつ、初学者にも分かりやすく解説いただきました。

第2回目酒向教授の講座では、新NISAの枠内の外国証券投資に着目した上で、物価、為替の趨勢を初歩的な経済学の視座で示していただくとともに、「米国株」を牽引するGAFAMに関する国内外の見方やインフラ投資や消費拡大で成長認識が広がる一方でリスク認識に欠ける「インド株」の情報非対称性について解説いただきました。

第3回目奥准教授の講座では、資産運用のいろはから始まり、世界の中で日本の企業がどの位置にいるのか、具体的なデータに基づいて分かりやすく提示され、今後の日本経済の活性化に向けて日本の企業が取り組むべき新たな成長戦略についても解説いただきました。

第4回目松村教授の講座では、よく見られる投資詐欺への注意喚起だけでなく法律に基づいた資料のほか、巧妙化する投資詐欺についての具体的な事例紹介や、被害を防ぐための注意点、違和感の気づき方などを解説いただきました。
最終回松村教授の講座において印象に残った締めくくりのフレーズとして、最大の防衛策が「無知の知」であるとご提示いただいたこと。
今回開催した4講座全てに共通することであると感じられました。

日本のインフレは2022年から始まり、新NISA制度(少額投資非課税制度)が2024年から始まりました。資産運用に関する多くの情報が濫立している中、投資をおこなったことがない方は、投資に対して「ハードルが高い」というイメージを持たれるかもしれません。
そうした不安の隙をつく投資詐欺も横行しています。
本講座では、受講生の皆さんと投資をする時の心構えやなぜ投資や資産運用が必要なのか、という問いを一緒に考えていきました。
 募集時のサイト・チラシについてはこちらをご参照ください。

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