大学創立50周年記念事業「機内食メニュー開発・販売プロジェクト」報告(Vol.3)

機内食の安全性と品質管理

 大学創立50周年記念事業の一環として実施する学生支援イベント「国際線航空便 機内食メニュー開発・販売プロジェクト」は、機内食の製造・品質管理・販売について学び、学生らしいユニークな発想で新しいメニューを開発するというプロジェクトです。

 今回の講師は、プロジェクトのパートナー企業であるAASC(株式会社エイエイエスケータリング)品質管理室主任の平井研氏から「機内食の安全性と品質管理」をテーマに、その徹底された管理方法や、その管理哲学などを解説していただきました。

 AASCでは、「食材を扱うこと」が事業の根幹であるため、その管理責任の重大さを「社長直轄」として示しており、何事も安全性を第一に進められています。また、食中毒に至る過程やその原因、そして予防方法など近年の事例を用いながら、学生たちにとっても身近なことを例に上げながら解説していただきました。
 講義終了後も、約60名のプロジェクト参加学生は、来る二次選考に向け、食材の用い方など、時間いっぱいまで質疑応答を行いました。また、第1回基調レクチャーをご担当いただいた東上床社長も、その素材の用い方の難しさを助言される場面もありました。

 次回、参加学生たちは、関西国際空港内AASCにお伺いし、機内食のメニュー企画から機内搬入に至るまでの工程を理解するための現地視察を実施します。プロジェクト参加学生は、これまでのレクチャー受講と現地視察により機内食に関する知識を習得したうえで、7月に行なわれる2次選者(機内食メニュー開発の提案)のプレゼンテーションの準備を進めます。

今後のプロジェクトの流れ

7月19日 現地視察(フライトスケジュールに合わせた搭載システム)

8月2日 二次選考(機内食メニューのプレゼンテーション)

8月〜9月 関西国際空港内での就業体験(インターンシップ)、AASCスタッフ様とのミーティング

10月11日 最終選考会

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