産学連携先:JFDA 日本香りデザイン協会
キャリアゼミの一員である流通学部平山ゼミは、前期はゼミナール大会を見据えつつ、ファッション&スポーツからなるアスレジャーを中心としたファッショ知識・技術の習得に勤しみ、後期はJFDA 日本香りデザイン協会様とコラボすることで、地元まつばら市をイメージした香水づくりにチャレンジしました。ゼミの先生にお聞きすると、2015年11月に平山ゼミの先輩たちに今回の提携先日本香りデザイン協会の三澤朱実先生が「香水とモード」というテーマで講演をしていただいたそうです。
わたしたちゼミ生は香水を持っていても、それがどのような原料でつくられたり、どのようにそれらが組み合わされることで、香水となるのか、そうした香水の知識と技術を学ぶことができました。
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発令もあり、すべての活動が制限される過程でいろいろと苦労しましたが、地元まつばら市をイメージした香水づくりに何とかチャレンジすることができました。松原市に新たな価値を提案できたと思います。(3回生荒瀬寿南)
キャリアゼミの一員である流通学部平山ゼミは、前期はゼミナール大会を見据えつつ、ファッション&スポーツからなるアスレジャーを中心としたファッショ知識・技術の習得に勤しみ、後期はJFDA 日本香りデザイン協会様とコラボすることで、地元まつばら市をイメージした香水づくりにチャレンジしました。ゼミの先生にお聞きすると、2015年11月に平山ゼミの先輩たちに今回の提携先日本香りデザイン協会の三澤朱実先生が「香水とモード」というテーマで講演をしていただいたそうです。
わたしたちゼミ生は香水を持っていても、それがどのような原料でつくられたり、どのようにそれらが組み合わされることで、香水となるのか、そうした香水の知識と技術を学ぶことができました。
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発令もあり、すべての活動が制限される過程でいろいろと苦労しましたが、地元まつばら市をイメージした香水づくりに何とかチャレンジすることができました。松原市に新たな価値を提案できたと思います。(3回生荒瀬寿南)
学生活動状況報告
キャリアゼミの一員として活動する前期は主に流通学部ゼミナール大会に向けたチームごとのテーマに沿った調査研究を深めてきました。テーマは「ファッション雑誌VSインスタ」「化粧することの大切さ」「アスレジャーファッションと言えるのか」です。後期はゼミナール大会への取組みと並行して現代の若者に好まれる香水の価値について調査し、地元松原市をイメージした香水づくりをゼミ生各自がチャレンジしました。まつばらの「松」はPine、「薔薇」はRoseということで、どのような香りのテイストを組み合わせれば新たな価値の提案につながるのかについて、文字通り香りを利く作業過程で頭が非常に疲れるほど研究を続けました。そして、ゼミ生全員がそれぞれの個性を発揮しプレゼンテーションを行い、現代若者に好まれる香水づくり、また地元まつばら市への貢献としての香水づくり、課題解決へと主体的に行動できたと感じる、誇りに思える瞬間となりました。
流通学部 西村 碧依
ゼミ集合写真
参加学生一覧
西村 碧依、荒瀬 寿南、上原 佳容子、浦田 亮、大空 悠、屋 佳乃子、小田 佑歩、佐伯 綾花、世古 凌資、鶴林 佑盛、中村 里苑、長岡 遼、藤原 未海、渕上 真人
連携団体担当者からのコメント
JFDA 日本香りデザイン協会
代表理事 三澤 朱実 様
今回、阪南大学の平山先生からお声がけを頂き、2015年度に続き再び、平山ゼミにて香水のゼミを担当させて頂きました。前回は「香水とモード」というテーマで、ファッションの一部でもある香水と様々なファッションの歴史との関りなどについての講義をさせて頂きましたが、今年度は「まつばらをイメージした香水作り」がテーマとなり、講義と実習の2回にわたってのキャリアゼミとなりました。
私達の「LLP日本香りデザイン協会」では、香りが私達の人生により豊かな彩を与えてくれるものになる事を願い、日本においての様々な香り文化の普及と香りの楽しみ方の提案、医療や福祉、ファッション等の分野での香りが及ぼす可能性の追求などを行う活動をしております。
今回、平山ゼミの学生さん達が取り組んだのは、大学キャンパスのある「松原市」の市の花と木となっている「薔薇」や「松の木」の香りを結び付けて、各々がイマジネーションを働かせながらオリジナルの香水を作るという課題でしたが、初めての体験にもかかわらず、皆さん短時間でまとまりのある香りに仕上がったのは、流石にブランド—マーケティングに興味を持ち、流行やファッションへの感性に優れた学生さん達だと感心しました。
こうした若い人達がまた新たな香り文化を創造して、日本オリジナルな香りのアートを日本から世界に発信してくれる日がくることを願っています。
私達の「LLP日本香りデザイン協会」では、香りが私達の人生により豊かな彩を与えてくれるものになる事を願い、日本においての様々な香り文化の普及と香りの楽しみ方の提案、医療や福祉、ファッション等の分野での香りが及ぼす可能性の追求などを行う活動をしております。
今回、平山ゼミの学生さん達が取り組んだのは、大学キャンパスのある「松原市」の市の花と木となっている「薔薇」や「松の木」の香りを結び付けて、各々がイマジネーションを働かせながらオリジナルの香水を作るという課題でしたが、初めての体験にもかかわらず、皆さん短時間でまとまりのある香りに仕上がったのは、流石にブランド—マーケティングに興味を持ち、流行やファッションへの感性に優れた学生さん達だと感心しました。
こうした若い人達がまた新たな香り文化を創造して、日本オリジナルな香りのアートを日本から世界に発信してくれる日がくることを願っています。
教員のコメント
流通学部 平山 弘 教授
当初はアスレジャーを取り入れたファッションショーの開催を行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大のため、三密回避のため、地元松原市をイメージした香水づくりに取り組むことにしました。まつばらの「松」と「薔薇」の香料を取り込むことを条件に、ゼミ生各自が彼らなりの感性や想いで香水のレシピづくりに勤しむことになります。最終的には完成した香水とパワーポイントを作成することで、ゼミ生各自がプレゼンテーションを関係者に対して行うこととしました。
香水づくりは知識面と技術面が非常に重要であり、特に香りに対してどのような印象を持つのか、ゼミ生各自が自分なりの言葉で表現しなければならないことから、そうした面での言葉の表現力の獲得に重きを置きました。
香水の種類には①香水(香料の濃度20~40%)②オードパルファン(7~14%)③オードトワレ(3~8%)、④オーデコロン(2~4%)、オーフレッシュ(3~7%)があります。これらのタイプによってフレグランスの持続時間と揮発時間の経過が決まっていることから、ベースノート、ハートノート(ミドルノート)、トップノートにおいて、香料をいかに組み合わせるかによって、香りのハーモニーにも心細やかな配慮を求めました。
今年度の活動を通して、ゼミ生たちがより一層社会で必要とされる社会人基礎力を身につけるとともに、香水もファッションの一部であるということ、トータルなコーディネートをする上での必要不可欠なアイテムとして、ファッションの世界を切り拓いてほしいと考えています。
香水自体は可視化できるものではありませんが、エレベーター内で主体である人間がその場にいなくても、残り香が先ほどまでそこに存在していた人間のぬくもりや生への執着心を醸し出す残香作用は香水そのものの価値に加えて、その香り自体がその場における新たな価値の顕現につながっているということになります。
今後日本社会においても、新型コロナウイルス感染拡大による既存の生活の変革も相まって、人々の香りへの執着心の測度は非常に重要な指標となってくるでしょう。
□社会人基礎力について
【前に踏み出す力】
①主体性 物事に進んで取り組む⼒ 修得
②働きかけ⼒ 他⼈に働きかけ巻き込む⼒ 修得途中段階
③実⾏⼒ ⽬的を設定し確実に⾏動する⼒ 修得
【考え抜く力】
④課題発⾒⼒ 現状を分析し⽬的や課題を明らかにする⼒ 修得
⑤計画力 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する⼒ 修得途中段階
⑥創造⼒ 新しい価値を⽣み出す⼒ 修得途中段階
【チームで働く力】
⑦発信⼒ ⾃分の意⾒をわかりやすく伝える⼒ 修得
⑧傾聴⼒ 相⼿の意⾒を丁寧に聴く⼒ 修得
⑨柔軟性 意見の違いや立場の違いを理解する力 修得
⑩情況把握⼒ 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力 未修得
⑪規律性 社会のルールや⼈との約束を守る⼒ 修得途中段階
⑫ストレスコントロール力 ストレスの発⽣源に対応する⼒ 修得途中段階
最後になりましたが、提携先 JFDA 日本香りデザイン協会三澤朱実様、関係のみなさま方に衷心から厚く御礼申し上げます!有難うございました!
香水づくりは知識面と技術面が非常に重要であり、特に香りに対してどのような印象を持つのか、ゼミ生各自が自分なりの言葉で表現しなければならないことから、そうした面での言葉の表現力の獲得に重きを置きました。
香水の種類には①香水(香料の濃度20~40%)②オードパルファン(7~14%)③オードトワレ(3~8%)、④オーデコロン(2~4%)、オーフレッシュ(3~7%)があります。これらのタイプによってフレグランスの持続時間と揮発時間の経過が決まっていることから、ベースノート、ハートノート(ミドルノート)、トップノートにおいて、香料をいかに組み合わせるかによって、香りのハーモニーにも心細やかな配慮を求めました。
今年度の活動を通して、ゼミ生たちがより一層社会で必要とされる社会人基礎力を身につけるとともに、香水もファッションの一部であるということ、トータルなコーディネートをする上での必要不可欠なアイテムとして、ファッションの世界を切り拓いてほしいと考えています。
香水自体は可視化できるものではありませんが、エレベーター内で主体である人間がその場にいなくても、残り香が先ほどまでそこに存在していた人間のぬくもりや生への執着心を醸し出す残香作用は香水そのものの価値に加えて、その香り自体がその場における新たな価値の顕現につながっているということになります。
今後日本社会においても、新型コロナウイルス感染拡大による既存の生活の変革も相まって、人々の香りへの執着心の測度は非常に重要な指標となってくるでしょう。
□社会人基礎力について
【前に踏み出す力】
①主体性 物事に進んで取り組む⼒ 修得
②働きかけ⼒ 他⼈に働きかけ巻き込む⼒ 修得途中段階
③実⾏⼒ ⽬的を設定し確実に⾏動する⼒ 修得
【考え抜く力】
④課題発⾒⼒ 現状を分析し⽬的や課題を明らかにする⼒ 修得
⑤計画力 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する⼒ 修得途中段階
⑥創造⼒ 新しい価値を⽣み出す⼒ 修得途中段階
【チームで働く力】
⑦発信⼒ ⾃分の意⾒をわかりやすく伝える⼒ 修得
⑧傾聴⼒ 相⼿の意⾒を丁寧に聴く⼒ 修得
⑨柔軟性 意見の違いや立場の違いを理解する力 修得
⑩情況把握⼒ 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力 未修得
⑪規律性 社会のルールや⼈との約束を守る⼒ 修得途中段階
⑫ストレスコントロール力 ストレスの発⽣源に対応する⼒ 修得途中段階
最後になりましたが、提携先 JFDA 日本香りデザイン協会三澤朱実様、関係のみなさま方に衷心から厚く御礼申し上げます!有難うございました!