流通学部平山ゼミ2年生(キャリアゼミ)は6月2日に神戸ファッション美術館で見学研修を実施しました。ここではつぎのようなプログラムでファッション・ブランドについてその奥深さを探究することになりました。

Ⅰ.服飾講座「ヨーロッパ300年のファッションの変遷について」
  キュレーター・学芸員 浜田久仁雄氏
 1710年~ ロココ・スタイル
 1790年~ エンパイア・スタイル
 1830年~ ロマンティック・スタイル
 1850年~ クリノリン・スタイル
 1870年~ バスル・スタイル
 1890年~アール・ヌーヴォー・スタイル
 1910年代のスタイル(ポール・ポワレのデイ・ドレスなど)
 1920年代のスタイル(ガブリエル・シャネルのデイ・スーツなど)
 1930年代のスタイル(エルザ・スキャパレリのイブニング・アンサンブルなど)
 1950年代のスタイル(クリスチャン・ディオールのボウル・ガウンなど)
 1960年代以降のスタイル(ピエール・カルダンのデイ・アンサンブル、ヴィヴィアン・ウエストウッドのタータンスーツ、マルタン・マルジェラのジャケットなど)
 講座ではこうした時代別に浜田学芸員から映像や写真、絵画などを通して当時の時代背景や貴族の生活、遊びから、オリエンタリズムやジャポニズムの影響、女性の社会進出、ファッションとアートの結合、ニュールック、プレタポルテの誕生、ミニスカート、ヒッピーなどについて解説・紹介いただき、よりファッションが現在に至るまでにさまざまなコンセプトの下、移り変わっていくことを学ぶことができました。
Ⅱ.特別展「華麗なる宝塚歌劇 衣装の世界」展示解説&見学
 宝塚歌劇団の衣装の詳細について、展示解説を受け、実際にその実物を間近に見ることができ、ゼミ生たちもその一つひとつの手作りされた衣装・装飾品の数々に圧倒され、驚嘆していました。
Ⅲ.ライブラリーでの情報収集
 ゼミ生各自がそれぞれの問題意識の下、ライブラリーでのファッションに関わる専門書や書籍、ファッション雑誌について調査を行いました。