令和5年2月7日 流通学部専門演習 平山ゼミ3年生は京都市下京区小稲荷町の京都デニム、上京区寺之内通堀川の京和傘日吉屋を舞台にフィールドワークを実施しました。
2004年3月に現在の法人として設立された京都デニム(有限会社豊明)の前身はもともと江戸時代から続く着物着色の老舗であり、白生地に染色加工と京友禅による価値を創造してきた桑山商店でした。
今回の訪問で衝撃的であったことは昨年ジーンズやデニムのファッション製品が展示されていたアンテナショップには今回はなされておらず、ほぼデニム生地のバッグ中心であったことです。この背景には新型コロナ感染拡大により、これまでジーンズ製作の中心であった縫製業の職人の方たちが相次いで引退あるいは廃業されたことで、この素晴らしいコンセプトを持つ「京都デニム」のジーンズのビジネスモデルが消失したことです。
それゆえ、京都デニムは新たな方向性を日本人の大好きなバッグ製造にシフトすることで、それに見合ったビジネスモデルを再構築したことでした。
ゼミ生たちはそのビジネスモデルの転換に非常に驚くとともに、ある日突然不条理なことが起こることで、自社のエラーではない事実に、この世界の厳しさを痛感したようです。
質疑応答の際にも宮本和友店長はこれから就職活動に向かう3年生に対してキャリア面からのアドバイスをいただき、ゼミたちも前向きにがんばろうという思いになったと感じられました。
続いて、京都市内で唯一の和傘を生産している日吉屋を訪ね、ここでは和傘工房の見学及び実際にミニ和傘をゼミ生各自が制作することで、日本の伝統工芸のクラフトマンシップについて学びました。
普段わたしたちは洋傘を使用しているのですが、和傘工房では和の傘の特長であったり、原材料やその生産地なども丁寧に教えていただき、たとえば和傘に和紙を貼る際の糊には現在は業務用タピオカの粉を溶かして使用していることや和傘は閉じるときには内側に入るように巻かれているということなど、時にはQ&A形式での遣り取りを行いながら、和の傘の良さを十二分に知ることができたひと時となりました。
あらためて今回日本の伝統工芸を活かしたクラフトマンシップでの経験価値の修得と伝統工芸への理解を深めることができたことは、ゼミ生にとっても今後の社会人としての自覚も含め、生きる上での重要なヒントを得たのではないかと考えられ、記して深く謝意を表させていただきます。
今回の訪問で衝撃的であったことは昨年ジーンズやデニムのファッション製品が展示されていたアンテナショップには今回はなされておらず、ほぼデニム生地のバッグ中心であったことです。この背景には新型コロナ感染拡大により、これまでジーンズ製作の中心であった縫製業の職人の方たちが相次いで引退あるいは廃業されたことで、この素晴らしいコンセプトを持つ「京都デニム」のジーンズのビジネスモデルが消失したことです。
それゆえ、京都デニムは新たな方向性を日本人の大好きなバッグ製造にシフトすることで、それに見合ったビジネスモデルを再構築したことでした。
ゼミ生たちはそのビジネスモデルの転換に非常に驚くとともに、ある日突然不条理なことが起こることで、自社のエラーではない事実に、この世界の厳しさを痛感したようです。
質疑応答の際にも宮本和友店長はこれから就職活動に向かう3年生に対してキャリア面からのアドバイスをいただき、ゼミたちも前向きにがんばろうという思いになったと感じられました。
続いて、京都市内で唯一の和傘を生産している日吉屋を訪ね、ここでは和傘工房の見学及び実際にミニ和傘をゼミ生各自が制作することで、日本の伝統工芸のクラフトマンシップについて学びました。
普段わたしたちは洋傘を使用しているのですが、和傘工房では和の傘の特長であったり、原材料やその生産地なども丁寧に教えていただき、たとえば和傘に和紙を貼る際の糊には現在は業務用タピオカの粉を溶かして使用していることや和傘は閉じるときには内側に入るように巻かれているということなど、時にはQ&A形式での遣り取りを行いながら、和の傘の良さを十二分に知ることができたひと時となりました。
あらためて今回日本の伝統工芸を活かしたクラフトマンシップでの経験価値の修得と伝統工芸への理解を深めることができたことは、ゼミ生にとっても今後の社会人としての自覚も含め、生きる上での重要なヒントを得たのではないかと考えられ、記して深く謝意を表させていただきます。