産学連携先:株式会社近鉄百貨店
2022年6月24日、流通学部基礎演習として池澤ゼミ1期生はあべのハルカス近鉄本店へ訪れた。前半は講義室でお話があり、会社概要から同館の百貨店と専門店との業態ミックスの展開、インバウンド対策、コロナ禍での地方郊外店の位置づけの変化までご説明があった。特に堺氏からは、どのようなショップやブランドがどのような顧客層を狙ったものであり、ショップの集積効果を発揮するためにはどのように対策をすればよいか、わかりやすい問いかけをしていただいた。また、Z世代の学生たちのアパレルの購買行動などについても盛んな意見交換ができた。後半の館内視察では丁寧なご案内をしていただき、学生たちは小売流通の現場の実態を体感することができた。
学生コメント
今回、あべのハルカス近鉄本店へ訪問し、堺さんから貴重なお話をうかがえた。わたしは、心斎橋の商業施設の地下でアルバイトをしており、最近、地下に飲食店街をあらたに設ける例を多く見かけるようになりました。そこで、そうした意図が気になり質問をしました。下層階から上層階へお客様に館内をめぐっていただきたいという意図で「噴水効果」という戦略を知ることができ、参考になった。
流通学部 高倉 逸樹
ゼミ集合写真
※撮影時のみ、マスクを外しています。
参加学生一覧
青井 鏡悟、大西 虹輝、高倉 逸樹、流 稜太、樋川 りん、孫崎 輝、三國 彩華、三國 真陽南、光永 圭吾、村山 雄大、𠮷田 圭、寺田 陸
連携団体担当者からのコメント
株式会社近鉄百貨店 商業開発本部 企画開発部 部長
堺 至暢 様
【プロフィール】
1998年同社入社。婦人服売場配属後、MD統括本部(現・商品政策部)婦人服部に所属し、婦人服畑を13年経験。その後、新本店(あべのハルカス近鉄本店)準備本部にて専門店リーシングを行ない開業を迎える。その後、商業開発本部へ所属。現在は、地方郊外店舗のリモデルやリーシング業務の陣頭指揮を執っている(SCのリーシングは11年のキャリア歴がある)。
【コメント】
今回、当社概要からあべのハルカス近鉄本店の構造、当社の新たな取り組みなどを、短い時間ではありましたが講義と視察というかたちでお伝えさせて頂きました。学生の皆様と触れ合える貴重な機会を与えていただき、大変感謝をしています。特に、学生視点からの質問やそこからの会話など、たくさんの刺激をいただき、今後の私の仕事にも活かすことができると考えています。学生の皆様には、今後も百貨店をはじめ流通により興味を持っていただき、次世代の流通や小売がどうなるのかなど、考えをさらに深めていただければ幸いです。
1998年同社入社。婦人服売場配属後、MD統括本部(現・商品政策部)婦人服部に所属し、婦人服畑を13年経験。その後、新本店(あべのハルカス近鉄本店)準備本部にて専門店リーシングを行ない開業を迎える。その後、商業開発本部へ所属。現在は、地方郊外店舗のリモデルやリーシング業務の陣頭指揮を執っている(SCのリーシングは11年のキャリア歴がある)。
【コメント】
今回、当社概要からあべのハルカス近鉄本店の構造、当社の新たな取り組みなどを、短い時間ではありましたが講義と視察というかたちでお伝えさせて頂きました。学生の皆様と触れ合える貴重な機会を与えていただき、大変感謝をしています。特に、学生視点からの質問やそこからの会話など、たくさんの刺激をいただき、今後の私の仕事にも活かすことができると考えています。学生の皆様には、今後も百貨店をはじめ流通により興味を持っていただき、次世代の流通や小売がどうなるのかなど、考えをさらに深めていただければ幸いです。
教員のコメント
流通学部
池澤 威郎 准教授
あべのハルカス近鉄本店は、本学の学生たちにとって皆が必ず知っているお馴染みの施設であるが、その構造や営業体制、あるいはどのような経営意思を持って売場やショップが集積されているのかを、今回の視察・講義で初めて知ることができた。そして、コロナ禍の厳しい商環境の下でも、新しいマーチャンダイジングの軸を業態の枠組みを超えて大胆に、そして緻密に実施されていることを理解できた。学生たちは事前に考えた質問を積極的に出して議論を展開し、また、分かりやすくご回答をいただくことができた。