2022年度基礎演習(池澤ゼミ)では、新型コロナウィルス(COVID-19)禍で厳しい状況にあった、商業施設(百貨店やショッピングセンター)のアフターコロナの理想像を思い描けるよう実習(キャリアゼミ)を実施してきた。その中で、ルクア様、あべのハルカス近鉄本店様、なんばパークス・なんばシティ様、ららぽーと堺様の4施設へ視察に伺い、うち3施設からご協力をいただきご講演を聞きながら、商業施設の現状と課題について環境分析を行ないました。また、SCの運営管理に欠かせない防災のテーマやゼミ生にとって身近なZ世代の購買行動のテーマを、ボードゲームのプレイ(フダコマ広場様)やワークショップ(大広様)を通じて体感的に学ぶことができた。そして、最終的には商業施設のキャッチコピーを考えるといった作業にもつながりました。本年は視察とワークショップに比重を置いて、実務や体験を通じた実地による知識習得の確実化を行いました。学生たちは、それぞれの場面で意見や質問を投げかけ、テーマの深掘りを行っていました。
学生コメント
一年であべのハルカスやルクア、なんばパークス、ららぽーと堺に行った。行く前に事前に調べ事をして実際に行きそこで自らの目で現状や問題を確認した。また、ゼミ内では防災ゲームやZ世代の購買行動について考えて自分の意見を言ったりした。ゼミで発言することと実際に自分の目で見て体験することが大事だと学んだ。
今年度はSCに視察に行かせていただくことが多くありました。普段何気なく買い物をしたりしているお店、と言う考え方でしたがお店一つ一つにSCの担当の方達が何度も話し合いや会議を重ねて場所や大きさなどが考えられているものだと知りました。他店舗との競走に勝つためにその店舗にしかない魅力などを考えて実行すると言ったSCで働く上での楽しさや難しさを知れた1年でした。
流通学部 大西 虹輝
今年度はSCに視察に行かせていただくことが多くありました。普段何気なく買い物をしたりしているお店、と言う考え方でしたがお店一つ一つにSCの担当の方達が何度も話し合いや会議を重ねて場所や大きさなどが考えられているものだと知りました。他店舗との競走に勝つためにその店舗にしかない魅力などを考えて実行すると言ったSCで働く上での楽しさや難しさを知れた1年でした。
流通学部 流 稜太
ルクア フードホールやバルチカに関するお話をうかがいました(JR西日本SC開発様)
マーケティング調査をどのように施設開発に生かすのかを学びました。
マーケティング調査をどのように施設開発に生かすのかを学びました。
あべのハルカス近鉄本店の百貨店のMD構成についてお話をききました(近鉄百貨店様)
百貨店の売場構成はどのように作られているのかを学びました。
百貨店の売場構成はどのように作られているのかを学びました。
クリスマスイルミネーションなど、なんばパークスのガーデンの魅力を伺いました(南海電気鉄道様)
新規開業のららぽーと堺内覧会にお邪魔しました。
スタジアムでのコト提案、食にこだわったMDについて学ぶ。
スタジアムでのコト提案、食にこだわったMDについて学ぶ。
協力型防災ボードゲームを通じて、防災知識が身につきました(フダコマ広場様)
デジタルの時代に、アナログで遊びゴコロで学ぶ大切さを知りました。
デジタルの時代に、アナログで遊びゴコロで学ぶ大切さを知りました。
Z世代の価値観をまずは整理してみました(大広様①)
自分自身を見つめなおして、どんな恋愛観・購買観なのかを知るきっかけとなりました。
自分自身を見つめなおして、どんな恋愛観・購買観なのかを知るきっかけとなりました。
Z世代の意見を踏まえたSCのキャッチコピーについて考えました(大広様②)
SCを擬人化して、施設のブランドアイデンティティを考えました。
SCを擬人化して、施設のブランドアイデンティティを考えました。
参加学生一覧
青井 鏡悟、大西 虹輝、高倉 逸樹、流 稜太、樋川 りん、孫崎 輝、三國 彩華、三國 真陽南、光永 圭吾、村山 雄大、𠮷田 圭
連携先名称
ジェイアール西日本SC開発、近鉄百貨店、南海電気鉄道、大広、フダコマ広場
教員のコメント
流通学部
池澤 威郎 准教授
本年度は複数の商業施設を視察し実務的なお話をうかがうことで、SCや百貨店の業界がどのようなものであるのかを認識することができた。また、ワークショップを通じて、アフターコロナにおける購買行動の変化をZ世代の当事者意識のレンズを通して確認し、将来の商業施設増につながる構想をまとめることとなった。来年度はさらにこうした内容をふくらませると同時に、アウトプットにつなげていきたいと考える。