産学連携先:篠原テキスタイル、おのはなこ商店、阪急阪神ビルマネジメント(NU茶屋町)、博報堂プロダクツほか、岡山ジーンズ産地企業・福山デニム産地企業のみなさま。
 2023年12月2日、池澤ゼミ2期生(14名)はゼミナール大会で今年度のキャリアゼミの最終発表を行いました。これまで、ジーンズの製造工程や代表企業をグループごとにまとめ発表したり、岡山ジーンズ産地合宿を実施したりしました。また、夏には福山デニム合宿を行い、産地企業を回ったほか、縫製学校でデニム・トートバッグの縫製実習を行いました。福山産地企業とはオンラインミーティングなどで細かなセールスプロモーションの打ち合わせを行い、今回の販売の場であるNU茶屋町の施設視察も行いました。2023年11月3日~5日、いよいよNU茶屋町(梅田)のNU茶屋町で販売実習を行いました。テントでの商品陳列やワークショップ用の材料の準備などを行い、制作したPOPなどを店頭に掲げ店頭にて販売しました。篠原テキスタイルの残糸を編んだバリエーション豊富な靴下をお薦めしたり、デニム生地の端材を用いたおのはなこ商店のワークショップをお手伝いしながら、3日間交代で各自販売記録をとり、来店客・非来店客の様子を観察してそれぞれの立場で接客を行いました。その後、大学へ持ち帰り販売成果や売上分析などを行い、課題分析・提案をゼミナール大会で発表いたしました。

学生コメント

ゼミナール大会での発表に備え、岡山の倉敷、児島を訪れデニムについてと縫製についてを学び、広島の福山では、エコ染色についての話を伺い、デニム生地を使ってのエコバッグの作成、梅田での販売する雑貨、ワークショップでどんなものを作るかなどを議論し梅田のNU茶屋町での販売まで行いました。ゼミナール大会で発表した提案では、惜しくも入賞を逃したが、来年こそは、入賞したいです。ゼミ活動を通して、デニム産業の生地の生産から販売までのことを学んだ1年でした。
経営情報学部2年 杉原 大樹


2023年度池澤ゼミでは、「デニム」について1年間研究をしてきました。実際に、デニム産業の盛んな児島に行ったり、JAPAN BLUE様やBIG JOHN様を訪問したりと、デニムの生地から商品になるまでの過程などを学べ、普段何気なくはいていたデニムにすごく愛着が湧くようになりました。また、篠原テキスタイル様、おのはなこ商店様と一緒にマルシェで販売させていただきました。そこでは、販売の難しさや人とのコミュニケーション能力などの大切さを知り、すごく充実した時間を過ごせたなと感じました。
流通学部2年 上野 萌衣


今年度のゼミでは実際に岡山や福山に足を運び、産地の視察や実際にデニムなどでカバンを作ったり、大丸心斎橋店での見学、NU茶屋町での販売実習など他のゼミでは経験できないことを経験することが出来ました。実際に販売することの難しさや販売するためにはどのようにしたらいいか、実際見ることでしか体感出来ないようなことやこれまで色々なことを考えて売ってきた人たちの話を聞くことで自分たちも様々なことを学べました。今年度のゼミで学んだことを次年度のゼミでも活かしていけたらいいなと思います。
流通学部2年 杉村 暁洋
 
2023年12月2日ゼミナール大会で「エシカルなデニムの新しい価値提案」と題して発表しました!
 
岡山合宿ではファッションセンター様、ジャパンブルー様、BIG JOHN様を回りました。
 
福山夏合宿ではFMS(山陽染工・天満屋)様、坂本デニム様、篠原テキスタイル様を回りました。
また、2日目にはHITOTOITO様でデニムバッグの縫製実習を行いました。ご指導いただきありがとうございました。
 
福山デニム、篠原テキスタイル様とおのはなこ商店様にお世話になり産地のことを色々と教えて頂きました。
 
販売実習先のNU茶屋町様に梅田のマーケットについて教えて頂きました。
 
デカボdeマルシェは3日間、NU茶屋町の遊歩道にテントを貼り付けての開催でした。
 
おのはなこ商店のワークショップ用のデニム生地を引き裂いて材料を準備中。
 
お客様にとって見やすく手に取りやすい陳列とは何かについて考えました。
 
作り手のこだわり、産地の思いを届けたい。
 
販売実習の成果をゼミナール大会で発表しました。お疲れ様でした!

教員のコメント

流通学部
池澤 威郎 准教授

池澤ゼミ2回生(2期生)は、春にジーンズソムリエのテキストを手に取ってから、岡山の児島ジーンズ産地や福山のデニム生地産地へ訪れ、インディゴブルーの固い生地素材に手を触れ、工場の機織りの音を聞き、自らミシンを踏みながらデニム・ジーンズの作り手の経験値を体感してきました。そして、販売の場(お客様にとっては商品と出会い価値を実現する場)という売り手の視点からNU茶屋町で実際に接客し販売をしてきました。こうした活動の中で、デニム産地(作り手)の思い、ジーンズやデニム雑貨の生地の特徴、大阪(梅田)の市場環境で販売していく難しさやプロモーション課題などをまなび、環境分析をすることができたと思います。それを上手く自分なりにまとめて、ゼミナール大会で発表することができました。販売という出口を意識しながら、商品を観察し、またそれを提案していくステップを歩むことができたのではないかとおもいます。これも、ご協力いただいた数多くの企業様のおかげかと思います。記して御礼申し上げます。

参加学生一覧

牛島 敬介、 四方 美裕、 作田 美結菜、 下村 栞菜、 杉原 大樹、 杉村 暁洋、 高塚 星弥、 竹田 英烈、 中上 元、 中澤 怜大、 柳本 怜音、 岩本 大輝、 三浦 由有、 上野 萌衣