ヴィクトリア留学レポート

鈴木 翔也

 カナダ・ヴィクトリアに来て約一ヶ月が経ちました。ヴィクトリアはカナダのBC(ブリティッシュコロンビア)州の州都で、カナダの中では 比較的暖かいので思っていたより過ごしやすい環境です。段々と夏も近づいてきて、同じ留学生で友達になったベネズエラ人達と近々BBQの計画を立てています。
 カナダに着いてからの一週間は、環境に早く慣れるため、放課後や休みの日に毎日街をひたすら歩き回りました。学校初日の帰りは、バスを乗り間違えて、帰宅に二時間もかかってしまうというハプニングもありました。
 海外での長期暮らしは初めてということもあり、最初は治安の問題なども含め、色んな点で少し気を張っていましたが、今や「大阪よりも全然安全だな」って思うくらい治安も良くて非常に過ごしやすい街だと思っています。食に関しても問題なく慣れました。ホストファミリーが 毎日美味しいご飯を作ってくれますし、外食においても日本食、韓国料理、中華料理、メキシコ料理、イタリア料理と何でもあるので、値段はちょっと高いですが全く不自由無く過ごせています。
 カナダに着いて、三日目から学校が始まりました。クラスは運良く(?)日本、韓国、台湾、メキシコ、ブラジル、サウジアラビアと均等に多国籍なメンバーです。このような多国籍なクラスで勉強できるのは、語学学習以外にも多様な文化に接することができ、まさしくグローバルな環境だと思います。留学生同士での会話は少しずつスムーズにできるようになってきていますが、お店の店員やホームステイの方のネイティブの言葉は、まだ聞き取るのに手こずっていますし、伝えるのも一苦労です。しかし、このような状況は来る前から想定していました。そのようなコミュニケーションの苦労より、日本では味わえない多様な事を肌で感じる事ができて、毎日ワクワクしながら楽しく過ごせています。
 生活の面でも多様な経験をしています。他国の人と遊ぶことになっても、相手は平気で遅刻(来ない日時もある。)して来ますし、バスも平気で1時間遅れてきますので、中々慣れないところもあります。逆に道に迷っていたら目的地まで一緒に連れて行ってくれる人もいれば、目が合っただけでそこから30分世間話や英語の発音を教える人もいます。嫌な所も良い所も色々経験しながら毎日を楽しめています。

 こちらへ来て二週間目、三連休があったので、アメリカのシアトルへ旅行に行ってきました。カナダのヴィクトリアからは、フェリーで約二時間のところです。一日目はシアトルを観光しました。カナダよりも更に大きいダウンタウンという感じでした。ダウンタウンを回ってスターバックス1号店やシアトル発祥のチョコレートのお店フランズチョコレートなど有名所を観光しました。そして二日目はLIVEに行ってきました。世界的に有名なヒップホップアーティストSNOOP DOGG(スヌープドッグ)とWIZ KHALIFA(ウィズカリファ)です。どちらもグラミー賞受賞アーティストで、私が中学の頃から好きで聴いていたアーティストだったので、まさか生で観れるとは思っていなかったため、夢のような時間を過ごせました。
 こんな感じで一ヶ月目から中々濃い毎日を送っています。今月末にはテストも近づいてきているのでやるべき事はしっかりこなしつつ、遊ぶ時は思いっきり遊んで毎日楽しんで成長していきたいと思います。

※この学生教育研究活動は阪南大学学会より補助を受けています。