国際観光学科にて堀内が担当する専門演習1(3年次ゼミ)では、学生たちが自身で問いと仮説をたて、調査で検証するフィールドワークをおこなっています。今年度は東大寺周辺(奈良市)と平等院周辺(宇治市)の比較調査を行います。どちらも日本の文化が色濃く残る場所ですが、寺院が建てられた目的や政治背景、そして現代における位置づけなどが異なっていると考えられます。国際観光が再開して外国人観光客が急増していますが、それぞれの地域の特徴を明らかにするための客観的な調査が求められます。ゼミ生各自が、独自の仮説を立て、調査本番の準備をしています。しかし、当日に思うような調査ができるとは限りません。
 そこで5月29日、ゼミ時間を利用して、近所にあるショッピングモール周辺のフィールドワークをおこないました。このショッピングモールは、阪南大学から歩いて行ける場所にあり、松原市周辺が商圏になっています。訪れる客層を、視察を中心とした非侵襲的な方法で確認しました。アンケートやインタビューだけが調査ではないことを学んでもらったと思います。