キャリアゼミ卒業研究平山ゼミは、前期は主に京都伝統産業について学びを深めました。特に、京和傘の日吉屋様とは昨年度から引き続いてお世話になっており、江戸時代から続く和傘の真髄や本質について理解を重ね、洋傘との明確な違いについて、マーケティングの立場から意見交換を行いました。
事前に担当の小野寺克洋様との遣り取りを行いながら、京和傘の次の発展段階である和風照明の世界、インテリア照明について調査研究を進めることになりました。授業では日吉屋様の和傘の技術がどのようにインテリア照明に取り入れられているのか、そのコンセプトの大切さ、室内を照らし明るくすることの意義について知見を得ることに集中しました。
並行して卒業論文にも挑戦しつつ、よりよき卒業研究となるよう、全員で取り組んで参りました。
【古都里-KOTORI-】
日吉屋様の和傘から和風照明へのプロセスはつぎのようになっています。このように既存の伝統技術を生かしながら、新たな使用用途を開発することの重要性が確認できます。
(1)和傘市場の限界
↓
(2)和傘製作の技術を生かす
↓
(3)和風照明への取組み
↓
(4)欧州市場へ目を向ける
↓
(5)一定の評価を受ける
↓
(6)事業の再構築とブランド化
↓
(7)自社の成功体験をベースに日本の伝統工芸品の欧州市場進出への仲間づくり
今後も引き続き、和風照明=インテリア照明の本質について迫っていくことになります。
事前に担当の小野寺克洋様との遣り取りを行いながら、京和傘の次の発展段階である和風照明の世界、インテリア照明について調査研究を進めることになりました。授業では日吉屋様の和傘の技術がどのようにインテリア照明に取り入れられているのか、そのコンセプトの大切さ、室内を照らし明るくすることの意義について知見を得ることに集中しました。
並行して卒業論文にも挑戦しつつ、よりよき卒業研究となるよう、全員で取り組んで参りました。
【古都里-KOTORI-】
日吉屋様の和傘から和風照明へのプロセスはつぎのようになっています。このように既存の伝統技術を生かしながら、新たな使用用途を開発することの重要性が確認できます。
(1)和傘市場の限界
↓
(2)和傘製作の技術を生かす
↓
(3)和風照明への取組み
↓
(4)欧州市場へ目を向ける
↓
(5)一定の評価を受ける
↓
(6)事業の再構築とブランド化
↓
(7)自社の成功体験をベースに日本の伝統工芸品の欧州市場進出への仲間づくり
今後も引き続き、和風照明=インテリア照明の本質について迫っていくことになります。
学生活動状況報告
流通学部4年 永田 大将
キャリアゼミの中間報告としては、昨年度から続けている京都伝統産業の一つである和傘からヒントを得て編み出された和風照明「古都里」について調査研究を行いました。ちょうど和傘の一番上にある「ろくろ」の部分に、和風照明用のランプを付けることで、まさしく逆転の発想で、とてもおしゃれなセンスある作品に仕上がっています。今回私たち4回生も和風照明のミニ版にチャレンジしました。和風照明は自然の素材である和紙や竹、木などを使用することから、竹22本を等間隔に揃える作業は難しく、全体としての調和の大切さを知ることになりました。このように和傘から和風照明に至る道程は非常に大変であったと想像しますが、私たちはこうしたミニ和照明づくりの経験を積むことで、伝統と革新を標榜する日吉屋様の本質への熱い想いを強く感じるとともに、今回の見学研修で伝統工芸品でもある和傘のブランド化について多くの知識と技術を得ることができました。
前期にお世話になりました関係のみなさま方に改めて感謝申し上げます。
参加学生一覧
富永 莉帆、
伊東 実乃里、
内村 穂香、
大畑 朋子、
鈴木 晴都、
谷 郁芙、
辻本 龍之介、
永田 大将、
西 映実佳、
長谷川 陸人、
林 佳奈、
菱田 佑南、
松浦 嵩太、
吉川 湧二郎