2024年7月16日、「マーチャンダイジング」の授業にてゲスト講義及びゼミ交流会(キャリアゼミ)を行いました。今回は株式会社ジェイアール西日本ファッショングッズの安本氏をお招きし、アクセサリーブランドの立ち上げを具体的な事例として、マーケット(競合ブランドとのポジショニング)から方向性を見出し、顧客像にブレークダウンし、ターゲットに向けたブランディングを行い、最後はコンセプトに応じた商品構成や店舗環境など具体的なブランド要素へ落とし込んでいく一連の流れについて解説していただきました。またその後、安本先生からは池澤ゼミ2年・3年生の基礎・専門演習の時間に来ていただき、古着集積に関するゼミ活動を題材に、学生によるプレゼンテーションを行いました。店内の商品構成の紹介や古着MDのカテゴリー化に対して、具体的なアドバイスを頂戴しました。
池澤ゼミ・2回生・3回生との交流会を行いました。
ブランドの立ち上げはぼんやりしたところからスタートして、マーケティングを深化させていきます。
具体的な事例に基づいたお話に思わず納得。
ターゲットの中身を具体化していきます。徹底的に深掘りしていきます。
MDのゲスト講義はたいへん充実した時間でした。
池澤ゼミでは古着をテーマとした活動に対してアドバイス。2.3回生はプレゼンを披露しました。
安本先生。実践的な講義、そしてゼミ活動へのアドバイスありがとうございました。
学生コメント
■流通学部3年 中澤 怜大
今回は、株式会社ジェイアール西日本ファッショングッズの安本さんにマーチャンダイジング・マーケティング戦略・ブランディング・テナント誘致についてお話をしていただきました。顧客のニーズは、場所や時期などでコロコロ変化する為、適切な戦略を練ることが大切だと感じました。どのような人たちをターゲットにして発信するのか、どのような物を作りたいのかなど、ブランディング・テナント誘致に必要な事を知ることができ、安本さんのお話を通して、マーチャンダイジングを活かしたマーケティング・ブランディングがどのようなものなのかを改めて学ぶことが出来ました。
■流通学部3年 柳本 怜音
今回は、株式会社ジェイアール西日本ファッショングッズの安本さんにマーチャンダイジング・マーケティング戦略・ブランディング・テナント誘致についてお話をしていただきました。顧客のニーズは、場所や時期などでコロコロ変化する為、適切な戦略を練ることが大切だと感じました。どのような人たちをターゲットにして発信するのか、どのような物を作りたいのかなど、ブランディング・テナント誘致に必要な事を知ることができ、安本さんのお話を通して、マーチャンダイジングを活かしたマーケティング・ブランディングがどのようなものなのかを改めて学ぶことが出来ました。
■流通学部3年 柳本 怜音
第15回のマーチャンダイジングの講義では、ゲストで安本志穂さんがお話をしてくださいました。安本さんのマーチャンダイジングのお話は、お客様の目線からマーケティングを考えており、マーケットやターゲットの分析の重要性を理解できました。また、ChatGPTを使ったお客様のイメージは、ブランドに対して何を求めているか、何が足りていないか瞬時に具体的に表してくれるので分かりやすく、斬新で面白いと感じました。ゼミでは、視察を行った際のプレゼンテーションを発表し、安本さんから的確なアドバイスをたくさんいただきました。また、古着が身近になってきていることが分かり、古着の活動がより楽しいと感じました。
連携先コメント
株式会社ジェイアール西日本ファッショングッズ
開発部部長 安本 志穂 様
【プロフィール】
1994年株式会社ワールド グループ会社へ入社、婦人雑貨の輸入・卸部署でキャリアをスタート
2000年株式会社ジェイアール西日本ファッショングッズへ転職し、駅ナカの女性向け雑貨店のMD、企画担当を経て、2006年より開発部へ異動。開発担当者として駅ナカの店舗開発、JR西日本以外のショッピングセンターへの店舗出店開発を手掛ける。
2015年より開発部課長、2021年より開発部部長として、開発全体を統括し2021年には株式会社ユニクロとのJR西日本初の駅ナカ型FC店舗として業務提携を手掛ける。
2024年3月より西日本旅客鉄道株式会社へ出向し近畿統括本部経営企画部事業担当課長。
【コメント】
マーチャンダイジング論について、ブランドを立ち上げるプロセスを店舗開発に例えてお話をさせていただきました。店頭に並ぶ具体的な商品群を整えるところにたどり着くまでに、どんなストーリーがあるのか順を追って解説し、マーケットを深く理解し、何処を攻めるのかを定め、そこにどんなターゲットが居るのかを仮説を立てることの重要性を説明しました。今回は仮定した「顧客像」にAIを活用し人物像の深堀からターゲティングを行ってみました。今までブランディングの担当者が知恵を絞って考えていたことを今ではAIが無限にヒントを出してくれます。AIに何を問うのか、AIが出した「仮説」をどのようにセグメントして「顧客像」に「共感や感動」を与えることができるのかは人間の役割だと思います。これからのマーチャンダイジングにAIは必須になっていくと思われます。学生の皆様もクリエイティブにAIを活用できるマーチャンダイザーとなって、マーケットに感動を与えてください。
1994年株式会社ワールド グループ会社へ入社、婦人雑貨の輸入・卸部署でキャリアをスタート
2000年株式会社ジェイアール西日本ファッショングッズへ転職し、駅ナカの女性向け雑貨店のMD、企画担当を経て、2006年より開発部へ異動。開発担当者として駅ナカの店舗開発、JR西日本以外のショッピングセンターへの店舗出店開発を手掛ける。
2015年より開発部課長、2021年より開発部部長として、開発全体を統括し2021年には株式会社ユニクロとのJR西日本初の駅ナカ型FC店舗として業務提携を手掛ける。
2024年3月より西日本旅客鉄道株式会社へ出向し近畿統括本部経営企画部事業担当課長。
【コメント】
マーチャンダイジング論について、ブランドを立ち上げるプロセスを店舗開発に例えてお話をさせていただきました。店頭に並ぶ具体的な商品群を整えるところにたどり着くまでに、どんなストーリーがあるのか順を追って解説し、マーケットを深く理解し、何処を攻めるのかを定め、そこにどんなターゲットが居るのかを仮説を立てることの重要性を説明しました。今回は仮定した「顧客像」にAIを活用し人物像の深堀からターゲティングを行ってみました。今までブランディングの担当者が知恵を絞って考えていたことを今ではAIが無限にヒントを出してくれます。AIに何を問うのか、AIが出した「仮説」をどのようにセグメントして「顧客像」に「共感や感動」を与えることができるのかは人間の役割だと思います。これからのマーチャンダイジングにAIは必須になっていくと思われます。学生の皆様もクリエイティブにAIを活用できるマーチャンダイザーとなって、マーケットに感動を与えてください。
教員のコメント
経営学部
池澤 威郎 教授
株式会社ジェイアール西日本ファッショングッズの安本 志穂部長にご来学いただき、マーチャンダイジングの実例について丁寧な解説を行っていただきました。特に、ChatGPTを用いたペルソナづくりなど、バイヤーが商品計画をおこなってきた業務のAI化が進行し、もっともらしいブランドづくりは容易に可能となる時代が到来している中で、顧客ニーズに刺さる提案を出すことはわたしたちにしかできず、その部分を磨くことの重要性を話されていたことは印象的でありました。各社で豊富なマーチャンダイジングやブランディングのキャリアを歩まれている安本部長のお話は、具体的なバイヤーの業務をイメージすることができ、学生たちも納得感が大きかったように思います。ご登壇、ゼミへのアドバイスも含めてありがとうございました。
参加学生一覧
(3年生)
牛島 敬介、
四方 美裕、
作田 美結菜、
杉原 大樹、
杉村 暁洋、
竹田 英烈、
中上 元、
中澤 怜大、
柳本 怜音、
上野 萌衣
(2年生)
箱崎 未帆、
濱崎 芽生、
別所 櫂斗、
松村 美紅、
三宅 萌香、
宮西 優唯