2024年7月23日、流通学部専門演習・基礎演習(キャリアゼミ)で、池澤ゼミ2.3期生は、阪南大学生にはおなじみの、あべのキューズモールへお邪魔しました。地域連携担当の冨永様より、数千万人の来場者数を誇るあべのキューズモールの物件概要や商圏状況、施設の強みとなる「スカイコート」や「Qしば」などのお話を伺った後、地域連携の独自の取り組みについてお話を伺いました。ファミリー層に強い大型施設であることから、物販や飲食サービスの提供以外にも、地域課題の解決のために、子育て支援や親子で楽しむディスコなど楽しいイベント、取り組みを行っていることが理解できました。また、東條支配人、冨永様、橋本様には、本ゼミの古着に関する発表を聞いて頂き、様々なご講評を頂きました。古着のプロジェクトは始まったばかりであるが、アパレル分野に詳しい東急不動産SCマネジメントの皆様にアドバイスを頂きました。ありがとうございました!

 あべのキューズモールの皆様、大変勉強になりました。


 「Q's MALL」ブランドの4物件の概要を冨永氏よりご紹介頂きました。
あべの、もりのみやの物件での地域連携の取り組みが盛んに行われていることに感嘆!


 学生からも質問が盛んにでました。


アメリカ村、堀江、中崎町、南船場の各エリアのフィールド調査内容を紹介いたしました。














東條支配人より貴重なコメントを頂戴いたしました。



アパレルご出身の橋本様からも今後につながるコメントを頂きました。



後半戦は物件視察へ。関西屈指の音楽イベントを実施する3階の「スカイコート」




DJを呼んで、ファミリー層向けのディスコも行った4階の「Qしば」



周囲の飲食店から持ち出して楽しめるアウトモール空間です。


阪南大学生には身近な施設ですが、どんな運営、地域貢献を行っているかを学ばせていただきました。
学生発表のコメントも含めてありがとうございました!


学生コメント

■流通学部3年 竹田 英烈
私たちは、あべのキューズモールに行き、あべのキューズモールの販売計画、お客さんの年齢層、イベントの開催などについて詳しく学びました。また、その後私たちの今まで取り組んできた古着についての情報をあべのキューズモールの方に聞いていただき、最近の古着の流行りの傾向など具体的なアドバイスをいただきました。アドバイスを聞いてもっと古着について学びたいと思いました。

■流通学部3年 杉村 暁洋
本日はあべのキューズモールに2回生、3回生で訪問させて頂きました。あべのキューズモールではQしばのことなど知らないようなことを聞けたり、自分たちが今調べている古着のことを班ごとに発表させていただき、それについてのアドバイスを貰ったりしました。実際に社員さんの古着などについての声を聞けたり、今後自分たちがどのように動いたらいいかなどのアドバイスも貰ったりしたのでとてもいい機会になりました。

■流通学部2年 北口 碧乃
あべのキューズモールではいろんなアーティストのライブを行っているというところに魅力を感じました。私も実際にライブを見に行きたいと思いました。また、ライブだけでなく、地域の人との関わりを大切にしていて、たくさんの人と関わることができることが凄くいいなと思いました。普段聞くことのできないお話をたくさん聴くことが出来て、とてもいい経験になりました。ありがとうございました。

■流通学部2年 中橋 果音
私はよくあべのキューズモールを利用するのですが、スカイコートでのイベントが多く開催されていて知らないことが沢山ありました。一度あべのキューズモールでのライブに行ったことがあるのですが警備や観客の誘導が丁寧で落ち着いて見ることができました。あべのキューズモールだけでなく、みのおキューズモールや、もりのみやキューズモールにもイベントスペースがあり工夫されて作られていることが分かりました。その土地とスペースによって配置や作りなどがそれぞれ違っていて勉強になりました。

連携先コメント

東急不動産SCマネジメント株式会社
運営推進本部 運営サポート室 課長
冨永 剛 様

【プロフィール】
2004年タリーズコーヒージャパン株式会社入社、2009年4月に転職し現在に至る。関西の4QM(QM=キューズモール)の現場勤務を行う中、2021年より地域連携という業務が立ち上がり、あべのQM、もりのみやQMの地域連携主担当となる。活動としては、街の課題や街に住む方々の想いを、QMを通してどのように解決ないし、叶えることができるかを考えながら、QMと地域を日々繋いでいる。

【コメント】
今回、阪南大学の学生の皆さんとのゼミについては、非常に楽しみにしていました。学生さん達が、良い意味で、迷いながら、戸惑いながら、進む過程で生まれる会話をリアルに聞いて行くことで、私自身の学びとなり得ると感じております。私の気持ちとしては、社会人と学生という立場の違いではなく、個人個人の感性と感覚の違いをいかに絡めあう事ができるかだと考えています。

東急不動産SCマネジメント株式会社
運営推進本部 第3運営部
あべのキューズモール兼もりのみやキューズモールBASE総支配人
東條 正和 様

【プロフィール】
広島出身。1994年株式会社フジ入社で衣料品の販売を担当。1998年広島駅南口開発株式会社へ転職、再開発事業として百貨店を核テナントとする商業施設を新規で立ち上げ、その後施設を運営。2004年広島地下街開発株式会社へ転籍し、地下街のテナント誘致と施設運営を担当。2009年東急不動産SCマネジメント株式会社へ転職し、キューズモール他、大阪、神戸、京都の商業物件の運営・管理に携わり現在に至る。

【コメント】
この度は貴重な機会をいただき有難うございました。お客様目線に近い皆さんの発表を聞き、改めてお客様目線の大切さを感じております。企業は商品・サービスを単に提供するだけでなくそれによりお客様の想いを叶えたり問題を解決する必要があります。お客様が何を求め何を解決したいかを知るにはお客様目線が必要です。先日の発表で、私から皆さんへ古着をテーマにするのであれば古着を好きになってくださいとお伝えしました。古着屋に来られるお客様が何を求めているかを知ろうとする際、きっと古着好きな方がよりお客様に近い目線で考える事ができ、よりお客様の想いの実現や問題解決の力になれると考えます。これは古着に限った話ではなく、多くの社会活動に通じるものですし、学生時代にこれらについて考える事は必ず社会に出て役に立ちます。これからも今のお客様目線を持ち続けて頑張ってください!

教員のコメント

経営学部
池澤 威郎 教授

あべのキューズモールは、本学学生が訪れたり、あるいはアルバイトでお世話になったりしている身近な施設であります。また、面積・店舗数・売上高もいずれも大きく、存在感のあるSCであります。競合施設ひしめくエリアであるが、その中で地域密着型の取り組みを草の根活動で行っており、東急不動産SCマネジメントの商業施設のエリアマネジメントのすごさを感じたところであります。また、3年生、2年生それぞれで古着集積の報告を行った際には、買い物だけではなく、会話から生まれる古着屋さんの価値についても言及され、あらためてフィールドリサーチをしっかり行う必要があるとゼミ生たちは納得したと思います。引き続き、多方面でご指導頂きながら、古着プロジェクトを進めていきたいと思います。この度は、あべのキューズモール様にこのような貴重な機会をいただきました。ありがとうございました。

参加学生一覧

(3年生) 牛島 敬介、 四方 美裕、 作田 美結菜、 栁本 怜音、 杉原 大樹、 高塚 星弥、 竹田 英烈、 中上 元、 中澤 怜大、 杉村 暁洋、 三浦 由有、 上野 萌衣 (2年生) 北口 碧乃、 北村 颯介、 木下 将吾、 中橋 果音、 箱崎 未帆、 濱崎 芽生、 松村 美紅、 三宅 萌香、 宮西 優唯、 森口 涼太