収まりを見せつつある新型コロナウイルス感染症ですが、私たちに様々な課題を突きつけました。遠方への観光をすることで、ふだん見ることのできない風景や文化を体験できますが、遠距離移動に伴うリスクを伴います。そのようにして体験してきた観光が、じつはメディアによって作られてきた、インフルエンサーたちがおこなってきていることの単なる再演に過ぎない可能性もあります。身近な場所における、ふだん当たり前だと思っていた風景や文化の意義を再発見する訓練を、いまコロナ禍で自由に動けないなかで、しておくべきなのかもしれません。そのような訓練を経ることで、遠方での観光でも、自分ならではの体験ができるようになることが期待されます。
国際観光学部の堀内が担当する基礎演習(2年次ゼミ)は、座学を通して、自分たちが当たり前に見ている・見過ごしてきた風景の意義を再発見する訓練をおこなっています。臨床美術の発想を取り入れ、自分たちがもっているごく当たり前の写真の意義を見出す、絵を描いて互いにその良い部分を褒めあうなどの実習です。そして10月27日には、大学南キャンパスの外に出て、2020年1月に新築オープンした松原市図書館(読書の森)付近まで歩き、それまで当たり前だと思っていた風景の意義を再発見する訓練をおこないました。このような訓練を通して、彼らならではの他人任せではない観光体験ができるようになるものと期待しています。
国際観光学部の堀内が担当する基礎演習(2年次ゼミ)は、座学を通して、自分たちが当たり前に見ている・見過ごしてきた風景の意義を再発見する訓練をおこなっています。臨床美術の発想を取り入れ、自分たちがもっているごく当たり前の写真の意義を見出す、絵を描いて互いにその良い部分を褒めあうなどの実習です。そして10月27日には、大学南キャンパスの外に出て、2020年1月に新築オープンした松原市図書館(読書の森)付近まで歩き、それまで当たり前だと思っていた風景の意義を再発見する訓練をおこないました。このような訓練を通して、彼らならではの他人任せではない観光体験ができるようになるものと期待しています。