留学先で語学力が向上する様子を楽しんでいます

 カナダ・ゲルフ大学に留学中の長澤天桜さんから、今月も留学レポートが届きました。今回は普段の授業内容や課題の大変さ、レベルアップの楽しさなど、将来留学を考えている学生に参考になるような内容をたくさん伝えてくれています。もちろん、語学は日本でも学べますが、留学中の日常生活で用いる単語やフレーズをベースにレベルアップをめざしたり、同じように語学力向上をめざす仲間がいる環境で学んだりすることが、留学先での語学学習の効果なのかもしれません。授業は大変そうですが、楽しい様子も伝わってきます。
 彼女の留学生活も残り1ヶ月ほどになりました。彼女と同期のゼミ生たちはフィールドワークの最終成果をまとめ、沖縄県久米島での現地発表の準備に追われていますが、同じように残りの留学期間も努力を続けてほしいと思います。(森重昌之)

留学先での様子

  • 授業で出されたレポート課題

  • ゲルフの野外アイススケートの様子

  • 1月のゲルフの街並み

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留学して3度目のレベルアップ

国際観光学部3年 長澤天桜

 冬休みも明け、留学5ヶ月目となりました。新年から新しいクラスにレベルアップすることができました。新しいクラスは新たに中国から1人、韓国から2人の学生が加わり、さらに賑やかになりました。
 前回のクラスでは、ボキャブラリーを重視した授業内容でしたが、今回の新しいクラスでは助動詞の使い方と比較級、最上級の使い方を、一般的なものからイレギュラーなものまで学んでいきます。同じことを学ぶ授業でも、中学生や高校生の頃に日本で学んだ英語とカナダで学ぶ英語では、習得できる知識の量やしっかり頭を使って考えるという面でかなりギャップがあるように感じています。ゲルフ大学の英語学習プログラムでは、はじめから知らない難しい英語を覚えるということよりも、私たちが今まで学んできた冠詞の置き方や過去形などの基礎的な部分から復習し、きちんとしたルールを再び理解した上で学ぶことができるので、無理のないペースで確実にレベルアップした英語を学ぶことができます。
 授業内容にも変化があり、課題の量は2倍以上に増えました。ライティングでは、空間についてレポート形式での説明が求められますが、使用するフレーズの数を指定された上で行います。また、スピーキングでは家族の遺伝について出されたテーマに沿って、順序づけを行った上でスピーチしました。私もクラスメイトも、頭を抱えながら課題に取り組んでいます。簡単な課題ではありませんが、授業で学んだことを活かして課題をクリアすることで達成感を得ています。特に、リーディングでは複雑な人間関係に関するエッセイを読み、週1回エッセイの内容についてのテストがありますが、徐々に難易度の高いエッセイを読めるようになっていることに喜びと驚きを感じています。
 今月は新たな1年の始まりということもあり、元旦はホストファミリーや近所の方々と新年を祝いました。1~2月はカナダの1年の中で最も気温が低く、積雪も多いということもあり、人生で初めての厳しい冬を過ごしています。私の地元ではあまり雪が降らないので、現地の方々が嫌がる雪も今のところ楽しむことができています。朝晩はマイナス20℃近くまで下がるので、日本から持ってきたカイロは必需品です。ちなみに、カナダはこれほど寒いにもかかわらず、カイロは存在しないとホストマザーから聞きました。留学生活では、日々このような新しい発見もたくさんあります。
 大学のアクティビティでは、ダウンタウンにある野外アイススケート場に行きました。このようなイベントは、他のクラスの留学生や現地の方々と関わるきっかけになるので、積極的に参加するようにしています。氷点下の中で行うアイススケートは初めての感覚で、とても良い時間を過ごすことができました。アイススケートは人生で今まで一度しかしたことがなかったので、他の留学生の友人からアドバイスをもらいながら楽しみました。このような思い出をつくることができるのもあと残り1ヶ月となりましたが、無駄な日がないよう、気を抜かずに頑張っていきます。