プロフィール

国際学部 国際観光学科

森重 昌之 (モリシゲ マサユキ)

 “観光”とは一般に「楽しみのための旅行」と理解されています。しかし、大学で学ぶ観光は、“遊び”と“学び”の要素が融合した複雑な現象を対象としています。このように複雑であるからこそ、大学で学ぶ意義があります。大学4年間での学びを通して、観光の持つ意義を理解し、さまざまな場面で知識を体得し、そこから視野を広げる人材をめざしてください。学不可以已(学びは以って已むべからず)。さあ、一緒にフィールドに出かけ、観光の意義を探りましょう。
職名 教授
出身地 大阪府
出身校 北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院博士後期課程
学位 博士(観光学・北海道大学)
担当科目 観光資源論、観光まちづくり論
研究テーマ
  • 観光まちづくり
  • 観光ガバナンス
主要業績
  • 『はじめて学ぶ生物文化多様性』共編著,講談社,2020年
  • 『観光による地域社会の再生-オープン・プラットフォームの形成に向けて』現代図書,2014年
                        

※その他の研究業績については、下記「researchmap」(国立研究開発法人科学技術振興機構)で公開している研究ページをご覧ください。

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2023年12月 共編著
『移動縁が変える地域社会-関係人口を超えて』水曜社

 日本では本格的な人口減少社会が到来し、定住人口でも交流人口でもない、関係人口への期待が高まっています。しかし、本書は今までの関係人口論が「地域の役に立つ人」の獲得に熱心であったことに対し、疑問を投げかけました。現代社会は誰もが移動する「移動前提社会」ですが、地域にやって来る移動者の目的や内容は極めて多様です。これからの地域社会には、必ずしも地域の役に立たない人も含めた多様な移動者との縁、すなわち「移動縁」を築く寛容さと柔軟さが求められます。本書は、移動縁という新たな概念を提示した上で、さまざまな地域の事例を通して、地域社会が多様な移動者と向き合い、移動縁を築くことで、豊かな地域社会を生み出す可能性を示しました。