今月も、ニュージーランド・オタゴ大学に留学中の平安座レナさんからレポートが届きました。6月はターム最後の進級テストがあったようで、弱点だったListeningに特に力を入れて勉強した結果、無事に上のクラスに進級できたとのことです。その後の休暇では、現在暮らしているダニーデンで観光地に出かけたり、イベントに参加したりしたほか、彼女の誕生日をホストファミリーが祝ってくれたようです。一方で、病院に通うこともあるなど、さまざまな場面に出くわし、英会話の力が試される機会が多かったようです。こうしたいろいろな場面で英語に触れることができる点が留学の魅力の1つです。彼女は約1年間留学する予定ですので、これからもさまざまな場面で英語に触れ、その力を伸ばしていってほしいと思います。（森重昌之）

　6月も終わりに近づき、ニュージーランドでの生活は4ヶ月が過ぎようとしています。6月から季節は冬になるので、私の住んでいるダニーデンは北島に比べ、とても冷えます。朝、外に出てみると、地面が凍っている日もあります。これからもっと冷えるので、寒さ対策が欠かせません。
　大学では、6月の2週目にターム最後の大きなテストがありました。このテストはとても重要で、成績が良くなければ上のクラスに上がることができません。4月に行われた中間テストではListeningが他6つに比べて低かったので、最後のテストに向けて特に力を入れて勉強しました。その結果、7つのテストの中でListeningが一番良い評価を取ることができました。そして、無事に次のクラスに進級できました。この1ヶ月、私は周りの人と自分を比べてしまうことがよくありました。例えば、自分と友人との英語力の差です。会話の内容を理解できても発する言葉のレベルの差や、頭では伝えたい言葉を整理できていても実際に会話する場になると難しいことが多々ありました。自分自身にとても悔しかったですし、落ち込んだ日もあります。しかし、会話力はその場に慣れ、実践練習を繰り返すことが最も向上する手段と言われています、1日1フレーズでも自分の勉強したことを会話で使うように意識すれば、自然と頭の中だけでなく、言葉としてその場にあったフレーズが出てくると思ったので、意識して取り組んでみようと思います。
　テストが終わり、約1週間の休みがありました。今回の休みでは、ダニーデンを満喫しました。観光地としても有名なLarnach Castleというニュージーランド唯一の現存する城に行ったり、Signal Hillをハイキングしたり、ボルダリングができる施設に遊びに行ったり、Ice Festivalにホストファミリーと行ったり、大学の友人と人生初のカーリングやルージュに挑戦したりもしました。また、6月は私の誕生日だったので、ホストファミリーが祝ってくれました。プレゼントもとても嬉しかったですが、ホストファミリーがくれたバースデーカードが何よりも嬉しかったです。ニュージーランドでは誕生日にバースデーカードを贈る文化があり、私はその文化にとても魅力を感じています。おかげで、今回の休みも楽しく過ごすことができました。
　また、今月は海外で病院に行くという経験もしました。夜に足全体に強いかゆみを感じ、朝起きると青くアザになっていることが数日続いたので、病院に行きました。その時もホストマザーがその場にいなければ、スムーズに診察を終えられなかったと思います。病院の先生から出てくる単語は、日常で出てくる単語に比べてとても難しかったですし、私の英語力はまだまだだと実感しました。病院に行った経験は、私の英語の勉強を今以上に頑張る必要があると改めて感じる機会になりました。
　今月はさまざまな経験から気づくことがたくさんありました。来月には留学5ヶ月目に入りますが、新しいクラスでも気を抜かず、英語力だけでなく、自分自身の成長につなげていけるよう、1日1日大切にして過ごしていきます。