初学者向けに、漫画も使って生物文化多様性をわかりやすく紹介しています
2月6日、講談社から『はじめて学ぶ生物文化多様性』(編著:敷田麻実・湯本貴和・森重昌之、漫画:ドウノヨシノブ、A5判223ページ)を出版しました。
生物文化多様性はあまり聞き慣れない用語かもしれませんが、生物を含む多様な自然環境とその恩恵を受けて培ってきた人びとのさまざまな文化の相互作用をいいます。産業革命以降の生産量の拡大や過剰な資源利用によって、生態系の荒廃や生物多様性の低下が懸念される一方、グローバリゼーションによって地域文化の多様性も失われつつあります。本書では、生物文化多様性の基本的な考え方を説明するとともに、生物多様性と文化多様性の両方をどのように実現していくかについて、都市や農村、自然保護地域、観光など、さまざまな分野から議論しています。特に初学者向けということで、各章の最初に漫画で内容をわかりやすく紹介しており、読みやすさにも配慮しています。
本書の中で、森重は編集を担当するとともに、第8章「観光・交流と生物文化多様性」を執筆し、観光が生物文化多様性にどのように貢献できるか、また生物文化多様性を活かすことが観光にとってどのように有用であるかについて触れています。
本書は全国の書店、インターネットなどで手に入れることができます。(森重昌之)
生物文化多様性はあまり聞き慣れない用語かもしれませんが、生物を含む多様な自然環境とその恩恵を受けて培ってきた人びとのさまざまな文化の相互作用をいいます。産業革命以降の生産量の拡大や過剰な資源利用によって、生態系の荒廃や生物多様性の低下が懸念される一方、グローバリゼーションによって地域文化の多様性も失われつつあります。本書では、生物文化多様性の基本的な考え方を説明するとともに、生物多様性と文化多様性の両方をどのように実現していくかについて、都市や農村、自然保護地域、観光など、さまざまな分野から議論しています。特に初学者向けということで、各章の最初に漫画で内容をわかりやすく紹介しており、読みやすさにも配慮しています。
本書の中で、森重は編集を担当するとともに、第8章「観光・交流と生物文化多様性」を執筆し、観光が生物文化多様性にどのように貢献できるか、また生物文化多様性を活かすことが観光にとってどのように有用であるかについて触れています。
本書は全国の書店、インターネットなどで手に入れることができます。(森重昌之)