森重ゼミ2年生が初めて現地調査を行いました
今年はコロナ禍でなかなかフィールドワークができない状況が続いていましたが、11月22日(日)に森重ゼミ2年生12名が初めて現地調査を行いました。三連休ということもあり、行楽地である程度の人出が見込まれるなか、新型コロナウィルス感染症の拡大防止に向けて観光客や事業者がどのような取り組みを行っているのか、実際に現地で調べることが今回の調査の目的でした。
ゼミ生が選んだ調査対象地は京都で、南禅寺、清水寺、東福寺を訪れました。いずれも予想以上の人出で、日本人観光客であふれていました。また、移動中のバスも非常に混雑しており、バスに乗れないこともありました。観光客はほぼすべての人びとがマスクを着用していましたが、人ごみの中で記念写真を撮影する時にはマスクを外していました。一方、バスは窓を開けて走行していたほか、多くの飲食店や土産物店では手指消毒液が設置されていました。
初めてのフィールドワークということもあり、慣れないこともありましたが、紅葉を楽しんだり、ゼミ生同士の仲を深めたりしながら、フィールドワークを楽しんでいる様子でした。以下で、参加したゼミ生のレポートを掲載します。(森重昌之)
ゼミ生が選んだ調査対象地は京都で、南禅寺、清水寺、東福寺を訪れました。いずれも予想以上の人出で、日本人観光客であふれていました。また、移動中のバスも非常に混雑しており、バスに乗れないこともありました。観光客はほぼすべての人びとがマスクを着用していましたが、人ごみの中で記念写真を撮影する時にはマスクを外していました。一方、バスは窓を開けて走行していたほか、多くの飲食店や土産物店では手指消毒液が設置されていました。
初めてのフィールドワークということもあり、慣れないこともありましたが、紅葉を楽しんだり、ゼミ生同士の仲を深めたりしながら、フィールドワークを楽しんでいる様子でした。以下で、参加したゼミ生のレポートを掲載します。(森重昌之)
当日のフィールドワークの様子
参加したゼミ生の報告
紅葉と京都
国際観光学部2年 上林美凪
私たちは、11月22日にフィールドワークのために京都市内へ行きました。新型コロナウィルスが猛威を振るう中でしたが、紅葉の見頃ということもあり、京都市内は大勢の人で賑わってました。さらに三連休ということもあり、GO TOトラベルを利用して日本中から観光客が訪れているように見えました。今回の移動では、京都の人びとの足とも言える市バスを利用しましたが、バスを利用して観光地に向かうといった人も多く見られました。
最初に訪れた南禅寺は歴史的にも価値のある三門を中心に、広い境内には琵琶湖疏水の水路閣の写真スポットもあり、カメラを抱えた観光客が大勢見られました。しかし、道路が狭く、駐車場も限られているため、乗用車、タクシー、自転車が混雑した状態にありました。加えて、徒歩で来る観光者が合わさり大変混雑した状況にあったため、ゆっくりと滞在することは難しいと感じました。このように新型コロナウィルスが蔓延する中でも、感染予防を行いながら旅行すれば良いという考え方をされています。しかし、移動にバスや電車を利用し、あちこち触れる機会もあるため、旅行は常にウイルスと隣り合わせにあることも考えられます。
2つ目に訪れた清水寺付近にある二年坂・三年坂、高台寺付近では、昼食時ということもあり大勢の人が往来していました。清水寺からは紅葉した山々と京都の町を見下ろすことができました。清水の舞台は一部が修復作業の途中でしたが、観光客にとってはあまり関係のないことのように思えました。清水の舞台の奥から下っていくと、音羽の滝や三重塔を見上げることもでき、時間をかけて巡ることができました。紅葉の季節には落ち葉が落ちて散乱していることもありますが、南禅寺、清水寺の後に行く東福寺も含め、落ち葉が散乱している場所は少ないように感じました。これは、清掃による管理が行き届いているからだと思います。枯れた落ち葉を見るのではなく、枝に残る葉を見て冬の訪れを感じるのも趣があり、秋の季節にしか見えないことでもあります。
次に東福寺へ訪れ、境内には出店も出ており、イベントが開催されていました。時間は遅かったものの、大勢の人が紅葉や建物を見物していました。有名な通天橋庭園を拝観した際、紅葉の木の下は赤い絨毯のように赤く染まっていました。続く通天橋から見下ろすと、紅葉に染まった景色が一望できました。東福寺でも大変人が混雑していましたが、境内は広いため、じっくりと回ることができ、写真も多く撮ることができ良い調査になりました。
コロナの影響のため訪日外国人はいないものの、京都は十分観光客を取り戻していることがわかりました。また、紅葉が人びとの生活の風物詩であることは変わりなく、観光業においても重要な資源であることがわかりました。今後の情勢に沿って観光業の現状を確認し、掘り下げていきたいです。
最初に訪れた南禅寺は歴史的にも価値のある三門を中心に、広い境内には琵琶湖疏水の水路閣の写真スポットもあり、カメラを抱えた観光客が大勢見られました。しかし、道路が狭く、駐車場も限られているため、乗用車、タクシー、自転車が混雑した状態にありました。加えて、徒歩で来る観光者が合わさり大変混雑した状況にあったため、ゆっくりと滞在することは難しいと感じました。このように新型コロナウィルスが蔓延する中でも、感染予防を行いながら旅行すれば良いという考え方をされています。しかし、移動にバスや電車を利用し、あちこち触れる機会もあるため、旅行は常にウイルスと隣り合わせにあることも考えられます。
2つ目に訪れた清水寺付近にある二年坂・三年坂、高台寺付近では、昼食時ということもあり大勢の人が往来していました。清水寺からは紅葉した山々と京都の町を見下ろすことができました。清水の舞台は一部が修復作業の途中でしたが、観光客にとってはあまり関係のないことのように思えました。清水の舞台の奥から下っていくと、音羽の滝や三重塔を見上げることもでき、時間をかけて巡ることができました。紅葉の季節には落ち葉が落ちて散乱していることもありますが、南禅寺、清水寺の後に行く東福寺も含め、落ち葉が散乱している場所は少ないように感じました。これは、清掃による管理が行き届いているからだと思います。枯れた落ち葉を見るのではなく、枝に残る葉を見て冬の訪れを感じるのも趣があり、秋の季節にしか見えないことでもあります。
次に東福寺へ訪れ、境内には出店も出ており、イベントが開催されていました。時間は遅かったものの、大勢の人が紅葉や建物を見物していました。有名な通天橋庭園を拝観した際、紅葉の木の下は赤い絨毯のように赤く染まっていました。続く通天橋から見下ろすと、紅葉に染まった景色が一望できました。東福寺でも大変人が混雑していましたが、境内は広いため、じっくりと回ることができ、写真も多く撮ることができ良い調査になりました。
コロナの影響のため訪日外国人はいないものの、京都は十分観光客を取り戻していることがわかりました。また、紅葉が人びとの生活の風物詩であることは変わりなく、観光業においても重要な資源であることがわかりました。今後の情勢に沿って観光業の現状を確認し、掘り下げていきたいです。
Go Toトラベル事業による観光客の動き
国際観光学部2年 尾﨑友紀
11月22日、私たちは京都へ行き、観光客の動きや観光地の様子などを観察しました。
南禅寺での観光客の様子は、人とある程度距離を取りながら、紅葉や「三門」の素晴らしさに触れていたように感じます。また、レンガ造りでいわゆる“インスタ映え”するスポットでは、マスクを外し、大勢の人数で写真撮影をしている若者が多かったです。着物を着用している観光客も多く、若者は写真撮影、年配の方は五感で楽しむという印象でした。また、南禅寺に行くまでの道のりに湯豆腐の店があり、この時期でも一定のお客さまが待っていましたが、各自しっかりと間隔を空けて座っていました。
清水寺での観光客の様子は、新型コロナウィルス拡大前と大きく変わらない人の多さでした。変化しているのは、観光客が訪日外国人から日本人になっていたことです。清水坂は人が多く、思ったように進めなかったです。このフィールドワークより少し前の11月9日にも清水寺へ行きましたが、ここまでの人出ではなく、ゆっくりと過ごせていました。この観光客の増加には、三連休ということとGo Toトラベルの普及が深くかかわっていると考えます。また、清水寺へ向かう途中の「ねねの道」に、私たちが触れてもいい「東山路傍の触れ仏」が点在しており、仏に触れることによって心身ともに穏やかにするものがあります。不特定多数が触れるにもかかわらず、消毒液の設置や「触れないでください」などの案内もなく、多くの観光客が触れていました。たくさんの観光客が訪れる京都において、小さなところにまで気を使ってほしいと思いました。
東福寺での観光客の様子は、他の2つに比べると、落ち着いていました。夕方だったので人が少なかったのかもしれませんが、お茶処などでもグループごとに自然に距離をとって談話していました。
どの観光地の土産物店でも、試食や試飲を行っているところは少なく、店内に入れる人数を制限しているところもありました。試食などを行っている店では、カウンターに案内してから、一つ一つ要望のものを皿に出していくというもので、店員との接触はもちろん、不特定多数との接触も避けることができる素晴らしい案であると感じました。また、移動手段として電車とバスを用いましたが、どちらも大声で話す人もなく、換気もしっかりとされていました。
新規感染者が増加している中、観光と新型コロナウィルスの共存はあり得るのでしょうか。感染予防対策をしっかりととっていただき、その上で観光客一人一人の意識が重要になってくると考えます。
南禅寺での観光客の様子は、人とある程度距離を取りながら、紅葉や「三門」の素晴らしさに触れていたように感じます。また、レンガ造りでいわゆる“インスタ映え”するスポットでは、マスクを外し、大勢の人数で写真撮影をしている若者が多かったです。着物を着用している観光客も多く、若者は写真撮影、年配の方は五感で楽しむという印象でした。また、南禅寺に行くまでの道のりに湯豆腐の店があり、この時期でも一定のお客さまが待っていましたが、各自しっかりと間隔を空けて座っていました。
清水寺での観光客の様子は、新型コロナウィルス拡大前と大きく変わらない人の多さでした。変化しているのは、観光客が訪日外国人から日本人になっていたことです。清水坂は人が多く、思ったように進めなかったです。このフィールドワークより少し前の11月9日にも清水寺へ行きましたが、ここまでの人出ではなく、ゆっくりと過ごせていました。この観光客の増加には、三連休ということとGo Toトラベルの普及が深くかかわっていると考えます。また、清水寺へ向かう途中の「ねねの道」に、私たちが触れてもいい「東山路傍の触れ仏」が点在しており、仏に触れることによって心身ともに穏やかにするものがあります。不特定多数が触れるにもかかわらず、消毒液の設置や「触れないでください」などの案内もなく、多くの観光客が触れていました。たくさんの観光客が訪れる京都において、小さなところにまで気を使ってほしいと思いました。
東福寺での観光客の様子は、他の2つに比べると、落ち着いていました。夕方だったので人が少なかったのかもしれませんが、お茶処などでもグループごとに自然に距離をとって談話していました。
どの観光地の土産物店でも、試食や試飲を行っているところは少なく、店内に入れる人数を制限しているところもありました。試食などを行っている店では、カウンターに案内してから、一つ一つ要望のものを皿に出していくというもので、店員との接触はもちろん、不特定多数との接触も避けることができる素晴らしい案であると感じました。また、移動手段として電車とバスを用いましたが、どちらも大声で話す人もなく、換気もしっかりとされていました。
新規感染者が増加している中、観光と新型コロナウィルスの共存はあり得るのでしょうか。感染予防対策をしっかりととっていただき、その上で観光客一人一人の意識が重要になってくると考えます。
コロナ禍での観光客の変化
国際観光学部2年 吉川栞
11月22日に森重ゼミのフィールドワークで京都に訪れました。南禅寺、清水寺、東福寺をバスで巡り、この季節ならではの紅葉を見てきました。京都は歴史を感じる街並みや寺社が多数あり、季節を選ばず、1年中、四季それぞれの風情を楽しむことができる観光地として有名です。
京都の街を散策している時に、舞妓さんに遭遇したり、街並みが古風だったり、着物を着た男女が多くとてもうらやましかったです。昼食はマグロ料理店に行き、私はサーモンアボカド丼を食べました。もちろん大盛りです。その後に団子が食べたくなって店を探していましたが、見つからなかったので、ソフトクリームを食べました。その後、抹茶のシュークリームも食べることができ、京都の味を堪能できました。
その後、清水寺を訪れましたが、紅葉がとてもきれいで感動しました。しかし、数日前にスマートフォンを壊してしまったので、自分のスマートフォンで写真を撮ることができず、残念でした。次に東福寺に移動しました。東福寺では、最初に紅葉や寺など京都らしい風情を堪能していましたが、寺も3つ目で、おなかも空いてきたので、途中団子を食べに行きました。団子屋へはウェブサイトで検索し、写真も見て行ったのですが、店に到着すると、想像と少し違うものでした。抹茶の団子とみたらし団子を2本ずつ食べました。食べてみると、意外においしかったです。団子屋の店員とも話しができ、仲良くなれました。京都の人柄の良さを感じるとともに、京都の良さを実感できました。また、移動中のバスは観光客で混雑していましたが、バスの運行本数が多いほか、バス停におじさんがいて誘導してくださるなど、バスの交通は快適でした。
今回の調査を通して、観光客数は以前より減少していると感じましたが、街を歩く時に人で混雑していたため、大幅に減っているとは感じませんでした。一方で、外国人観光客はとても少なく感じました。中国人観光客はときどき見かけましたが、欧米系の観光客はほとんど見られませんでした。コロナ禍の影響を感じました。
新型コロナウィルス感染予防のため、飲食店や土産屋店など、ほとんどの店で検温や消毒などの対策が取られていました。こういった点からも、国内観光客は安心して京都を訪れることができるのだろうと考えました。以前のように、マスクを着けず、気兼ねなく現地の人や仲間とコミュニケーションをとりながら、楽しく旅行できる日が戻ってきてほしいです。
京都の街を散策している時に、舞妓さんに遭遇したり、街並みが古風だったり、着物を着た男女が多くとてもうらやましかったです。昼食はマグロ料理店に行き、私はサーモンアボカド丼を食べました。もちろん大盛りです。その後に団子が食べたくなって店を探していましたが、見つからなかったので、ソフトクリームを食べました。その後、抹茶のシュークリームも食べることができ、京都の味を堪能できました。
その後、清水寺を訪れましたが、紅葉がとてもきれいで感動しました。しかし、数日前にスマートフォンを壊してしまったので、自分のスマートフォンで写真を撮ることができず、残念でした。次に東福寺に移動しました。東福寺では、最初に紅葉や寺など京都らしい風情を堪能していましたが、寺も3つ目で、おなかも空いてきたので、途中団子を食べに行きました。団子屋へはウェブサイトで検索し、写真も見て行ったのですが、店に到着すると、想像と少し違うものでした。抹茶の団子とみたらし団子を2本ずつ食べました。食べてみると、意外においしかったです。団子屋の店員とも話しができ、仲良くなれました。京都の人柄の良さを感じるとともに、京都の良さを実感できました。また、移動中のバスは観光客で混雑していましたが、バスの運行本数が多いほか、バス停におじさんがいて誘導してくださるなど、バスの交通は快適でした。
今回の調査を通して、観光客数は以前より減少していると感じましたが、街を歩く時に人で混雑していたため、大幅に減っているとは感じませんでした。一方で、外国人観光客はとても少なく感じました。中国人観光客はときどき見かけましたが、欧米系の観光客はほとんど見られませんでした。コロナ禍の影響を感じました。
新型コロナウィルス感染予防のため、飲食店や土産屋店など、ほとんどの店で検温や消毒などの対策が取られていました。こういった点からも、国内観光客は安心して京都を訪れることができるのだろうと考えました。以前のように、マスクを着けず、気兼ねなく現地の人や仲間とコミュニケーションをとりながら、楽しく旅行できる日が戻ってきてほしいです。
コロナ禍でのさまざまな変化
国際観光学部2年 髙堀寛子
私たちは11月22日に基礎演習のフィールドワークとして、南禅寺、清水寺、東福寺の3ヶ所で調査を行いました。この時期は紅葉が見ごろとなっている時期ですが、今年は新型コロナウィルスの感染が拡大しているということもあり、「観光地ではコロナ禍でどのような変化が見られるのか」、「観光客はどのような様子か」、「どこが見どころに感じたか」に注目しながら調査を行いました。
まずは、石川五右衛門のエピソードで知られる日本三大門の1つ「三門」がある南禅寺に訪れました。三門は迫力があり、赤やオレンジの紅葉と緑の木々もとても綺麗でした。集合写真を撮った後は、私は今まで行ったことのなかった金地院へ行きました。金地院は南禅寺の塔頭寺院の1つであり、鶴亀の庭や東照宮、方丈などがあります。その中でも、特別名勝に指定されている鶴亀の庭は、丘陵や石にも意味があり、特に見応えがありました。三門や写真スポットとなっている水路閣は人が多かったように感じましたが、金地院に訪れている人はほとんどいなかったため、ゆったりとした時間を過ごすことができました。
次に訪れた場所は、清水寺です。清水寺は本堂と境内地が国宝に指定されているほか、世界遺産にも登録されています。三重塔や正門の仁王門はかなり大きく存在感もあったため、特に印象に残っています。私は新型コロナウィルスの影響もあり、観光客は少ないと思っていたのですが、日曜日だったためか、新型コロナウィルスが拡大する前と同じくらい多くの観光客が訪れていました。その一方で、新型コロナウィルス対策として、音羽の滝では水を飲むための柄杓が置いていないなど、前回来た時とは変わっているところもありました。
最後に東福寺を訪れました。東福寺は日本最古にして最大級の伽藍を持ち、スケールの大きさが特徴です。ここでの新型コロナウィルスの対策として気付いたことは、消毒液が設置されていたり、開館時間が短縮されていたりしたことです。また、東福寺の夜間拝観は予約制になっていました。私は東福寺方丈の八相の庭に行ったのですが、北庭が特に魅力的で、苔が生み出す奥行き感や対比となっている敷石で作り出している模様、紅葉との色合いが綺麗でした。
今回訪れた3ヵ所の観光地では、新型コロナウィルスの感染拡大前とは違い、外国人観光客はほとんど見られませんでした。しかし、日本人観光客は多かったように感じます。また、それぞれの観光地では新型コロナウイィルス対策の取り組みが行われていましたが、拝観するための券を売っている場所や縁側の座れる場所などでは、観光客が多いこともあり、ソーシャルディスタンスなどは実施されておらず、以前私が訪れた時と比べても大きな変化はありませんでした。
今回のフィールドワークを通して、新型コロナウィルス対策や、新型コロナウィルス感染拡大前と感染拡大後の観光客や取り組みの変化など、多くの発見がありました。また、どこに着目してフィールドワークを行えば良いのかも学ぶことができたと思います。実際にその場所へ訪れることで、私の予想とは違うことに気づけたり、さまざまな発見があったり、実際に現地へ行って調査する大切さも感じました。今回のフィールドワークで学んだことを活かして、これからのフィールドワークにも取り組んでいきたいです。
まずは、石川五右衛門のエピソードで知られる日本三大門の1つ「三門」がある南禅寺に訪れました。三門は迫力があり、赤やオレンジの紅葉と緑の木々もとても綺麗でした。集合写真を撮った後は、私は今まで行ったことのなかった金地院へ行きました。金地院は南禅寺の塔頭寺院の1つであり、鶴亀の庭や東照宮、方丈などがあります。その中でも、特別名勝に指定されている鶴亀の庭は、丘陵や石にも意味があり、特に見応えがありました。三門や写真スポットとなっている水路閣は人が多かったように感じましたが、金地院に訪れている人はほとんどいなかったため、ゆったりとした時間を過ごすことができました。
次に訪れた場所は、清水寺です。清水寺は本堂と境内地が国宝に指定されているほか、世界遺産にも登録されています。三重塔や正門の仁王門はかなり大きく存在感もあったため、特に印象に残っています。私は新型コロナウィルスの影響もあり、観光客は少ないと思っていたのですが、日曜日だったためか、新型コロナウィルスが拡大する前と同じくらい多くの観光客が訪れていました。その一方で、新型コロナウィルス対策として、音羽の滝では水を飲むための柄杓が置いていないなど、前回来た時とは変わっているところもありました。
最後に東福寺を訪れました。東福寺は日本最古にして最大級の伽藍を持ち、スケールの大きさが特徴です。ここでの新型コロナウィルスの対策として気付いたことは、消毒液が設置されていたり、開館時間が短縮されていたりしたことです。また、東福寺の夜間拝観は予約制になっていました。私は東福寺方丈の八相の庭に行ったのですが、北庭が特に魅力的で、苔が生み出す奥行き感や対比となっている敷石で作り出している模様、紅葉との色合いが綺麗でした。
今回訪れた3ヵ所の観光地では、新型コロナウィルスの感染拡大前とは違い、外国人観光客はほとんど見られませんでした。しかし、日本人観光客は多かったように感じます。また、それぞれの観光地では新型コロナウイィルス対策の取り組みが行われていましたが、拝観するための券を売っている場所や縁側の座れる場所などでは、観光客が多いこともあり、ソーシャルディスタンスなどは実施されておらず、以前私が訪れた時と比べても大きな変化はありませんでした。
今回のフィールドワークを通して、新型コロナウィルス対策や、新型コロナウィルス感染拡大前と感染拡大後の観光客や取り組みの変化など、多くの発見がありました。また、どこに着目してフィールドワークを行えば良いのかも学ぶことができたと思います。実際にその場所へ訪れることで、私の予想とは違うことに気づけたり、さまざまな発見があったり、実際に現地へ行って調査する大切さも感じました。今回のフィールドワークで学んだことを活かして、これからのフィールドワークにも取り組んでいきたいです。
コロナ禍での日本人と外国人の観光客の割合
国際観光学部2年 林大稀
私は今回、基礎演習のフィールドワークで、京都にある南禅寺、清水寺、東福寺に向かいました。京都は紅葉シーズンで観光客が多く、この3つの寺も紅葉の名所として知られています。当日の観光客の様子はほとんどがマスクを着用しており、飲食店だけでなく、土産物店でもほとんどのところでアルコール消毒が設置されており、新型コロナウィルス対策は観光を進める上でもはや欠かすことができないものになっているようでした。
そのような中で、私が注目したことは日本人観光客と訪日外国人観光客の割合です。新型コロナウィルス感染症が拡大するより前に、私は京都に出かけたことがあります。また、コロナ禍になって以降、今回のフィールドワークも含めて2回訪れました。そして私が感じたことは、観光客が訪日外国人観光客よりも日本人観光客が多くなったということです。というのも、コロナ禍よりも前は、観光客数が今よりも圧倒的に多いことはもちろんのことですが、訪日外国人観光客数が日本人観光客数よりも多いと感じ、また観光庁の出している観光入込客数の数値からも多いということがわかりました。しかし、今回のフィールドワークで京都の観光客を見ていたところ、外国人観光客がまったくいないというわけではなかったですが、それでも外国人観光客よりも日本人観光客の方が圧倒的に多かったです。
また、場所によっても偏りがあるということにも気づきました。今回のフィールドワークでは、南禅寺、清水寺、東福寺の順番で調査に行きましたが、最初の南禅寺には外国人観光客が少し見受けられました。南禅寺は石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな」という言葉を残したことで知られており、京都の観光地としても有名なところです。次に清水寺を訪れましたが、外国人観光客は南禅寺に比べて多くなっているように見て取れました。清水寺は京都の観光地の中で1番人気なのではないかと思います。最後に訪れたのは東福寺で、3つの寺の中で一番外国人観光客が少ないと感じました。東福寺は世間では人気のある観光地かもしれませんが、少なくとも私のゼミのメンバーは行ったことがない人がほとんどでした。
これらの結果から、コロナ禍での観光地では、外国人観光客数が私の体感としてもかなり少なくなっていることがわかりました。また、少なくなった外国人観光客は観光地として有名な場所に多く集まっているといことを、今回のフィールドワークで発見できました。
そのような中で、私が注目したことは日本人観光客と訪日外国人観光客の割合です。新型コロナウィルス感染症が拡大するより前に、私は京都に出かけたことがあります。また、コロナ禍になって以降、今回のフィールドワークも含めて2回訪れました。そして私が感じたことは、観光客が訪日外国人観光客よりも日本人観光客が多くなったということです。というのも、コロナ禍よりも前は、観光客数が今よりも圧倒的に多いことはもちろんのことですが、訪日外国人観光客数が日本人観光客数よりも多いと感じ、また観光庁の出している観光入込客数の数値からも多いということがわかりました。しかし、今回のフィールドワークで京都の観光客を見ていたところ、外国人観光客がまったくいないというわけではなかったですが、それでも外国人観光客よりも日本人観光客の方が圧倒的に多かったです。
また、場所によっても偏りがあるということにも気づきました。今回のフィールドワークでは、南禅寺、清水寺、東福寺の順番で調査に行きましたが、最初の南禅寺には外国人観光客が少し見受けられました。南禅寺は石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな」という言葉を残したことで知られており、京都の観光地としても有名なところです。次に清水寺を訪れましたが、外国人観光客は南禅寺に比べて多くなっているように見て取れました。清水寺は京都の観光地の中で1番人気なのではないかと思います。最後に訪れたのは東福寺で、3つの寺の中で一番外国人観光客が少ないと感じました。東福寺は世間では人気のある観光地かもしれませんが、少なくとも私のゼミのメンバーは行ったことがない人がほとんどでした。
これらの結果から、コロナ禍での観光地では、外国人観光客数が私の体感としてもかなり少なくなっていることがわかりました。また、少なくなった外国人観光客は観光地として有名な場所に多く集まっているといことを、今回のフィールドワークで発見できました。
コロナ禍で変化している観光客の様子
国際観光学部2年 松若彩
11月22日(日)、3年生から行うフィールドワークに向けた練習として、京都の南禅寺、清水寺、東福寺で現地調査を行いました。
最初に訪れた南禅寺は1291年に創建され、日本三大門の1つである「三門」があり、琵琶湖疎水の水路閣が最近では「インスタ映え」で有名になっています。紅葉シーズンということもあり、観光客であふれていました。手軽に持ち運びができるスマートフォンで写真を撮る観光客も多くいましたが、他の場所と比較して、本格的なカメラを持った観光客が多くいました。どこからどのように撮るのが一番きれいに映るか、それぞれ工夫している姿が見られました。観光客は着物を着たカップルや夫婦も多くいました。写真を撮る時にはマスクを外していて、人でいっぱいだったため、飛沫感染する可能性があるのではないかと感じました。
次に訪れた清水寺は778年に創建され、本堂と境内は国宝に指定されており、世界遺産にも登録されています。修学旅行で行く定番の場所でもあり、私たちが行った日も小学生の団体を見かけました。今年7月にも友人と清水寺を訪れましたが、その時よりも圧倒的に観光客の数が増えていました。コロナ対策として消毒液などが設置されていましたが、観光客に対して数が十分ではなく、完全な感染予防対策とは言えないと感じました。また、普段は長蛇の列の順番待ちができる音羽の滝も、感染予防対策として柄杓を使えないようにして、見るだけとなっていました。境内の中には線香の香りが広がっていて、気持ちが落ち着き、リラックス効果を感じました。
最後に訪れた東福寺は1236年に創建され、日本最古にして最大級の伽藍を持っていて、そのスケールの大きさが特徴になっています。京都には他県と比べて寺が多く建てられていて、南禅寺、清水寺、東福寺はその中でも有名で人気があります。そのため、私たちと同じように1日をかけてこの3つの寺をめぐる観光客はたくさんいるのではないかと考えました。3つの寺をめぐるにはバス停や最寄りの駅から歩かなくてはいけません。東福寺には、よく歩いて疲れがたまり、ひと休みしたいなと思った時に、抹茶や善哉など、歩き疲れた体にうれしい屋台が並んでいました。
この3つの寺のいずれにも言えることは、「密」だと感じたことです。三連休のせいか観光客がとても多く、ソーシャルディスタンスを取ることのできる状態ではありませんでした。また、自動車と歩行者の距離も近く、もう少し道路整備が必要だと感じる場面も多くありました。
最初に訪れた南禅寺は1291年に創建され、日本三大門の1つである「三門」があり、琵琶湖疎水の水路閣が最近では「インスタ映え」で有名になっています。紅葉シーズンということもあり、観光客であふれていました。手軽に持ち運びができるスマートフォンで写真を撮る観光客も多くいましたが、他の場所と比較して、本格的なカメラを持った観光客が多くいました。どこからどのように撮るのが一番きれいに映るか、それぞれ工夫している姿が見られました。観光客は着物を着たカップルや夫婦も多くいました。写真を撮る時にはマスクを外していて、人でいっぱいだったため、飛沫感染する可能性があるのではないかと感じました。
次に訪れた清水寺は778年に創建され、本堂と境内は国宝に指定されており、世界遺産にも登録されています。修学旅行で行く定番の場所でもあり、私たちが行った日も小学生の団体を見かけました。今年7月にも友人と清水寺を訪れましたが、その時よりも圧倒的に観光客の数が増えていました。コロナ対策として消毒液などが設置されていましたが、観光客に対して数が十分ではなく、完全な感染予防対策とは言えないと感じました。また、普段は長蛇の列の順番待ちができる音羽の滝も、感染予防対策として柄杓を使えないようにして、見るだけとなっていました。境内の中には線香の香りが広がっていて、気持ちが落ち着き、リラックス効果を感じました。
最後に訪れた東福寺は1236年に創建され、日本最古にして最大級の伽藍を持っていて、そのスケールの大きさが特徴になっています。京都には他県と比べて寺が多く建てられていて、南禅寺、清水寺、東福寺はその中でも有名で人気があります。そのため、私たちと同じように1日をかけてこの3つの寺をめぐる観光客はたくさんいるのではないかと考えました。3つの寺をめぐるにはバス停や最寄りの駅から歩かなくてはいけません。東福寺には、よく歩いて疲れがたまり、ひと休みしたいなと思った時に、抹茶や善哉など、歩き疲れた体にうれしい屋台が並んでいました。
この3つの寺のいずれにも言えることは、「密」だと感じたことです。三連休のせいか観光客がとても多く、ソーシャルディスタンスを取ることのできる状態ではありませんでした。また、自動車と歩行者の距離も近く、もう少し道路整備が必要だと感じる場面も多くありました。
コロナ禍で京都を知る
国際観光学部2年 吉野光二
11月22日に基礎演習のゼミ活動のフィールドワークで、京都の南禅寺と清水寺、東福寺を調査しました。京都は1年を通して楽しめますが、秋は京都の良さが最も出る季節といえます。
まず南禅寺では、三連休ということもあり、観光客がとても多かったです。また、ちょうど紅葉のシーズンということもあり、とくに観光客が多かったです。新型コロナウィルスが流行していますが、屋外でしたので、密室のような印象ではなかったです。また、ゴミ箱があまり置いていない印象でした。ポイ捨てをしている人は少ない様子でしたが、もっとゴミ箱を設置した方が良いと感じました。ただ、私は移動中、駅の線路に財布を落としてしまったので遅刻してしまい、南禅寺ではあまり調査できませんでした。
次に訪れた清水寺は、一番観光客が多かったです。清水寺自体は工事中で、あまりきれいではありませんでしたが、三連休と紅葉シーズン、GO TOトラベルの影響もあって、多くの人であふれかえっていました。観光客は新型コロナウィルスが流行する前の普通の週末よりも多い印象で、京都の観光業界はとても活性化しているように感じました。清水寺に行くまでの道にある飲食店はどこも行列ができていて、着物をレンタルしている人もたくさんいて、たくさんお金を落としているようでした。清水寺に行くまでの道にある飲食店はどこも観光客が並んでいて、着物をレンタルしてる観光客もたくさんいて、地域にお金を落としていると感じました。私たちは清水寺の周辺でマグロとろろ丼を食べ、食後のデザートに抹茶のシュークリームを食べました。
次に、東福寺でも同じように紅葉がきれいでしたが、他の寺に比べると、観光客はそれほど多くありませんでした。屋台などがあって、ゴミ箱も多く見かけました。また、移動手段は主にバスを使いました。私たちは大勢で移動したので迷惑をかけたと思いますが、京都の人びとは快く、文句の一つもありませんでした。また、600円でバスが1日乗り放題のチケットも販売されていて、みんなが利用している様子を見て、とても使い勝手が良さそうでした。
今回のフィールドワークで、実際に現地に足を運ぶことの大切さに気づきました。紅葉や寺など、写真で見ることもできますが、生で見るととてもきれいで、圧倒され、感動を覚えました。新型コロナウィルスで騒がれていますが、マスクを着用したり、ソーシャルディスタンスを保ったり、アルコール消毒をしっかりしていれば、観光は良いことだと思いました。ただ、人込みはしんどかったです。
まず南禅寺では、三連休ということもあり、観光客がとても多かったです。また、ちょうど紅葉のシーズンということもあり、とくに観光客が多かったです。新型コロナウィルスが流行していますが、屋外でしたので、密室のような印象ではなかったです。また、ゴミ箱があまり置いていない印象でした。ポイ捨てをしている人は少ない様子でしたが、もっとゴミ箱を設置した方が良いと感じました。ただ、私は移動中、駅の線路に財布を落としてしまったので遅刻してしまい、南禅寺ではあまり調査できませんでした。
次に訪れた清水寺は、一番観光客が多かったです。清水寺自体は工事中で、あまりきれいではありませんでしたが、三連休と紅葉シーズン、GO TOトラベルの影響もあって、多くの人であふれかえっていました。観光客は新型コロナウィルスが流行する前の普通の週末よりも多い印象で、京都の観光業界はとても活性化しているように感じました。清水寺に行くまでの道にある飲食店はどこも行列ができていて、着物をレンタルしている人もたくさんいて、たくさんお金を落としているようでした。清水寺に行くまでの道にある飲食店はどこも観光客が並んでいて、着物をレンタルしてる観光客もたくさんいて、地域にお金を落としていると感じました。私たちは清水寺の周辺でマグロとろろ丼を食べ、食後のデザートに抹茶のシュークリームを食べました。
次に、東福寺でも同じように紅葉がきれいでしたが、他の寺に比べると、観光客はそれほど多くありませんでした。屋台などがあって、ゴミ箱も多く見かけました。また、移動手段は主にバスを使いました。私たちは大勢で移動したので迷惑をかけたと思いますが、京都の人びとは快く、文句の一つもありませんでした。また、600円でバスが1日乗り放題のチケットも販売されていて、みんなが利用している様子を見て、とても使い勝手が良さそうでした。
今回のフィールドワークで、実際に現地に足を運ぶことの大切さに気づきました。紅葉や寺など、写真で見ることもできますが、生で見るととてもきれいで、圧倒され、感動を覚えました。新型コロナウィルスで騒がれていますが、マスクを着用したり、ソーシャルディスタンスを保ったり、アルコール消毒をしっかりしていれば、観光は良いことだと思いました。ただ、人込みはしんどかったです。