「お福分けめぐり」マップの作成に向けた調査を行いました(1)
淡路ハイウェイオアシスやパルシェなどで、さまざまな体験をしました
森重ゼミでは、昨年度から兵庫県淡路島の観光まちづくりについて、検討を重ねてきました。今年3月15日(土)に淡路おみなの会の皆さまに向けて成果発表を行いましたが、その際に報告させていただいた提案のうち、「お福分けめぐり」を実現するため、「お福分けめぐりマップ」を作成することにしました。そこで、5月31日(土)、6月1日(日)の2日間、対象となる地域資源の調査を行いました。今回は調査対象が多いため、1日目はゼミ生を2つのグループに分け、フィールドワークを実施しました。
そこで、フィールドワークの様子を3回に分けてお伝えします。今回は1日目に淡路ハイウェイオアシス、本福寺、北淡震災記念公園、パルシェ香りの館・香りの湯などを周ったグループの報告です。(森重昌之)
そこで、フィールドワークの様子を3回に分けてお伝えします。今回は1日目に淡路ハイウェイオアシス、本福寺、北淡震災記念公園、パルシェ香りの館・香りの湯などを周ったグループの報告です。(森重昌之)
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参加したゼミ生の報告
淡路ハイウェイオアシスの課題
国際観光学部4年 野中武
今回淡路島に行き、淡路島ハイウェイオアシスを調査してきました。
ハイウェイオアシスは淡路インターチェンジの近くにあり、花と緑を感じつつ、大人から子どもまで楽しむことのできるランドパークとなっています。中にはレストランやお土産屋もあり、一日中遊ぶことができ、お土産もしっかり買って帰ることができます。中に入ると、どこまでも続く散歩道があり、そこを抜けると大きなトランポリンや大きな滑り台がありました。さらに少し進むと、子どもたちが暑い中でも遊べるような水遊び場がありました。その場所は家族連れで賑わっており、遠方より来た方からご近所の方まで、さまざまな方々がいるように見受けられました。
家族で来て時間を過ごす方や1人で来てのんびり過ごす方など、さまざまな方々がいる中で、3つの問題点を見つけました。1つ目は、それぞれのエリアまでの距離が遠いということです。エントランスから家族で遊ぶことのできるスペースまで、2〜4kmほどありました。自動車で移動することもできるのですが、観光バスで来られているような方々の場合、しんどくてたどり着くことができません。園内を走る送迎車のようなものがあったのですが、それに乗るためのしくみなどを書いた案内板などが見当たらず、送迎車に乗る方法がわかりませんでした。そこで、私たちは送迎車に乗らず、歩いていくことにしましたが、とても楽な道のりではありませんでした。送迎車の案内の徹底や送迎車からも声をかけるといったようなしくみが必要ではないかと感じました。
次に、園内にはハチにたくさん飛んでいて、大変危険に感じました。歩いている途中に何度もハチに遭遇したのですが、安全とは言い切れない状況でした。確かに、自然を感じることができると言ってしまえばそれまでですが、子ども連れの方もいらっしゃることを考えると、園内の歩道を歩く際には虫よけスプレーの使用、もしくは購入を促すようにすべきだと見受けられました。
最後に、鳥の鳴き声が完全にスピーカーで流しているとわかってしまうことです。鳥の鳴き声が一定の間隔で聞こえてきます。また、あまりバリエーションもないので、完全に機械で流しているものだとわかってしまいます。自然ということを売りにしているのであれば、鳥の鳴き声も生の声とまでいかずとも、バリエーションやパターンを増やすことによって、より自然なものに近づけてはどうかと感じました。
私たちがフィールドワークに行き感じたことは、乗り物の案内・虫による危険性・スピーカーから流れる鳥の声の3つでした。しかし、まだまだ改善点はあると思いますので、ハイウェイオアシスをより良いものにしてほしいと思います。
ハイウェイオアシスは淡路インターチェンジの近くにあり、花と緑を感じつつ、大人から子どもまで楽しむことのできるランドパークとなっています。中にはレストランやお土産屋もあり、一日中遊ぶことができ、お土産もしっかり買って帰ることができます。中に入ると、どこまでも続く散歩道があり、そこを抜けると大きなトランポリンや大きな滑り台がありました。さらに少し進むと、子どもたちが暑い中でも遊べるような水遊び場がありました。その場所は家族連れで賑わっており、遠方より来た方からご近所の方まで、さまざまな方々がいるように見受けられました。
家族で来て時間を過ごす方や1人で来てのんびり過ごす方など、さまざまな方々がいる中で、3つの問題点を見つけました。1つ目は、それぞれのエリアまでの距離が遠いということです。エントランスから家族で遊ぶことのできるスペースまで、2〜4kmほどありました。自動車で移動することもできるのですが、観光バスで来られているような方々の場合、しんどくてたどり着くことができません。園内を走る送迎車のようなものがあったのですが、それに乗るためのしくみなどを書いた案内板などが見当たらず、送迎車に乗る方法がわかりませんでした。そこで、私たちは送迎車に乗らず、歩いていくことにしましたが、とても楽な道のりではありませんでした。送迎車の案内の徹底や送迎車からも声をかけるといったようなしくみが必要ではないかと感じました。
次に、園内にはハチにたくさん飛んでいて、大変危険に感じました。歩いている途中に何度もハチに遭遇したのですが、安全とは言い切れない状況でした。確かに、自然を感じることができると言ってしまえばそれまでですが、子ども連れの方もいらっしゃることを考えると、園内の歩道を歩く際には虫よけスプレーの使用、もしくは購入を促すようにすべきだと見受けられました。
最後に、鳥の鳴き声が完全にスピーカーで流しているとわかってしまうことです。鳥の鳴き声が一定の間隔で聞こえてきます。また、あまりバリエーションもないので、完全に機械で流しているものだとわかってしまいます。自然ということを売りにしているのであれば、鳥の鳴き声も生の声とまでいかずとも、バリエーションやパターンを増やすことによって、より自然なものに近づけてはどうかと感じました。
私たちがフィールドワークに行き感じたことは、乗り物の案内・虫による危険性・スピーカーから流れる鳥の声の3つでした。しかし、まだまだ改善点はあると思いますので、ハイウェイオアシスをより良いものにしてほしいと思います。
現代と歴史が融合する本福寺
国際観光学部4年 住谷祐佳
5月31日〜6月1日に、4回目になる淡路島へのフィールドワークを行いました。今回は前回の発表で提案した「お福分けめぐり」の実現に向けたマップを作成するために、2グループに分かれて資源調査を行いました。私たちは1日目にハイウェイオアシス、北淡震災記念館、本福寺、パルシェをまわりました。2日目はゼミメンバー全員で瓦づくり体験をして、淡路おみなの会の投石さんに沼島を案内していただきました。その中でも、私は印象に残った本福寺について記述します。
本福寺は、平安時代後期につくられた寺院で、本尊の薬師如来像は淡路市の重要文化財に指定されています。「水御堂」と呼ばれる本堂は、1991年に建築家の安藤忠雄の設計によって建てられ、建築業協会賞を受賞しています。また、小高い丘の上に建てられており、大阪湾を一望することができます。残念ながら、私たちが訪れた時はかすんでいて、あまりきれいな景色を眺めることはできませんでした。
調査に行く前は、本福寺に対して古い木造建築といったイメージを抱いていたのですが、実際にはイメージとは異なり、近代的な美術館のような施設といった印象でした。具体的には、本堂への通路を進んでいくと、コンクリートの壁があり、とても近代的で、木造建築ではなくアートという雰囲気で、とても寺院とは思えない雰囲気でした。そのままコンクリートの壁の間を通っていくと、池があります。この池はハスの葉の形をしていて、紅白のスイレンのほか、約2000年前の地層から発見された「大賀ハス」というハスがあり、この時期から9月ごろまで見ることができるそうです。
ちょうど池の中心にある、ハスの葉の茎の部分にあたるところに、下へ降りる階段があり、そこから本堂へ入っていくことができます。この池が本堂の屋根になっている不思議なつくりです。内部は朱色で円形の建物になっており、その中心にご本尊があります。中は外とは違って涼しく、参拝客は私たちしかいなかったので、ゆっくり拝観することができました。本福寺を管理されている方がとても親切で、私たちがフィールドワークをしていると伝えると、中の写真を撮ってもいいと言ってくださって、少しお話もうかがうことができました。夕方になって、ご本尊の後ろの窓から夕陽が差し込むと朱色に光り、その様子がとてもきれいだそうです。今回の視察を経て、本福寺は私たちがイメージしているような寺院ではなく、現代的な施設という印象で、寺院に興味のないような若い世代も楽しむことができる施設ではないかと感じました。現代的ではありますが、ご本尊のところは昔の雰囲気が残っているところが良かったと思いました。
本福寺は、平安時代後期につくられた寺院で、本尊の薬師如来像は淡路市の重要文化財に指定されています。「水御堂」と呼ばれる本堂は、1991年に建築家の安藤忠雄の設計によって建てられ、建築業協会賞を受賞しています。また、小高い丘の上に建てられており、大阪湾を一望することができます。残念ながら、私たちが訪れた時はかすんでいて、あまりきれいな景色を眺めることはできませんでした。
調査に行く前は、本福寺に対して古い木造建築といったイメージを抱いていたのですが、実際にはイメージとは異なり、近代的な美術館のような施設といった印象でした。具体的には、本堂への通路を進んでいくと、コンクリートの壁があり、とても近代的で、木造建築ではなくアートという雰囲気で、とても寺院とは思えない雰囲気でした。そのままコンクリートの壁の間を通っていくと、池があります。この池はハスの葉の形をしていて、紅白のスイレンのほか、約2000年前の地層から発見された「大賀ハス」というハスがあり、この時期から9月ごろまで見ることができるそうです。
ちょうど池の中心にある、ハスの葉の茎の部分にあたるところに、下へ降りる階段があり、そこから本堂へ入っていくことができます。この池が本堂の屋根になっている不思議なつくりです。内部は朱色で円形の建物になっており、その中心にご本尊があります。中は外とは違って涼しく、参拝客は私たちしかいなかったので、ゆっくり拝観することができました。本福寺を管理されている方がとても親切で、私たちがフィールドワークをしていると伝えると、中の写真を撮ってもいいと言ってくださって、少しお話もうかがうことができました。夕方になって、ご本尊の後ろの窓から夕陽が差し込むと朱色に光り、その様子がとてもきれいだそうです。今回の視察を経て、本福寺は私たちがイメージしているような寺院ではなく、現代的な施設という印象で、寺院に興味のないような若い世代も楽しむことができる施設ではないかと感じました。現代的ではありますが、ご本尊のところは昔の雰囲気が残っているところが良かったと思いました。
北淡震災記念公園〜日本人であることを実感させてくれる場所〜
国際観光学部4年 田中将司
今回、2つのチームを編成して、淡路島を1泊2日で調査しました。内容は、淡路島のお福分けめぐりのマップづくりのため、現地調査を行いました。まず、お福分けとは、淡路島から福を分けてもらうというコンセプトでつくられています。そして、私たちはお福分けめぐりのスポットとして、癒し(感動)、教養、体験の3つのカテゴリーに分けました。私たちのチームは1日目に、ハイウェイオアシス(体験)、本福寺(教養)、北淡震災記念公園(教養)、パルシェ香りの館(癒し)の順に調査しました。そして、2日目に全員で、淡路瓦の体験(体験)、沼島(癒し)の調査を行いました。
今回は、北淡震災記念公園について詳しく説明していきます。1995年1月17日に、兵庫県南部地震が発生しました。マグニチュードは7.3、最大震度7を記録しました。この地震の通称は「阪神・淡路大震災」という名で、多くの日本の人びとに知られています。この大震災により、6,434名の方々が尊い命を失いました。この地震が起こった原因は、野島断層という活断層が再び動いたことによって引き起こされたそうです。その野島断層は、1998年7月に国の天然記念物に指定されました。北淡震災記念公園では、「震災を語り継ぎ、教訓を未来に活かし、将来起こりうる大地震で少しでも犠牲者を減らしたい」という想いで、野島断層を保存しています。ここの入館料は大人700円で、午前9時から午後5時まで開園しています。ここに5月31日に訪れたわけですが、以前のフィールドワークで一度訪れたことがあります。入館する前は、2回目の見学なので、さっとだけ見て回ろうと考えていました。しかし、この野島断層を改めて見ると、自然の驚異やそれに対して人間ができる対策が避難をする程度のことと考えると、自然に抗えないことの悔しさや人間が自然にとって小さな存在だと感じました。野島断層以外にも、地震が起こるしくみを理解するコーナーや、震度7がどの程度のものかを実際に体験できるコーナーがあります。ここに来ると、私は日本で暮らしている、日本人だと実感させてくれます。地震対策が世界のトップレベルである日本でも、このような大災害を食い止めることができません。地震と向き合って生活していくことが、日本で生きているものの宿命だと思わせてくれる、北淡震災記念公園はそのような場所です。淡路島に訪れた際に、ぜひ訪問してほしい場所です。日本人なら訪れるべきです。
今回は、北淡震災記念公園について詳しく説明していきます。1995年1月17日に、兵庫県南部地震が発生しました。マグニチュードは7.3、最大震度7を記録しました。この地震の通称は「阪神・淡路大震災」という名で、多くの日本の人びとに知られています。この大震災により、6,434名の方々が尊い命を失いました。この地震が起こった原因は、野島断層という活断層が再び動いたことによって引き起こされたそうです。その野島断層は、1998年7月に国の天然記念物に指定されました。北淡震災記念公園では、「震災を語り継ぎ、教訓を未来に活かし、将来起こりうる大地震で少しでも犠牲者を減らしたい」という想いで、野島断層を保存しています。ここの入館料は大人700円で、午前9時から午後5時まで開園しています。ここに5月31日に訪れたわけですが、以前のフィールドワークで一度訪れたことがあります。入館する前は、2回目の見学なので、さっとだけ見て回ろうと考えていました。しかし、この野島断層を改めて見ると、自然の驚異やそれに対して人間ができる対策が避難をする程度のことと考えると、自然に抗えないことの悔しさや人間が自然にとって小さな存在だと感じました。野島断層以外にも、地震が起こるしくみを理解するコーナーや、震度7がどの程度のものかを実際に体験できるコーナーがあります。ここに来ると、私は日本で暮らしている、日本人だと実感させてくれます。地震対策が世界のトップレベルである日本でも、このような大災害を食い止めることができません。地震と向き合って生活していくことが、日本で生きているものの宿命だと思わせてくれる、北淡震災記念公園はそのような場所です。淡路島に訪れた際に、ぜひ訪問してほしい場所です。日本人なら訪れるべきです。
自分らしさが漂う香りの館
国際観光学部4年 笹田真璃
淡路島の中心から少し北に位置する兵庫県淡路市に、「パルシェ香りの館」があります。ここで、私は初めて香水づくりに挑戦しました。
ここでつくる香水は天然のエッセンシャルオイルを使用しているため、人工的な香りではなく、自然の香りを楽しむことができます。実際に香水をつくるというと、難しいイメージもあるかもしれませんが、柑橘類、ハーブ類、森林類といったグループの中から好きな香りを選ぶだけなので、とても簡単です。後は担当の講師の方に配分をアドバイスしていただくので、調合した完成品の香りで失敗することなく、ほぼ高い確率で自分の好みに合った香水をつくることができます。
私が体験した時には、小学校低学年ほどのお子さま連れの家族も一緒でしたし、香水づくりの担当の方によると、アロマなどの香りは認知症予防の効果もあるそうで、子どもから年配の方まで楽しむことができる体験だと思いました。私が始めに気に入って調合した香水は、オレンジ、グレープフルーツやレモンなどの柑橘類の香りでした。これらの香りはすぐにとんでしまう香りが多いそうで、香ってみると少しさっぱりし過ぎている印象を受けました。そこで、ベルガモットやベンゾインといった、深みのある甘い香りを足すことにしました。すると、始めに柑橘類の香りがはじけ、後から森林の香りが広がり、深みのある香水をつくることができました。
一緒につくっていたゼミのメンバーの中には、お気に入りの香りが少ない人もいましたし、逆に選択可能な限りたくさん選んでいた人もいましたし、好みも男性や女性によって差があるなど、本当に個性が出ます。また、短期間にたくさんの香りを嗅ぐことで頭が痛くなったり、香りの違いがわからなくなったりすることもありますが、コーヒー豆の香りを用意してくださっているので、この香りを嗅ぐことによって、もう一度つくり始めの感覚を取り戻すことができます。完成した香水は熟成させるのに3〜4週間かかるとのことで、今から使うのが待ち遠しいです。
また、パルシェ香りの館では香水、ミストスプレー以外にも、ジェルキャンドル、ハーブ石鹸、お香やフラワーアレンジメント・リースなどもつくることができます。隣には庭園や大温室、農園などがあり、季節に応じたハーブや草花が顔をのぞかせており、ハーブ苗の販売もされています。さらに、ラベンダーやローズのソフトクリームなど、ここでしか味わえない名物もあります。宿泊も可能で、淡路島の海の幸やハーブを使った料理を楽しむことができます。日帰りであっても四季折々の香りがする天然温泉やシャンプーが備えられている大浴場は、日ごろの疲れを癒してくれるでしょう。
ここでつくる香水は天然のエッセンシャルオイルを使用しているため、人工的な香りではなく、自然の香りを楽しむことができます。実際に香水をつくるというと、難しいイメージもあるかもしれませんが、柑橘類、ハーブ類、森林類といったグループの中から好きな香りを選ぶだけなので、とても簡単です。後は担当の講師の方に配分をアドバイスしていただくので、調合した完成品の香りで失敗することなく、ほぼ高い確率で自分の好みに合った香水をつくることができます。
私が体験した時には、小学校低学年ほどのお子さま連れの家族も一緒でしたし、香水づくりの担当の方によると、アロマなどの香りは認知症予防の効果もあるそうで、子どもから年配の方まで楽しむことができる体験だと思いました。私が始めに気に入って調合した香水は、オレンジ、グレープフルーツやレモンなどの柑橘類の香りでした。これらの香りはすぐにとんでしまう香りが多いそうで、香ってみると少しさっぱりし過ぎている印象を受けました。そこで、ベルガモットやベンゾインといった、深みのある甘い香りを足すことにしました。すると、始めに柑橘類の香りがはじけ、後から森林の香りが広がり、深みのある香水をつくることができました。
一緒につくっていたゼミのメンバーの中には、お気に入りの香りが少ない人もいましたし、逆に選択可能な限りたくさん選んでいた人もいましたし、好みも男性や女性によって差があるなど、本当に個性が出ます。また、短期間にたくさんの香りを嗅ぐことで頭が痛くなったり、香りの違いがわからなくなったりすることもありますが、コーヒー豆の香りを用意してくださっているので、この香りを嗅ぐことによって、もう一度つくり始めの感覚を取り戻すことができます。完成した香水は熟成させるのに3〜4週間かかるとのことで、今から使うのが待ち遠しいです。
また、パルシェ香りの館では香水、ミストスプレー以外にも、ジェルキャンドル、ハーブ石鹸、お香やフラワーアレンジメント・リースなどもつくることができます。隣には庭園や大温室、農園などがあり、季節に応じたハーブや草花が顔をのぞかせており、ハーブ苗の販売もされています。さらに、ラベンダーやローズのソフトクリームなど、ここでしか味わえない名物もあります。宿泊も可能で、淡路島の海の幸やハーブを使った料理を楽しむことができます。日帰りであっても四季折々の香りがする天然温泉やシャンプーが備えられている大浴場は、日ごろの疲れを癒してくれるでしょう。
淡路島の海風を浴びながら、浸かるうずしお温泉
国際観光学部4年 小杉周平
私たち森重ゼミは、5月31日と6月1日の1泊2日で、淡路島全体のフィールドワークを行いました。今回の目的は、昨年からゼミで取り組んでいる淡路島活性化の集大成として、淡路島の観光資源マップづくりを考えようとゼミ生の話し合いで決まり、もう一度淡路島全体を調査しなければならないことがわかったので、フィールドワークを行いました。フィールドワークを行う前に、淡路島のどの場所をマップに載せるかについて話し合い、各自で重点的に調べる場所を決めて、フィールドワークに臨みました。その中で、私は「うずしお温泉」を調べることになりました。
淡路島といえば、洲本温泉とのイメージが強いですが、うずしお温泉も淡路島の中では古く、歴史のある温泉です。しかし、古き良きうずしお温泉は全国的には知名度が高くない点が課題でもあったので、マップに掲載して多くの人びとに認知してもらい、知名度向上をめざすために調査をしました。うずしお温泉は、約8,000万年前の和泉砂岩層の中にある、深さ地下1,000mから湧き出る温泉です。古来はもとより、最近発見された中においても特に優秀な療養泉でもあります。その中でも、特に美容と健康に良く、日本有数の美人の湯です。淡路島の他の温泉では見られない泉質です。女性に人気があるように思えますが、男女関係なく、若い方からお年寄りまで、ほとんどの方の入浴に適し、神経痛や筋肉痛など、17種類の病に効くとされています。温泉の3要素でもある、温度・成分・量ともに優れた良質の温泉とされています。
実際に、私たちは「うずしお温泉寿荘」という民宿に泊まり、うずしお温泉に入り、良質の効果を体験しました。入浴後すぐに肌持ちの良さが今までと違うことに気づき、私自身もそうですが、ゼミ生一同も絶賛でした。それに、もう1つのうずしお温泉の魅力は目の前に広がる、鳴門海峡で採れる活魚の料理です。海の幸を食べられるのは淡路島の魅力の1つでもありますが、良質な温泉と活魚の豊富さを兼ね備えているのは、うずしお温泉でしか堪能できないと思います。
私たちゼミ生は昨年から淡路島の調査を行ってきましたが、温泉というキーワードにはそれほど注目せず、歴史や食を中心に調査をしてきました。しかし、今回のマップづくりにあたって、うずしお温泉も調べました。淡路島は決して洲本温泉だけではなく、うずしお温泉にも洲本温泉では体験できない効果があります。洲本温泉も良い温泉ですが、鳴門海峡を目の前に眺めながら入ることのできる温泉はうずしお温泉だけですので、この良さを知ってもらえるよう、これからもアピール活動を続けていき、マップづくりでもアピールできればよいと考えています。
淡路島といえば、洲本温泉とのイメージが強いですが、うずしお温泉も淡路島の中では古く、歴史のある温泉です。しかし、古き良きうずしお温泉は全国的には知名度が高くない点が課題でもあったので、マップに掲載して多くの人びとに認知してもらい、知名度向上をめざすために調査をしました。うずしお温泉は、約8,000万年前の和泉砂岩層の中にある、深さ地下1,000mから湧き出る温泉です。古来はもとより、最近発見された中においても特に優秀な療養泉でもあります。その中でも、特に美容と健康に良く、日本有数の美人の湯です。淡路島の他の温泉では見られない泉質です。女性に人気があるように思えますが、男女関係なく、若い方からお年寄りまで、ほとんどの方の入浴に適し、神経痛や筋肉痛など、17種類の病に効くとされています。温泉の3要素でもある、温度・成分・量ともに優れた良質の温泉とされています。
実際に、私たちは「うずしお温泉寿荘」という民宿に泊まり、うずしお温泉に入り、良質の効果を体験しました。入浴後すぐに肌持ちの良さが今までと違うことに気づき、私自身もそうですが、ゼミ生一同も絶賛でした。それに、もう1つのうずしお温泉の魅力は目の前に広がる、鳴門海峡で採れる活魚の料理です。海の幸を食べられるのは淡路島の魅力の1つでもありますが、良質な温泉と活魚の豊富さを兼ね備えているのは、うずしお温泉でしか堪能できないと思います。
私たちゼミ生は昨年から淡路島の調査を行ってきましたが、温泉というキーワードにはそれほど注目せず、歴史や食を中心に調査をしてきました。しかし、今回のマップづくりにあたって、うずしお温泉も調べました。淡路島は決して洲本温泉だけではなく、うずしお温泉にも洲本温泉では体験できない効果があります。洲本温泉も良い温泉ですが、鳴門海峡を目の前に眺めながら入ることのできる温泉はうずしお温泉だけですので、この良さを知ってもらえるよう、これからもアピール活動を続けていき、マップづくりでもアピールできればよいと考えています。