森重ゼミ・ウィニペグ大学留学報告7
2人のゼミ生が留学生活を通して、成長を続けています
今月もカナダ・ウィニペグ大学に留学している3年生の花岡志保さん、2年生の久保田萌子さんからレポートが届きました。ウィニペグは本格的な冬を迎え、2人は連日寒い中で過ごしているようです。今回、花岡さんはEducation Projectでの子どもたちとの交流やそこで学んだこと、他の大学の留学生との交流の様子を伝えてくれています。また、久保田さんはウィニペグ大学の学生から学んだ積極性、ウィニペグの市民のフレンドリーな様子を報告しています。2人の留学生活を通した成長の様子を以下でお伝えします。(森重昌之)
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Education projectを終えて感じたこと
国際観光学部3年 花岡志保
最近のウィニペグはますます寒くなり、毎日マイナス20度を下回る本格的な冬を迎えました。前回の留学レポートでお話ししたEducation projectの企画が11月14日に無事終わりましたので、今回はその報告をしたいと思います。
前回の報告以降、準備を進め、14日にGeneral 4クラスの全員で小さな小学校へ行きました。初めてカナダの小学校を訪れたのですが、私から見たカナダの小学生の印象はとにかく元気がよく、雰囲気の良い感じでした。低学年の教室を訪れたのですが、教室に着くとすでに子どもたちが勉強しており、驚いたことに英語ではなく、フランス語の勉強をしていました。
私たちは子どもたちの前で、われわれの国や日本の食べ物、行事、建物、日本語について発表し、またアクティビティでは子どもたちと一緒に折り紙をしました。発表を終えて思ったことは、とにかく子どもたちの元気のよさ、積極さ、好奇心です。私たちは手づくりのボードを使いながら日本の文化について発表したのですが、カナダの子どもたちは気になるものがあるとすぐに、「この食べ物は何?」、「この日本のキャラクターは何?」など質問が飛び交いました。1人ずつ質問してくれたならよかったのですが、全員が一気に質問してくるので、練習通りにはいきませんでした。日本では、誰かが発表していると静かに聞き、質問があっても発表が終わるのを待ってから尋ねるのが一般的だと思います。しかし、カナダの子どもたちはとにかく気になることがあれば、すぐに質問してきました。また、2、3人が同時に話すだけでなく、話すスピードも速いので、たまに聞き取れないこともありました。それでも子どもたちに楽しかったと言ってもらえたことが、この企画で一番嬉しかったです。Education projectを通じて学んだことはたくさんありました。もしまたこのような企画あれば、次回はもっとスムーズに発表できるよう頑張りたいと思いました。
また、学外では最近、マニトバ大学の韓国人と日本人の友人に誘ってもらい、アイスホッケーの試合を見に行きました。アマチュアの試合でしたが、迫力がすごくあり、ルールを知らなくても楽しむことができました。マニトバ大学ではいろいろなスポーツの試合が見ることができると教えてもらったので、時間があれば他のスポーツの試合を見てみたいなと思いました。
ウィニペグでの留学生活も残り3か月を切り、本当にあと少しなのだと実感する毎日なのです。勉強も遊びも両方を充実できるよう、毎日を過ごしたいと思います。
前回の報告以降、準備を進め、14日にGeneral 4クラスの全員で小さな小学校へ行きました。初めてカナダの小学校を訪れたのですが、私から見たカナダの小学生の印象はとにかく元気がよく、雰囲気の良い感じでした。低学年の教室を訪れたのですが、教室に着くとすでに子どもたちが勉強しており、驚いたことに英語ではなく、フランス語の勉強をしていました。
私たちは子どもたちの前で、われわれの国や日本の食べ物、行事、建物、日本語について発表し、またアクティビティでは子どもたちと一緒に折り紙をしました。発表を終えて思ったことは、とにかく子どもたちの元気のよさ、積極さ、好奇心です。私たちは手づくりのボードを使いながら日本の文化について発表したのですが、カナダの子どもたちは気になるものがあるとすぐに、「この食べ物は何?」、「この日本のキャラクターは何?」など質問が飛び交いました。1人ずつ質問してくれたならよかったのですが、全員が一気に質問してくるので、練習通りにはいきませんでした。日本では、誰かが発表していると静かに聞き、質問があっても発表が終わるのを待ってから尋ねるのが一般的だと思います。しかし、カナダの子どもたちはとにかく気になることがあれば、すぐに質問してきました。また、2、3人が同時に話すだけでなく、話すスピードも速いので、たまに聞き取れないこともありました。それでも子どもたちに楽しかったと言ってもらえたことが、この企画で一番嬉しかったです。Education projectを通じて学んだことはたくさんありました。もしまたこのような企画あれば、次回はもっとスムーズに発表できるよう頑張りたいと思いました。
また、学外では最近、マニトバ大学の韓国人と日本人の友人に誘ってもらい、アイスホッケーの試合を見に行きました。アマチュアの試合でしたが、迫力がすごくあり、ルールを知らなくても楽しむことができました。マニトバ大学ではいろいろなスポーツの試合が見ることができると教えてもらったので、時間があれば他のスポーツの試合を見てみたいなと思いました。
ウィニペグでの留学生活も残り3か月を切り、本当にあと少しなのだと実感する毎日なのです。勉強も遊びも両方を充実できるよう、毎日を過ごしたいと思います。
周りの人びとから学ぶこと
国際観光学部2年 久保田萌子
留学生活も3ヶ月を終え、最近はとても充実した毎日を過ごしています。日本語よりも英語を聞いている方が、自分の中で違和感がなくなってきました。ウィニペグ大学ELPでの語学研修も残り1ヶ月となり、英語の勉強の他に取り組むべきこと、ウィニペグでの生活の中で気づいたことがたくさん見つかりました。
初めに、一緒に授業を受けているクラスメイトについてです。彼はいつも強い意志と意見を持っています。彼は授業中に少しでもわからないことがあると納得が行くまで先生に何度も質問し、「どうしてそうなるのか」、「自分の意見は○○である」と発言します。私はそのような強い意志と自信が持てず、それを聞いていることしかできません。先生と話す時や少人数でのディスカッションの時も言いたいことを伝えられず、悔しい思いをすることがよくあります。また、自分の知識が少ないこともとても実感させられます。ライティングの授業の中で、過去の戦争や世界の宗教、国ごとの文化、習慣などをトピックに、エッセイの練習をすることがあります。私は初めて知る情報がたくさんありましたが、他のクラスメイトはほとんどそれらのことについてすでに知っていたようでした。英語の力をつけるだけではなく、この機会に興味を持って自分から知りたいと感じるようになりました。
次に、ウィニペグの街の様子についてです。本格的な冬の季節に入り、今まで私が経験したことのない寒さになりました。雪は多い日で5cmくらい積もっており、外に出ると髪の毛やまつ毛が凍ります。教室の中は暖房がついているので暖かいですが、出かける前にはバスの時間を必ず調べて行かなければいけません。道路の雪は除雪車によって脇によけられていますが、1日に何度もクルマがスリップし、衝突している様子を見かけます。
一方、地元の人びとはとてもフレンドリーです。バスを待っている時やレジの列に並んでいる時など、ちょっとした瞬間に話しかけてくれる人が多いです。また、スーパーやコーヒーショップの店員さんが私たちの目の前でプライベートな会話を大きな声でしていた時には、日本では見られない光景で驚きました。お互い知り合いではなかったとしても、日本よりも人と人の距離が近く、壁があまりないように感じます。
最後に、周りの家族、友人についてです。ホストファミリーや今月から来た新しいルームメイトとは、なるべく毎日話すようにしています。学校の友人とは放課後、週末に一緒にどこかへ出かけたり、イベントに参加したり、一緒に勉強したりしています。最初の頃はあまり余裕がなかったですが、今では周りの人に支えられていることを実感しています。また、大学入学をめざしているクラスの友人を見ていると、私も常に同じくらい高い意識を持たなければいけないと、良い影響を与えてくれます。
毎週の小テストのほか、来月のELP卒業前には最後の大きなテストがあります。12月までウィニペグに滞在し、1月からはバンクーバーに移動し、今とは別の新しい学校で勉強する予定です。次のステップへ進んでもきちんとコミュニケーションをとり、学校での授業についていけるよう努力していきます。
初めに、一緒に授業を受けているクラスメイトについてです。彼はいつも強い意志と意見を持っています。彼は授業中に少しでもわからないことがあると納得が行くまで先生に何度も質問し、「どうしてそうなるのか」、「自分の意見は○○である」と発言します。私はそのような強い意志と自信が持てず、それを聞いていることしかできません。先生と話す時や少人数でのディスカッションの時も言いたいことを伝えられず、悔しい思いをすることがよくあります。また、自分の知識が少ないこともとても実感させられます。ライティングの授業の中で、過去の戦争や世界の宗教、国ごとの文化、習慣などをトピックに、エッセイの練習をすることがあります。私は初めて知る情報がたくさんありましたが、他のクラスメイトはほとんどそれらのことについてすでに知っていたようでした。英語の力をつけるだけではなく、この機会に興味を持って自分から知りたいと感じるようになりました。
次に、ウィニペグの街の様子についてです。本格的な冬の季節に入り、今まで私が経験したことのない寒さになりました。雪は多い日で5cmくらい積もっており、外に出ると髪の毛やまつ毛が凍ります。教室の中は暖房がついているので暖かいですが、出かける前にはバスの時間を必ず調べて行かなければいけません。道路の雪は除雪車によって脇によけられていますが、1日に何度もクルマがスリップし、衝突している様子を見かけます。
一方、地元の人びとはとてもフレンドリーです。バスを待っている時やレジの列に並んでいる時など、ちょっとした瞬間に話しかけてくれる人が多いです。また、スーパーやコーヒーショップの店員さんが私たちの目の前でプライベートな会話を大きな声でしていた時には、日本では見られない光景で驚きました。お互い知り合いではなかったとしても、日本よりも人と人の距離が近く、壁があまりないように感じます。
最後に、周りの家族、友人についてです。ホストファミリーや今月から来た新しいルームメイトとは、なるべく毎日話すようにしています。学校の友人とは放課後、週末に一緒にどこかへ出かけたり、イベントに参加したり、一緒に勉強したりしています。最初の頃はあまり余裕がなかったですが、今では周りの人に支えられていることを実感しています。また、大学入学をめざしているクラスの友人を見ていると、私も常に同じくらい高い意識を持たなければいけないと、良い影響を与えてくれます。
毎週の小テストのほか、来月のELP卒業前には最後の大きなテストがあります。12月までウィニペグに滞在し、1月からはバンクーバーに移動し、今とは別の新しい学校で勉強する予定です。次のステップへ進んでもきちんとコミュニケーションをとり、学校での授業についていけるよう努力していきます。