水野巧基くんが産学連携ツーリズムセミナーで優秀賞を受賞しました

水野くんの4年間の粘り強い努力が評価されました

 2月10日(火)に京都市で、公益社団法人日本観光振興協会が主催する「産学連携ツーリズムセミナーin関西」が開催され、国際観光学部4年の水野巧基くんが「観光を活用した伝統産業のさらなる価値創出−海外で奈良墨を広めよう」の題目で発表し、優秀賞を受賞しました。水野くんは1年生の時から精力的に研究を進めるとともに、学外での成果発表を積極的に行ってきました。水野くんは自身の研究だけでなく、ゼミ活動や本学部の研究プロジェクトなど、さまざまな活動にもかかわってきました。その中で、個人研究を進めることは大変であったと思いますが、粘り強く努力を重ねてきました。水野くんの4年間の努力がこうした形で評価されたことは、1年生の時から見てきた私にとっても嬉しい出来事でした。(森重昌之)

写真−当日の様子

  • 研究発表の様子

  • 研究発表の様子

  • 土屋近畿運輸局長からの優秀賞の授与

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今後の活動に向けて大きな刺激を受けた産学連携ツーリズムセミナー
 国際観光学部4年 水野巧基

 2月10日に開催された「産学連携ツーリズムセミナーin関西」に参加しました。このセミナーは、関西圏から選出された学生グループ4組が観光振興に関する研究発表を行う第1部、観光事業にかかわる方々によるパネルディスカッションの第2部、学生の研究発表の表彰と総評の第3部から構成されていました。私は、高校生の時から研究を進めてきた伝統産業振興をテーマに、「観光を活用した伝統産業のさらなる価値創出−海外で奈良墨を広めよう」という題目で発表しました。研究内容は、高校生の時に考えた伝統産業である奈良墨を活用した「墨染め体験」と、大学進学後に研究を進めてきた、伝統産業を活用しながら体験型観光を実施する上で必要なしくみについて、パワーポイントと墨染めTシャツの試作品を利用して発表しました。
 私は高校生の頃から外部発表を行う機会が多く、大学進学後は個人研究だけでなく、キャリアゼミなどの活動でも外部発表を行ってきました。今回は大学生活最後の外部発表であり、集大成でもあるので、研究内容を評価していただけるのか、いつも通りの発表をすることができるのかという不安で緊張しましたが、高校生から続けてきた研究内容を納得のいく形で伝えることができました。その結果、優秀賞を受賞することができました。昨年度は伝統産業振興に向けた新たな奈良の体験型観光について、奈良墨を題材にビジコン奈良2014で発表し、優秀賞を受賞しました。これは研究ではなく、ビジネスの観点から評価していただいたものでしたので、研究の視点から評価していただけるのかという点が不安でした。しかし、研究者の方々にも評価していただいた上に、今後の研究活動に向けてのアドバイスもいただき、とても良い経験となりました。他大学の学生の研究発表や観光事業にかかわる方々のパネルディスカッションも興味がある内容であり、勉強になりました。今後はこの研究内容だけでなく、他地域の伝統産業振興に向けた活動についても研究していきたいと改めて思いました。
 今回のセミナーを終えて、大学院に進学して研究を進めていく上でとても良い刺激を受け、さまざまな方々とのつながりができたことが大きな財産になりました。今回の研究発表に参加できたのも、大学生活が充実したものとなり将来の進路も決定できたのも、4年間ご指導いただいた森重先生と、聞き取り調査にご協力いただいた方々の手助けがあってのことだと思っています。この場をお借りし、本研究を進めるうえでご協力いただいた奈良県、奈良市、京都府の皆さま、伝統産業従事者の皆さま、森重先生にお礼申し上げます。