花岡志保さんがカナダ・ウィニペグ大学から帰国しました

留学を考えている学生に向けたメッセージを書いてもらいました

 昨年5月からカナダ・ウィニペグ大学に留学していた花岡志保さんが、8ヶ月の留学生活を終え、今年3月初旬に無事に帰国しました。花岡さんには留学中、毎月レポートを作成してもらいましたが、今回は最後のレポートということで、8ヶ月間の留学生活で学んだことや今後留学を検討している学生に向けたメッセージを書いてもらいました。留学はたんに語学力の向上だけでなく、日本とは異なる文化の中で、1人でいろいろなことに対処しなければならないことから、多様な能力が身につきます。ぜひ彼女の経験を参考に、たくさんの学生に留学に挑戦してほしいと思います。(森重昌之)

※関連記事

留学を通して学んだもの

 国際観光学部4年 花岡志保

 私は2月下旬にすべての留学プログラムを終え、3月初旬にウィニペグから帰国しました。留学生活中は家族や友人と離れて暮らし、ほとんどのことを私自身でしなくてはならなかったので、大変な毎日でした。しかし今思うと、本当に貴重な経験であったと思います。私が初めに留学を決意したのは、「大学在学中に何もしないで卒業だけはしたくない。何か必死になれるものを見つけたい、してみたい」と思ったことがきっかけでした。その後、「ウィニペグ大学が留学先で良い大学だよ。そこで勉強以外のこともたくさん学べる」と聞き、ウィニペグ大学に行って勉強がしたいと思うようになりました。
 ウィニペグで留学生活を始めた当初、英語はもちろん、知らない土地で何をすればよいのかわからない状態でした。それでも留学プログラムの申し込みや携帯電話会社の契約、銀行口座の開設など、英語ではできないと思っていたことを1人で挑戦しました。こうした経験を通して、英語力の向上だけでなく、英語が話せなくてもいろいろなことに自ら挑戦する大切さを学びました。もし私ができなかったとしても、誰か周りの人が助けてくれました。また大学でも、私は友人からたくさんのことを学びました。ウィニペグ大学には、韓国や中国、ベトナム、ブラジル、サウジアラビアなど、日本以外のさまざまな国籍の学生がいました。みんなしっかりと自分の意見を持っており、授業中に少しでも納得のいかないところがあると、きちんと納得がいくまで先生と話し合っていました。それは日本人にはなかなかできないことですが、私は外国人学生から刺激を受けることができ、さまざまな価値観やその人たちの考え方を学ぶことができました。

◆留学を考えている皆さんへ
 ウィニペグでの10ヶ月の留学生活はあっという間でしたが、初めての経験が私を刺激し、何でもできるという自信につながりました。また受け身にならず、自分から積極的に外の世界に出ていくことが、自分を大きく成長させるものだと思いました。もし留学を考えている学生がいるのであれば、失敗を恐れず、新しいことにどんどん挑戦してください。初めは言葉の壁を感じたり、不安になって失敗をしたくないと思ったりするかもしれませんが、その失敗こそがあなたの勉強意欲へと変わっていくと思います。実際私もそうでした。初めは失敗することが嫌で仕方がなかったのですが、時間がたてば気にならなくなりました。「あの時にあのように言えばよかった」、「もっと勉強しておけばよかった」と後悔し、そのことが勉強へとつながります。私はカナダでの留学が終わりましたが、日本でも英語に触れ、よりたくさんのことを吸収したいと思います。

<Message>
My advice to people who want to study English in abroad is to try as many new things as you can. You might get into trouble in there. But don’t be afraid of a challenge if you want to study in abroad. I think it is good opportunity. I could have a good experience in there. So I hope you can have a lot of good memories there if you go to study abroad.
  • 帰国前にお世話になった先生と

  • 帰国前に友人と

  • 留学生活最後のアクティビティの様子