大分県宇佐市で観光資源調査を実施しました(1)
宇佐神宮周辺にある観光資源を訪れ、調査を行いました
森重ゼミでは毎年、2年次後期にフィールドワークの調査対象地を決定しています。ここでは、それぞれのゼミ生が候補地とそこで解決したい課題をあげ、ゼミ生同士の議論を通して、最終的に1つの調査対象地に絞り込んでいきます。現在3年生の6期生はこれらのプロセスを経て、大分県宇佐市を調査対象地に決定しました。
宇佐市には宇佐神宮という有名な神社があり、多くの参拝客が訪れています。しかし、参拝を済ませると他の地域にある観光地へ行ってしまい、宇佐市内での滞在時間が短いという課題があると考えました。そこで、宇佐神宮と宇佐市内にある観光資源をうまく結びつけることで、市内の回遊性を高め、滞在時間を延ばす方策を検討することにしました。
4月以降、有名な寺院ではどのように周辺の観光資源を結びつけて回遊性を高めているか、他地域の事例を整理してきました。一方で、宇佐市の現状を知る必要もあることから、6月24日(土)〜26日(日)にかけて、ゼミ生全員が参加して宇佐市で観光資源調査を実施しました。
今回は宇佐神宮周辺の観光資源を調査したゼミ生が、当日の様子を報告します。合わせて、今回のフィールドワークではフェリーを利用したことから、船内で過ごした様子についてもお伝えします。(森重昌之)
宇佐市には宇佐神宮という有名な神社があり、多くの参拝客が訪れています。しかし、参拝を済ませると他の地域にある観光地へ行ってしまい、宇佐市内での滞在時間が短いという課題があると考えました。そこで、宇佐神宮と宇佐市内にある観光資源をうまく結びつけることで、市内の回遊性を高め、滞在時間を延ばす方策を検討することにしました。
4月以降、有名な寺院ではどのように周辺の観光資源を結びつけて回遊性を高めているか、他地域の事例を整理してきました。一方で、宇佐市の現状を知る必要もあることから、6月24日(土)〜26日(日)にかけて、ゼミ生全員が参加して宇佐市で観光資源調査を実施しました。
今回は宇佐神宮周辺の観光資源を調査したゼミ生が、当日の様子を報告します。合わせて、今回のフィールドワークではフェリーを利用したことから、船内で過ごした様子についてもお伝えします。(森重昌之)
※当日のフィールドワークの様子
参加した学生の報告
宇佐神宮を中心とした観光地としての考え方
国際観光学部3年 松永七海
今回、私たちは大分県宇佐市をフィールドに設定しています。宇佐市に観光に来ている方のほとんどが宇佐神宮を訪れていることから、宇佐神宮を中心に他の観光地も周ってもらえるように考えています。その調査の第一弾として、今回フィールドワークを行いました。
宇佐神宮は年間約140万人の方が参拝に訪れていて、全国4万社あまりある八幡さまの総本宮です。事前に宇佐神宮については、どれくらいの参拝客が訪れていて、周りにどのような店があるのか調べました。他の有名な神社では、参詣道に土産物屋が並ぶ商店街があり、参拝のついでに立ち寄ることができる点が、参拝者がたくさん訪れる要因の1つではないかと考えました。宇佐神宮の商店街では、土産物屋はもちろん、宇佐市の特産物のネギを使ったねぎ焼きの店がありました。商店街に入る前の道には唐揚げの店があり、宇佐神宮で地元の有名なものを食べることができる点は、他県から来た参拝客にとって便利で良いと感じました。唐揚げ店の隣には観光協会があり、他の場所を観光する際に使えると思いました。
宇佐神宮のご祭神である天照大御神は、天皇のご先祖様とされており、伊勢神宮に次ぐ宗廟として歴史がある神社です。2016年には本殿遷座祭があり、特別な1年でした。そして、宇佐神宮で珍しいのが参拝方法です。全国でも出雲大社と宇佐神宮の2か所のみで行われており、「二礼四拍手一礼」です。ご利益として、勝負運と安産や縁結びで、実際に訪れている方の中にはカップルや男性グループ、またアジア系の外国の方もいました。宇佐神宮には夫婦石というものがあり、一緒に踏めば幸せになるということで、カップルで来ている人にはお勧めできると感じました。
宇佐神宮には上宮と下宮があり、パワースポットでもある宇佐神宮では両方をきちんと参拝することでご利益があります。実際に宇佐神宮は小さな森のようなところにあるので、参拝で上る時にすでにパワーをいただいている気分になりました。実際にフィールドワークに行った日には御田植祭が行われていて、始まった時はとても厳かな雰囲気に包まれていました。宇佐神宮では毎月お祭りが行われていて、そのお祭りも人を集める要因の1つだと思いました。
実際にフィールドワークを行って、宇佐市の中心の観光スポットである宇佐神宮はとても広く、見て回るのに1時間以上かかるので、満足感を味わえます。また、周辺の観光地に行きたい時に、目の前にある観光協会を利用することで、気軽に訪れることができるのではないかと考えました。調査した四日市エリア・院内エリア・安心院エリアの観光地に、宇佐神宮からよりたくさん来てもらえるよう、アピール方法を考えていきたいです。
宇佐神宮は年間約140万人の方が参拝に訪れていて、全国4万社あまりある八幡さまの総本宮です。事前に宇佐神宮については、どれくらいの参拝客が訪れていて、周りにどのような店があるのか調べました。他の有名な神社では、参詣道に土産物屋が並ぶ商店街があり、参拝のついでに立ち寄ることができる点が、参拝者がたくさん訪れる要因の1つではないかと考えました。宇佐神宮の商店街では、土産物屋はもちろん、宇佐市の特産物のネギを使ったねぎ焼きの店がありました。商店街に入る前の道には唐揚げの店があり、宇佐神宮で地元の有名なものを食べることができる点は、他県から来た参拝客にとって便利で良いと感じました。唐揚げ店の隣には観光協会があり、他の場所を観光する際に使えると思いました。
宇佐神宮のご祭神である天照大御神は、天皇のご先祖様とされており、伊勢神宮に次ぐ宗廟として歴史がある神社です。2016年には本殿遷座祭があり、特別な1年でした。そして、宇佐神宮で珍しいのが参拝方法です。全国でも出雲大社と宇佐神宮の2か所のみで行われており、「二礼四拍手一礼」です。ご利益として、勝負運と安産や縁結びで、実際に訪れている方の中にはカップルや男性グループ、またアジア系の外国の方もいました。宇佐神宮には夫婦石というものがあり、一緒に踏めば幸せになるということで、カップルで来ている人にはお勧めできると感じました。
宇佐神宮には上宮と下宮があり、パワースポットでもある宇佐神宮では両方をきちんと参拝することでご利益があります。実際に宇佐神宮は小さな森のようなところにあるので、参拝で上る時にすでにパワーをいただいている気分になりました。実際にフィールドワークに行った日には御田植祭が行われていて、始まった時はとても厳かな雰囲気に包まれていました。宇佐神宮では毎月お祭りが行われていて、そのお祭りも人を集める要因の1つだと思いました。
実際にフィールドワークを行って、宇佐市の中心の観光スポットである宇佐神宮はとても広く、見て回るのに1時間以上かかるので、満足感を味わえます。また、周辺の観光地に行きたい時に、目の前にある観光協会を利用することで、気軽に訪れることができるのではないかと考えました。調査した四日市エリア・院内エリア・安心院エリアの観光地に、宇佐神宮からよりたくさん来てもらえるよう、アピール方法を考えていきたいです。
宇佐市内での滞在時間を延ばすには
国際観光学部3年 小林佳奈美
私たち森重ゼミ6期生は、大分県宇佐市をフィールドワークの対象地としています。今回、6月25日に1回目の現地調査を行いました。事前にどこにどのような観光資源があるのかを調べ、現地調査の時間が限られていたので、四日市エリア・安心院エリア・院内エリアの3つのグループに分かれて行動しました。その中で、私は四日市エリアを担当しました。
私たちのフィールドワークの目的は、宇佐市の最も有名な観光資源である宇佐神宮を軸に、どのようにして宇佐市の滞在時間を延ばしてもらうか、宇佐神宮と関連づけ、ついでに立ち寄ってもらえる場所はないかを見つけ出すことです。私たちは宇佐神宮に参拝する要因の1つに「あやかりたい」という要素があるのではないかと考え、同じように「あやかる」ことができる粟嶋神社に目を付けました。
今回は良く知られていて、宇佐市からすぐの豊後高田市にある粟嶋神社に訪れました。この神社は、女性の願いなら必ず1つは叶えてくれることで有名で、現在では「縁結びの神様」としてその名を広めているそうです。ご利益としては縁結びのほか、恋愛成就や安産、病気平癒があります。粟嶋神社に到着して、初めに目に入るものが、縁結びの象徴である「結」というモニュメントです。ハートをイメージしているようで、モニュメントの中央にある球体の上に、カップルでお揃いのリングやコインなどを置いてお願いし、肌身離さず持ち続けると、ずっと一緒にいられると信じられています。また、ハートの形や縁結びとして有名なため、このモニュメントの前でプロポーズする方が多いそうです。
次に奥へ進んで行くと、「縁結び」と書かれた鳥居がいくつか見られ、さらに進み、海へ下ると、海に面した境内が見られます。社殿の目の前にはすぐ海があり、後ろには大きな穴の開いた洞窟のようなものがありました。また、100円で2つの石をもらうことができ、その石を海の中にある石の窪みに入れることができれば願いが叶うという願掛けもできます。
現地調査の結果、日程と時間の関係上、最高のコンディションではない粟嶋神社でしたので、「あやかる」こと以外の魅力を発見することはできませんでした。しかし、近くの国道213号に「恋叶ロード」の愛称がつけられていること、また「日本の夕日百選」に認定されている強みがあります。それに加え、私たちが実際に行ってわかった、自動車でのアクセスの良さやカフェスペースで縁結び定食や郷土料理が食べられること、普段見ることができる夕焼けの写真を見ると、晴れた日や夕暮れ時に訪れると、宇佐神宮のついでに立ち寄ってもらえる場所になるのではないかと感じました。
私たちのフィールドワークの目的は、宇佐市の最も有名な観光資源である宇佐神宮を軸に、どのようにして宇佐市の滞在時間を延ばしてもらうか、宇佐神宮と関連づけ、ついでに立ち寄ってもらえる場所はないかを見つけ出すことです。私たちは宇佐神宮に参拝する要因の1つに「あやかりたい」という要素があるのではないかと考え、同じように「あやかる」ことができる粟嶋神社に目を付けました。
今回は良く知られていて、宇佐市からすぐの豊後高田市にある粟嶋神社に訪れました。この神社は、女性の願いなら必ず1つは叶えてくれることで有名で、現在では「縁結びの神様」としてその名を広めているそうです。ご利益としては縁結びのほか、恋愛成就や安産、病気平癒があります。粟嶋神社に到着して、初めに目に入るものが、縁結びの象徴である「結」というモニュメントです。ハートをイメージしているようで、モニュメントの中央にある球体の上に、カップルでお揃いのリングやコインなどを置いてお願いし、肌身離さず持ち続けると、ずっと一緒にいられると信じられています。また、ハートの形や縁結びとして有名なため、このモニュメントの前でプロポーズする方が多いそうです。
次に奥へ進んで行くと、「縁結び」と書かれた鳥居がいくつか見られ、さらに進み、海へ下ると、海に面した境内が見られます。社殿の目の前にはすぐ海があり、後ろには大きな穴の開いた洞窟のようなものがありました。また、100円で2つの石をもらうことができ、その石を海の中にある石の窪みに入れることができれば願いが叶うという願掛けもできます。
現地調査の結果、日程と時間の関係上、最高のコンディションではない粟嶋神社でしたので、「あやかる」こと以外の魅力を発見することはできませんでした。しかし、近くの国道213号に「恋叶ロード」の愛称がつけられていること、また「日本の夕日百選」に認定されている強みがあります。それに加え、私たちが実際に行ってわかった、自動車でのアクセスの良さやカフェスペースで縁結び定食や郷土料理が食べられること、普段見ることができる夕焼けの写真を見ると、晴れた日や夕暮れ時に訪れると、宇佐神宮のついでに立ち寄ってもらえる場所になるのではないかと感じました。
宇佐市で出会った食とそこで感じたもの
国際観光学部3年 魏紅梅
私が所属している森重ゼミで、フェリーさんふらわあの弾丸ツアーを利用して、大分県宇佐市へ訪れました。17名全員で行きましたが、調査箇所が多く、全員で回ることが難しいので、宇佐市の中でも四日市エリア、安心院エリア、院内エリアの3つのグループに分かれてフィールドワークを行いました。訪れた調査箇所の中で、今回私が取り上げるのは、からあげ専門店「からあげキャラ」についてです。
全国各地にさまざまなご当地グルメがありますが、「鶏のからあげ」もブームになっています。唐揚げ専門店の発祥が実は大分県宇佐市ということをご存知でしょうか。大分県は1人当たりの鶏肉消費量が日本一と言われ、中でも宇佐市にはからあげ専門店(テイクアウト)が約30店舗あり、食事処や精肉店などを含めると、50店舗以上になります。
今回、私たちが訪れた「からあげキャラ」は、四日市エリアにあります。店のメニューには、骨なしムネ、ぶつ切り、りょうたの手羽先、骨なしモモ、砂ずりなどがあるほか、からあげ弁当(1日20食限定)も人気です。さまざまな種類があるので目移りしますが、ここでは看板メニューの「りょうたの手羽先」が特にお勧めです。皮はパリパリ、中はジューシーで、にんにく醤油は薄味で、塩味が効いています。また、他に有名な「来々軒」、「からあげ太閤」からも近いので、食べ比べもお勧めです。
からあげはどこでも食べられますが、宇佐市の名物としてどんな魅力があるのでしょうか。私たちは日常生活を離れて観光に出かける時に、その地域らしいものを食べたい、地域らしいお土産を買いたいという気持ちになります。また、私たちの生活にとって「食」は切り離せないので、地域のグルメを観光地の魅力の1つとして利用できます。その結果、観光客の満足度も上げられます。もちろん、食べものの味やサービス、店の雰囲気なども大切です。このようなことができたら、店が人気になるでしょう。さらに、食は観光における重要な楽しみの1つでので、食事の印象次第で地域全体の印象が左右されます。それゆえに、地域の店が人気であれば、その地域の観光客数も増加して人気になるかもしれません。そうしたこともあって、最近は観光地とグルメの両方を記載したパンフレットが多く見られます。そこに、食べ方(食べ歩き、店内など)も明記したら、食べに行きやすくなると考えられます。
からあげは他の地域でも食べられるもので、決して珍しいものではありませんが、宇佐市を代表すると言っても過言ではなく、重要な位置を占めています。もし宇佐市へ観光に行ったら、ぜひ「からあげキャラ」のからあげを食べにほしいと思います。
全国各地にさまざまなご当地グルメがありますが、「鶏のからあげ」もブームになっています。唐揚げ専門店の発祥が実は大分県宇佐市ということをご存知でしょうか。大分県は1人当たりの鶏肉消費量が日本一と言われ、中でも宇佐市にはからあげ専門店(テイクアウト)が約30店舗あり、食事処や精肉店などを含めると、50店舗以上になります。
今回、私たちが訪れた「からあげキャラ」は、四日市エリアにあります。店のメニューには、骨なしムネ、ぶつ切り、りょうたの手羽先、骨なしモモ、砂ずりなどがあるほか、からあげ弁当(1日20食限定)も人気です。さまざまな種類があるので目移りしますが、ここでは看板メニューの「りょうたの手羽先」が特にお勧めです。皮はパリパリ、中はジューシーで、にんにく醤油は薄味で、塩味が効いています。また、他に有名な「来々軒」、「からあげ太閤」からも近いので、食べ比べもお勧めです。
からあげはどこでも食べられますが、宇佐市の名物としてどんな魅力があるのでしょうか。私たちは日常生活を離れて観光に出かける時に、その地域らしいものを食べたい、地域らしいお土産を買いたいという気持ちになります。また、私たちの生活にとって「食」は切り離せないので、地域のグルメを観光地の魅力の1つとして利用できます。その結果、観光客の満足度も上げられます。もちろん、食べものの味やサービス、店の雰囲気なども大切です。このようなことができたら、店が人気になるでしょう。さらに、食は観光における重要な楽しみの1つでので、食事の印象次第で地域全体の印象が左右されます。それゆえに、地域の店が人気であれば、その地域の観光客数も増加して人気になるかもしれません。そうしたこともあって、最近は観光地とグルメの両方を記載したパンフレットが多く見られます。そこに、食べ方(食べ歩き、店内など)も明記したら、食べに行きやすくなると考えられます。
からあげは他の地域でも食べられるもので、決して珍しいものではありませんが、宇佐市を代表すると言っても過言ではなく、重要な位置を占めています。もし宇佐市へ観光に行ったら、ぜひ「からあげキャラ」のからあげを食べにほしいと思います。
現地調査でわかった千財農園の現状
国際観光学部3年 難波里紗
私たち森重ゼミは6月24日から26日にかけて、大分県宇佐市でフィールドワークを行いました。宇佐市内の四日市エリア、院内エリア、安心院エリアの3つのグループに分かれ、私は四日市エリアで現地調査を行いました。私たちは、「宇佐神宮を訪れたついでに立ち寄りたいと思うか」ということを念頭に置いて、調査を進めていきました。
四日市エリアにある千財農園は、フィールドワークに行く前の調査で、フジやバラが有名であることを知りました。実際に現地へ行くと、残念ながらフジはシーズンではなかったので観賞できませんでしたが、バラを見ることができました。訪れた時には日曜日の昼頃にもかかわらず、私たち以外のお客さまは誰一人おらず、あまり賑わっていませんでした。そして、バラ園に入ってみたものの、事前調査で見たバラの写真よりも少し枯れていたようで、あまり咲いていないように感じました。バラが最もきれいに咲く時期はゴールデンウィーク過ぎであるため、「ゴールデンウィーク期間はフジも咲いているので、とても多くの方が来られた」と千財農園の方からうかがいました。実際にその頃の写真を見せていただくと、2,000本ものバラやフジがとても美しく咲き並んでおり、多くの来場者がいたことがわかりました。
千財農園の方はとても親しみやすく、大切にバラを育てていることなどの話をして下さいました。千財農園といえばフジで有名だったそうです。バラ園は一昨年から始まったとのことで、5月頃と10月頃の2度見頃を迎えるそうです。しかし、フジとバラが同時に見頃を迎えるわけではないので、一度に2つを同時に楽しむことができないのが残念な点でもあるそうです。そのこともあってか、入場料は300円と安く、駐車場も400台収容できるのにもかかわらず、シーズンを過ぎた途端に来場者が減少していくことがわかりました。現地の方のお話をうかがうことで、口コミよりも確かな情報が得られました。
「宇佐神宮に行ったついでに立ち寄りたいか」ということについて、私は見頃の季節であれば立ち寄りたいと感じました。宇佐神宮からは自動車を使えば20分ほどで着く距離にあり、せっかくなら花を見て、心をリフレッシュするのにも良いと思います。しかし、花が咲かない期間は休業してしまうそうです。休業してしまうとお客さまが来られなくなってしまうので、どのようにすれば常にお客さまを集められるのかが課題であると感じました。今後、シーズンオフの時に季節に合った花を増やしたり、お茶を飲めるスペースを増やしたりするなどして、癒しの要素を増やしていくと良いのではないかと思います。そうすることで、「ついでに立ち寄ってみたい」という課題につながるのではないかと考えます。
四日市エリアにある千財農園は、フィールドワークに行く前の調査で、フジやバラが有名であることを知りました。実際に現地へ行くと、残念ながらフジはシーズンではなかったので観賞できませんでしたが、バラを見ることができました。訪れた時には日曜日の昼頃にもかかわらず、私たち以外のお客さまは誰一人おらず、あまり賑わっていませんでした。そして、バラ園に入ってみたものの、事前調査で見たバラの写真よりも少し枯れていたようで、あまり咲いていないように感じました。バラが最もきれいに咲く時期はゴールデンウィーク過ぎであるため、「ゴールデンウィーク期間はフジも咲いているので、とても多くの方が来られた」と千財農園の方からうかがいました。実際にその頃の写真を見せていただくと、2,000本ものバラやフジがとても美しく咲き並んでおり、多くの来場者がいたことがわかりました。
千財農園の方はとても親しみやすく、大切にバラを育てていることなどの話をして下さいました。千財農園といえばフジで有名だったそうです。バラ園は一昨年から始まったとのことで、5月頃と10月頃の2度見頃を迎えるそうです。しかし、フジとバラが同時に見頃を迎えるわけではないので、一度に2つを同時に楽しむことができないのが残念な点でもあるそうです。そのこともあってか、入場料は300円と安く、駐車場も400台収容できるのにもかかわらず、シーズンを過ぎた途端に来場者が減少していくことがわかりました。現地の方のお話をうかがうことで、口コミよりも確かな情報が得られました。
「宇佐神宮に行ったついでに立ち寄りたいか」ということについて、私は見頃の季節であれば立ち寄りたいと感じました。宇佐神宮からは自動車を使えば20分ほどで着く距離にあり、せっかくなら花を見て、心をリフレッシュするのにも良いと思います。しかし、花が咲かない期間は休業してしまうそうです。休業してしまうとお客さまが来られなくなってしまうので、どのようにすれば常にお客さまを集められるのかが課題であると感じました。今後、シーズンオフの時に季節に合った花を増やしたり、お茶を飲めるスペースを増やしたりするなどして、癒しの要素を増やしていくと良いのではないかと思います。そうすることで、「ついでに立ち寄ってみたい」という課題につながるのではないかと考えます。
フィールドワークを通して感じた、大分県宇佐市の食の魅力
国際観光学部3年 山本真由美
私たち森重ゼミは6月24日から週末を利用して、大分県宇佐市でフィールドワークを行いました。フェリーで大阪南港を出発し、25日朝に大分県別府港に到着、その日の夜にフェリーで大阪に帰るという弾丸プランでした。そのため、四日市エリア、安心院エリア、院内エリアの3つのグループをつくり、分担して調査を行いました。
私は宇佐神宮周辺のエリアである、四日市エリアのグループでした。調査に行く前に、宇佐市の名産品や名物の食べ物を調べていると、宇佐でつくられているネギを使用した、ねぎ焼きが名物であることを知りました。四日市エリアにはいくつかのねぎ焼きの店があったので、昼食で行こうと決めていました。
当日、宇佐市で配布されている観光客向けのパンフレットに掲載されていた「鉄板バル葱屋」という店でねぎ焼きをいただきました。この店は、事前の下調べの段階では発見できなかった店でした。この店では、ねぎ焼きとネギを使ったしゃぶしゃぶが有名なようでした。シンプルなねぎ焼きにチーズやエビ、キムチなどがトッピングされているものもあり、ねぎ焼きだけでも10種類ほどありました。また、ネギを使用したねぎご飯やねぎスープなどのサイドメニューも充実していました。食べてみると、ネギ本来の美味しさを感じられる食べ物でした。
鉄板バル葱屋のねぎ焼きの材料すべてが宇佐市でつくられたもので、宇佐市の食の魅力を感じることができます。ネギは「大分味一ねぎ」が使用されています。「大分味一ねぎ」とは、大分県で生産される「小ねぎ」のブランド名で、宇佐市をはじめとする県北地域では味一ねぎの栽培が盛んに行われています。熱を加えてもシャキッとした歯ごたえと甘みがあり、ビタミンやミネラルが豊富で、健康や美容にも良いと言われています。普段食べているネギとは違い、苦みよりも甘みが多く、ネギが苦手な人でも挑戦してほしいです。店主の方は「大分味一ねぎ」の生産者であり、自家栽培のネギをたっぷり使用しています。
大分のねぎ焼きは、日本各地のご当地の粉物グルメの中ではそれほど知名度が高くないと感じました。実際に、私たちも調査をするまで、宇佐市の名物はから揚げのイメージが大きく、ねぎ焼きも名物であることは知りませんでした。店は観光客が多く訪れる宇佐神宮の近くにあり、自動車で約15分の距離で駐車場も広いので、自動車で観光に来る人にも気軽に訪れられる環境です。宇佐神宮に訪れた観光客にぜひ訪れてほしいですし、オススメしたいと感じた店でした。今回のフィールドワークで宇佐市の食の魅力を知ることができました。
私は宇佐神宮周辺のエリアである、四日市エリアのグループでした。調査に行く前に、宇佐市の名産品や名物の食べ物を調べていると、宇佐でつくられているネギを使用した、ねぎ焼きが名物であることを知りました。四日市エリアにはいくつかのねぎ焼きの店があったので、昼食で行こうと決めていました。
当日、宇佐市で配布されている観光客向けのパンフレットに掲載されていた「鉄板バル葱屋」という店でねぎ焼きをいただきました。この店は、事前の下調べの段階では発見できなかった店でした。この店では、ねぎ焼きとネギを使ったしゃぶしゃぶが有名なようでした。シンプルなねぎ焼きにチーズやエビ、キムチなどがトッピングされているものもあり、ねぎ焼きだけでも10種類ほどありました。また、ネギを使用したねぎご飯やねぎスープなどのサイドメニューも充実していました。食べてみると、ネギ本来の美味しさを感じられる食べ物でした。
鉄板バル葱屋のねぎ焼きの材料すべてが宇佐市でつくられたもので、宇佐市の食の魅力を感じることができます。ネギは「大分味一ねぎ」が使用されています。「大分味一ねぎ」とは、大分県で生産される「小ねぎ」のブランド名で、宇佐市をはじめとする県北地域では味一ねぎの栽培が盛んに行われています。熱を加えてもシャキッとした歯ごたえと甘みがあり、ビタミンやミネラルが豊富で、健康や美容にも良いと言われています。普段食べているネギとは違い、苦みよりも甘みが多く、ネギが苦手な人でも挑戦してほしいです。店主の方は「大分味一ねぎ」の生産者であり、自家栽培のネギをたっぷり使用しています。
大分のねぎ焼きは、日本各地のご当地の粉物グルメの中ではそれほど知名度が高くないと感じました。実際に、私たちも調査をするまで、宇佐市の名物はから揚げのイメージが大きく、ねぎ焼きも名物であることは知りませんでした。店は観光客が多く訪れる宇佐神宮の近くにあり、自動車で約15分の距離で駐車場も広いので、自動車で観光に来る人にも気軽に訪れられる環境です。宇佐神宮に訪れた観光客にぜひ訪れてほしいですし、オススメしたいと感じた店でした。今回のフィールドワークで宇佐市の食の魅力を知ることができました。
フェリーさんふらわあでの現地0泊の旅
国際観光学部3年 入江理子
私たち森重ゼミは、6月24日から6月26日にかけて、大分県宇佐市へフィールドワークに行ってきました。大阪南港コスモフェリーターミナルを出発し、別府観光港に着くフェリーさんふらわあを利用しました。「弾丸フェリープラン」という現地0泊、船内2泊のプランを利用したため、24日夜から25日朝と、25日夜から26日朝にかけてがフェリーでの移動時間でした。
私たちが利用した部屋は大部屋でしたので、みんなで楽しく過ごせました。部屋から外の様子が見えて、部屋の扉を開けるとすぐ外に出ることができました。他にも、風呂やトイレ付きの部屋や1人用の部屋などがあるようで、旅のタイプや人数によってちょうど良い部屋が選べるようになっていました。また、自家用車の積み込みができるので、旅先での移動も困りません。ペットルームがあり、ペットを連れての旅行も可能です。フェリーを利用すれば、より自分の求めるスタイルの旅ができ、便利だと思いました。展望デッキがあり、そこから見える港の周辺の景色が綺麗でした。明石海峡大橋や瀬戸大橋の下を通る時間に外を見ると、ライトアップした橋を見ることができます。私たちが乗船した時はあいにく天気が悪く、すぐ部屋に戻ったのですが、天気が良ければ外でゆっくり夜景を楽しむこともできると思います。下の階には、大浴場や売店、レストランがありました。売店には関西、九州の土産物も置いてありました。レストランは朝食、夕食ともバイキングスタイルで食事ができました。
私は今までフェリーを利用したことがなく、今回初めて乗船したのですが、乗ってすぐ、ホテルの中にいるみたいだと思いました。船の中にいるという感じはなく、ふと自分が海の上にいると思うと不思議な感じがしました。そして、別府観光港に到着する時間が早かったので、現地で1日を有効に使うことができたと思います。
フェリーを利用すれば、移動中にも非日常を感じられるのではないかと思います。宿泊しながら移動するため、時間はかかりますが、バスや電車とは一味違うように感じました。開放感があり、リラックスでき、景色に癒されます。また、フェリーさんふらわあは湾周クルーズも行っていて、九州まで行くことなく、フェリー内での時間を楽しむことができます。特別な気分を味わえ、美しい景色も眺めることができるそうです。移動手段だけではないフェリーさんふらわあには、魅力がたくさんあると思いました。今回、実際にフェリーさんふらわあを利用することができ、良い経験になりました。
私たちが利用した部屋は大部屋でしたので、みんなで楽しく過ごせました。部屋から外の様子が見えて、部屋の扉を開けるとすぐ外に出ることができました。他にも、風呂やトイレ付きの部屋や1人用の部屋などがあるようで、旅のタイプや人数によってちょうど良い部屋が選べるようになっていました。また、自家用車の積み込みができるので、旅先での移動も困りません。ペットルームがあり、ペットを連れての旅行も可能です。フェリーを利用すれば、より自分の求めるスタイルの旅ができ、便利だと思いました。展望デッキがあり、そこから見える港の周辺の景色が綺麗でした。明石海峡大橋や瀬戸大橋の下を通る時間に外を見ると、ライトアップした橋を見ることができます。私たちが乗船した時はあいにく天気が悪く、すぐ部屋に戻ったのですが、天気が良ければ外でゆっくり夜景を楽しむこともできると思います。下の階には、大浴場や売店、レストランがありました。売店には関西、九州の土産物も置いてありました。レストランは朝食、夕食ともバイキングスタイルで食事ができました。
私は今までフェリーを利用したことがなく、今回初めて乗船したのですが、乗ってすぐ、ホテルの中にいるみたいだと思いました。船の中にいるという感じはなく、ふと自分が海の上にいると思うと不思議な感じがしました。そして、別府観光港に到着する時間が早かったので、現地で1日を有効に使うことができたと思います。
フェリーを利用すれば、移動中にも非日常を感じられるのではないかと思います。宿泊しながら移動するため、時間はかかりますが、バスや電車とは一味違うように感じました。開放感があり、リラックスでき、景色に癒されます。また、フェリーさんふらわあは湾周クルーズも行っていて、九州まで行くことなく、フェリー内での時間を楽しむことができます。特別な気分を味わえ、美しい景色も眺めることができるそうです。移動手段だけではないフェリーさんふらわあには、魅力がたくさんあると思いました。今回、実際にフェリーさんふらわあを利用することができ、良い経験になりました。