国際学部 国際コミュニケーション学科の教育目的

  1. 世界の現状を広い視野をもって把握でき、 挑戦的かつ創造的思考力を持って主体的に行動し、かつ多様な価値観と文化を理解し、グローバルな視点で地域や文化の違いを越えたコミュニケーション力を発揮できる適応力を備えた人材を養成する。
  2. 文化、国際関係、メディア、心理学に関わる専門的な知識の修得を通して、多様な価値観・文化への理解と高度なコミュ二ケーション力を修得し、チャレンジ精神と創造的思考力を持って主体的・実践的に行動する能力を身につけさせる。
  3. 英語教員、商社・貿易関連業、外資系企業・企業の国際部門、航空会社の客室乗務員やグランドスタッフ、企業の営業、広報、宣伝部門、通訳ガイド、観光案内の翻訳など。

ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)

国際学部国際コミュニケーション学科の教育課程にしたがって合計124単位以上を修得し、以下のような能力を身につけた学生に対して卒業を認定し、「学士(国際学)」の学位を授与する。

知識・理解

国際コミュニケーションに関する基礎的な学修をふまえて、以下の専門分野に関する知識を修得している。
  • DP1:言語や多文化・異文化についての基礎的な知識、および心理的な側面を含めた総合的なコミュニケーションのあり方と理解。
  • DP2:文化、国際関係、メディア、心理科目群の4分野における学びを通し修得する、グローバルな世界の動き、ローカルな共同体のあり方、並びに個人(パーソナル)の行動や思考、それぞれについての基礎的・体系的知識。
  • DP3:自己をとりまくローカルな社会が直面するさまざまな問題の背景にあるグローバルな意味や文脈についてとその関連性への理解および知識。

汎用的技能

  • DP4:コミュニケーション力
    日本語と特定の外国語を用い、高度な言語運用能力を身につける。同時に、現代社会の多様性を理解した上で対応力を身につけ、さらに自らの意見を発信できる。
  • DP5:情報リテラシー力
    情報通信技術(ICT)等を用いて多様な情報を収集・整理・分析し、モラルに則って効果的に活用することができる。
  • DP6:論理的思考力
    情報や知識を利用して、自然や社会現象を複眼的、論理的に分析し、言語化できる。
  • DP7:問題解決力
    社会にあるさまざまな問題の背景を理解し、解決に必要な情報を収集・整理・分析し、解決策を見いだすことができる。
  • DP8:社会人としての実践力
    体系的に身につけた専門知識を職業や社会生活のなかに応用し、社会で有用とされる実践力を身につけている。また、社会人としてのキャリア形成に主体的に取り組むことができる。

態度・志向性

  • DP9:多様性の理解と協調性
    自己と他者を理解し、多様な人々と協調・協力して行動できる。
  • DP10:倫理観と社会的責任
    自己の良心と社会の規範やルールに従って行動でき、社会の一員としての意識を持ち、平和・民主主義・基本的人権という人類普遍の価値を尊重し、権利と義務の理解の上に立って、社会発展に貢献する意志を持っている。
  • DP11:自己管理力
    自らを律して行動することで自己成長につなげることができる。

総合的な学習経験と創造的思考力

  • DP12:これまでに獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、自ら立てた新たな課題にそれらを適用し、その課題を解決することができる。
    また、旺盛なチャレンジ精神と創造的思考力を持って、目標実現のために状況に応じてリーダーシップやフォロワーシップを発揮し、必要な役割を能動的に果たすことができる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施方針)

  1. CP1:言語や多文化・異文化についての基礎的な知識および心理的な側面を含めた総合的なコミュニケーションのあり方と理解する力の体得。
    1年次に学科必修科目の「コミュニケーション概論」を履修することで、言語や多文化・異文化についての基礎的 な知識および心理的な側面を含めた総合的なコミュニケーションのあり方についての基礎知識を学ぶ。
  2. CP2:文化、国際関係、メディア、心理科目群の4分野における学びを通し修得するグローバルな世界の動き、ローカルな共同体のあり方、並びにパーソナルな行動や思考、それぞれについての基礎的・体系的知識。
    1年次に国際コミュニケーション学科の学際的学びを構成する4分野である、文化科目群、国際関係科目群、メディア科目群、心理学科目群において、それぞれの入門となる科目を学修し基礎的知識を身につけた上で、それらの発展、応用となる科目を履修し、グローバルな世界の動き、ローカルな共同体のあり方、並びにパーソナルな行動や思考についての体系的知識を獲得する。
  3. CP3:自己をとりまくローカルな社会が直面するさまざまな問題の背景にあるグローバルな意味や文脈についてとその関連性への理解および知識。
    1年次に「大学入門ゼミa」「大学入門ゼミb」を履修することで、自己や世界についての関心を高め、さらに4分野における発展科目、応用科目を履修することで、自己をとりまくローカルな社会が直面するさまざまな問題の背景にあるグローバルな意味や文脈に関する知識を獲得し、その関連性への理解を深める。
  4. CP4:コミュニケーション力
    日本語と特定の外国語を用い、高度な言語運用能力を身につける。
    同時に、現代社会の多様性を理解した上で対応力を身につけ、さらに自らの意見を発信できる。

    1年次に「大学入門ゼミa」「大学入門ゼミb」を履修することで日本語の言語運用能力を向上させると同時に、外国語については全員履修の英語の基礎的科目、および中国語、韓国語の基礎科目を修得し、その後の発展科目、応用科目の履修により、高度な言語運用能力と多様性の社会における対応力を身につけ、さらに自らの意見を発信できる力を体得する。
  5. CP5:情報リテラシー力
    情報通信技術(ICT)等を用いて多様な情報を収集・整理・分析し、モラルに則って効果的に活用することができる。

    1年次に一般教育科目の「情報処理入門・応用」を履修することで、情報通信技術(ICT)等を用いた、データの収集・整理・分析を学び、その他のメディア科目群、および演習科目において、得られた情報をモラルに則って効果的に活用できる力、および多様な媒体による情報の真偽やその価値を批判的に評価し、正しく理解する能力を体得する。
  6. CP6:論理的思考力
    情報や知識を利用して、自然や社会現象を複眼的、論理的に分析し、言語化できる。

    1年次に履修する「大学入門ゼミa」「大学入門ゼミb」などで大学に必要な論理的思考力の基礎を学び得た知識をもとに、演習科目をはじめ、学科の多くの科目において、情報や知識を論理的に分析し言語化できる力を体得する。
  7. CP7:問題解決力
    社会にあるさまざまな問題の背景を理解し、解決に必要な情報を収集・整理・分析し、解決策を見いだすことができる。

    1年次に履修する「大学入門ゼミa」「大学入門ゼミb」などで、問題解決のために必要な基礎を学び得た知識をもとに、演習科目をはじめ、学科の多くの科目において、社会問題を理解し解決に必要な情報の収集・整理・分析を行い、解決策を提示できる力を体得する。
  8. CP8:社会人としての実践力体系的に身につけた専門知識を職業や社会生活のなかに応用し、社会で有用とされる実践力を身につけている。
    また、社会人としてのキャリア形成に主体的に取り組むことができる。

    1年次から学科のカリキュラムの中で体系的に得た専門知識を将来の職業や社会生活のなかに応用し、社会で有用とされる実践力を4年間を通して身につける。また、1年次に「基礎キャリアデザイン1・2」を履修した上で、基礎・発展・応用と段階的にキャリア教育科目を修得することで、社会人としてのキャリア形成に主体的に取り組むことができるようになる。
  9. CP9:多様性の理解と協調性
    自己と他者を理解し、多様な人々と協調・協力して行動できる。

    1年次に履修する「大学入門ゼミa」「大学入門ゼミb」をはじめとし、少人数制の必修・演習科目である「基礎演習」「専門演習1a」「専門演習1b」「専門演習2a」「専門演習2b」、およびさまざまな科目を通して、多様な人々と協調・協力して行動できる力を体得する。
  10. CP10:倫理観と社会的責任
    自己の良心と社会の規範やルールに従って行動でき、社会の一員としての意識を持ち、平和・民主主義・基本的人権という人類普遍の価値を尊重し、権利と義務の理解の上に立って、社会発展に貢献する意志を持っている。

    1年次に履修する「大学入門ゼミa」「大学入門ゼミb」をはじめとし、少人数制の必修・演習科目である「基礎演習」「専門演習1a」「専門演習1b」「専門演習2a」「専門演習2b」及び様々な科目を通して、倫理観を体得し社会的責任を意識しながら社会発展に貢献できる力を体得する。
  11. CP11:自己管理力
    自らを律して行動することで自己成長につなげることができる。

    1年次に履修する「大学入門ゼミa」「大学入門ゼミb」をはじめとし、少人数制の必修・演習科目である「基礎演習」「専門演習1a」「専門演習1b」「専門演習2a」「専門演習2b」、およびさまざまな科目を通して、自らを律して行動することで自己成長につなげる力を体得する。
  12. CP12:これまでに獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、自ら立てた新たな課題にそれらを適用し、その課題を解決することができる。
    また、旺盛なチャレンジ精神と創造的思考力を持って、目標実現のために状況に応じてリーダーシップやフォロワーシップを発揮し、必要な役割を能動的に果たすことができる。4年間を通しての学びで獲得した知識・技能・態度など特に専門演習1・2 において、自ら立てた新たな課題にそれらを適用し、その課題を解決することができる。
    また、旺盛なチャレンジ精神と創造的思考力を持って、目標実現のために状況に応じてリーダーシップやフォロワーシップを発揮し、必要な役割を能動的に果たすことができる。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)

求める能力

本学の入試では、個別学力検査、大学入学共通テスト、調査書、面接、課題文、志望理由書、推薦書などを組み合わせて志願者の能力や資質を総合的に評価する。
  1. AP1:知識・理解
    高等学校で学習する科目において、身につけるべき水準の知識を有すること。
  2. AP2:思考・判断
    思考・判断:広い視野で物事をとらえ、自分なりの考えをもつことができる。
  3. AP3:関心・意欲
    関心・意欲:旺盛な好奇心を持って、さまざまな問題について積極的に考えることができる。
  4. AP4:技能・表現
    技能・表現:自分の考えをわかりやすく伝えることができる。特別な技能を持っている。

  5. AP5:主体性・協調性
    特別活動や課外活動等において、他者と協力して物事を進めることができる。

求める学生像

  1. 探究心を持ち、他者と共に学び成長できる人。
  2. グローバル社会で通用する語学運用能力を身に付けたい人。
  3. 在学中に留学をして、自分の可能性を広げたい意欲のある人。
  4. 世界の国や地域の民族・政治・社会・歴史・文化・宗教などについて学びたい人。
  5. 心理学・マスコミュニケーション・メディア・異文化理解について学びたい人。
  6. 国際社会に通用する教養・コミュニケーション能力を身につけ、それを活かす職業に就きたい人。
  7. 将来の目標を設定して、継続的にキャリアアップを目指せる人。
  8. 日本および世界の発展に貢献したいという意志がある人。