【教育と研究のQ&A】 Mark D. Sheehan先生

教育と研究: レゴ®シリアスプレイ®

Q1. どの授業を教えていますか?
A1. 私は以下の授業を担当しています: Oral Communication、Debate and Presentation、Topic Studies、そして2年生、3年生、4年生のセミナーです。
 
Q2. ご研究領域は何ですか?
A2. 英語の読解とライティング、英語学習におけるモチベーション、コンピュータを利用した言語学習(CALL)に関する研究を行ってきました。2017年以降、レゴ®シリアスプレイ®メソッドを用いた研究と教授法に関心を持ち始めました。これは、学生が英語を学び、コミュニケーション能力を向上させるためのユニークな方法です。
 
Q3. どのようなきっかけでこの研究分野に関心を持ち始めましたか?
A3. 長年の教育経験を通して、多くの学生が素晴らしいアイデアを持ちながらもそれを共有できずにおり、上級生や国際学生と英語で討論を行うためには何らかのサポートが必要であることに気づきました。そこでレゴ® シリアスプレイ®メソッドの研究を決意し、レゴ® シリアスプレイ®ファシリテーターとなりました。レゴ® シリアスプレイ®は、学生が学ぶためのユニークな方法です。私は模擬国連やセミナーでワークショップを行い、集中講義を教え、特別なイベントでワークショップを開催してきました。レゴ® シリアスプレイ®メソッドを使用すると、学生は手を使って考え、より創造的で生産的な討論ができ、討論に対する貢献も大きくなります。全員が発言し、全員が自分のアイデアを共有します。
 
 
Q4. Sheehan先生の研究分野で、今でも魅力を感じる点は何ですか?
A4. 2017年からレゴ®シリアスプレイ®ファシリテーターを務めており、様々なテーマに沿ったレゴ®シリアスプレイ®ワークショップを約100回行ってきました。各ワークショップはユニークです。学生は毎回同じレゴブロックを使用しますが、毎回、彼らのモデルとアイデアは独自のものです。2つのワークショップが同じになることはありません。また、学生が自信を持ってアイデアを共有し、グループメンバーとのつながりを築く様子を見ることに魅了されています。初めはゆっくりとしたり恥ずかしがったりすることもありますが、ワークショップの終わりには、多くの興味深いモデルを作り、多くの新しいアイデアを生み出しています。
 
Q5. どのようにして研究分野を教育に生かしていますか?
A5. 私はすでにレゴ®シリアスプレイ®ファシリテーターですが、トレーニングを継続し、このシステムを使用するための新しいアイデアを常に得ています。毎年、レゴ®シリアスプレイ®を新しい方法で使用しようと努力しています。ゼミナールのコースでは、学生が自分の目標や就職活動について考える手助けとしてレゴ®シリアスプレイ®を使用しています。また、阪南大学の模擬国連でSDGsについて学び、深く議論する独特な方法としてレゴ®シリアスプレイ®を活用しています。オーラルコミュニケーションの授業、トピックスタディーズ、ディベートとプレゼンテーションの授業にもこのメソッドを使用しています。全てのレベルの学生がこのメソッドの恩恵を受けることができます。彼らはディスカッションスキルを向上させ、英語で自分のアイデアを共有する自信を築くことができます。
 
Q6. お勧めの本や論文はありますか?
A6. レゴ® シリアスプレイ® メソッドは、グループがアイデアを共有し、豊かな対話や議論に参加し、実際の問題に対する意味のある解決策を考え出すためのユニークな方法を提供します。詳しくは、以下の書籍をお勧めします。
 
• 戦略を形にする思考術: レゴ®シリアスプレイ®で組織はよみがえる by ロバート ラスムセン (著), 蓮沼孝 (著), 石原正雄 (著)
• Building a Better Business Using the Lego Serious Play Method by Per Kristiansen
 
Q7. 趣味は何ですか?
A7. テニスをすることや、野球、バスケットボール、セーリングなどのスポーツ観戦が趣味です。ミステリーを読むことや映画を見ることも楽しんでいます。

国際コミュニケーション学科 教員広報誌「グローバル・ヴォイス」