——：後援会学部成績優秀者奨学生に選ばれたとか！おめでとうございます。
木村さん：ありがとうございます。
——：後援会奨学生に選ばれた時のお気持ちをお聞かせください。
木村さん：応募とかをしていなかったのですごくビックリしました。最初、学生課からメールが来たので｢何？｣って思いました(笑)。開いたら奨学金のことだったので嬉しかったです。
——：後援会学部成績優秀者奨学金制度は給付型だそうですがいくらくらいですか？
木村さん：年40万円いただいています。
——：年40万円！
後援会奨学金以外にも奨学金を貰っているのですか？
木村さん：他は小野奨学金をいただいています。
——：小野奨学金は給付型ですか？貸与型ですか？
木村さん：給付型です。
——：給付金額はいくらくらいですか？
木村さん：月4万円です。
——：月4万円！凄いですね。
小野奨学金と後援会奨学金どちらも受給されているのですか？
木村さん：はい。小野奨学金は1回生の時からいただいています。後援会の方は4回生になった時に選ばれました。
——：小野奨学金を受ける条件はどのようなものですか？
木村さん：家の収入と高校の時の成績です。
——：2回生の時に小野奨学会で表彰されたそうですね。
木村さん：小野奨学生は他大学にも一杯いるんですけど、その奨学生の中でも優れた成績をとっている人達が30人くらい集められて表彰式がありました。美味しいご飯や2万円分の図書カードをいただきました。図書カード2万円分とか貰ったことがなくてビックリしました(笑)

——：4回生になった時点での取得単位数・S取得単位数・GPAを教えてください。
木村さん：取得単位数は130でSは102、GPAは3.75です。
——：ほとんどがSですね！卒業要件である124単位を取得したのは、いつの時点ですか？
木村さん：3回生の後期です。
——：卒業要件である124単位を超えて単位を取ったのは何故ですか？
木村さん：134単位以上で賞が貰えるのでそこまでやってみようかなと思いました。
——：授業を受講する中で心掛けたことはありましたか？
木村さん： ちゃんと出席すること。あと、テストの時は一週間前から1日3時間は勉強していました。
——：興味深かった授業や印象に残っている授業はありますか？
木村さん：マルチメディア演習はパソコンを使ってDMとかを作成したのが実践的で楽しいと思いました。

——：次に木村さんについてお伺いします。
木村さんの入試区分と出身校を教えてください。
木村さん：一般後期入試です。
——：阪南大学に入学した理由と経営情報学部を選んだ理由を教えてください。
木村さん：受験に失敗して、後期で阪南大学を受けました。経営と情報両方学べる学部は珍しいと思い経営情報学部に入学しました。
——：ゼミはどこに所属されていますか？
木村さん：松下ゼミです。
——：ゼミではどのような勉強をされているのですか？
木村さん：去年は教科書を輪読していました。今はヒット商品の分析です。
——：ゼミではどんな本を読みましたか？
木村さん：マーケティングとか、行動経済学とか、認知心理学、社会学…1年で5冊くらい読みました。

——：資格は何か取られていますか？
木村さん：1回生の2月に日商簿記の3級を取って、2回生の3月にMOSのエクセルとワードを、3回生の6月に秘書検定2級をとりました。
——：取ろうと思われた理由を教えてください。
木村さん：金融業界に就職を考えていたので簿記を身につけていた方がためになるかなと思い取りました。MOSはどこで働くにあたっても使うと思うので。秘書検定も同じです。
——：1回生の頃からどんな業界で働きたいかを考えていらしたのですね。
資格取得の勉強は学内の資格講座を利用されましたか？
木村さん：MOSは講座を受けました。他は独学です。
——：就活に役立った資格はありますか？
木村さん：:秘書検定は持ってるといいと思います。調剤薬局の面接を受けた時に持っていた方がいいと言われました。
——：就職先はやはり金融業界ですか？
木村さん：はい。信用金庫から内定をいただいています。
——：金融業界に就職したいと思った理由を教えてください。
木村さん：銀行の窓口の店員さんがいつも優しく接客をされているのを見て、漠然とですが私もそういったところで働きたいなと思っていました。信用金庫には｢利益よりお客様のために働く｣といった理念があってやりがいが感じられる仕事ができるかなと考えました。
——：就職試験では筆記試験があると思いますが、どのような問題が出題されるのですか？
木村さん：SPIが多かったです。
——：就活に役立った授業や講座はありますか？
木村さん：「数的処理」と「キャリアアップ数学」がSPIの数学についての授業だったのでそれが役に立ちました。
——：大学のキャリアセンターは利用されましたか？
木村さん：学生時代に力を入れたことなど自己PR文を一緒につくってもらったり面接練習をしてもらったりしました。
——：就活が始まる前にやっておいた方がいいことはありますか？
木村さん：SPIの勉強と自己分析です。
——：受験に失敗して阪南大学に来たと言うことでしたが、やはり阪南でよかったと思いますか？
木村さん：他であれば経営学科と情報学科に分かれているところを、一つの学科で両方とも学べたので阪南の経情に来て良かったと思います。
——：お時間いただきありがとうございました。

インタビューの際にお聞きしたS取得単位数の多さには驚きでした。木村さんが授業を受講する際に心掛けていた｢テスト前の1日3時間の勉強｣などを見習い、私もここからの学生生活を頑張ろうと思います。


インタビュー形式の撮影は今回が初めてだったのですがとても楽しく撮影させて頂きました。卒業単位以上を取得するともらえる賞の存在を今回の取材で知り、134単位なら目指せそうなのでこれからの単位取得の目安にしたいと思いました。

木村彩乃さんは、2年生からの私のゼミに所属し、これまで熱心に学修を継続してきました。一見すると真面目で落ち着いた学生ですが、行動的な一面もあります。現在、木村さんは大ヒットした食パン「乃が美」をテーマに卒業論文を執筆中ですが、前期のゼミでは木村さん主催で食パンの味を比較する試食会を行いました。乃が美以外に、コンビニエンスストアや一般的なパン屋さんの食パンを複数用意し、商品名を伏せて美味しいと思う順番に点数を付けるという実験をするためです。興味深いことに、「乃が美」は1位ではありませんでした。この結果を踏まえ、今度は3年生のときに学修したマーケティング戦略や消費者心理の知識を応用して、なぜ「乃が美」がヒットしたのかを分析したいとのことでした。このように知的好奇心と行動力を併せ持った木村彩乃さんの今後の活躍を期待しています。

経営情報学部学生広報委員会では、「じぇむ」の記事を書いていただける方・撮影をしていただける方を募集しています。興味のある方は担当教員（濱）か、教務課までお問い合わせください。