一般教育科目とは

本学の教学理念にある「意欲と自主性に満ち、総合的な分析・判断能力をもって、国際化・情報化時代に活躍できる人間性豊かな人材」となるためには、それぞれの学科の専門分野を勉強するだけでは十分ではありません。それどころか、専門の枠を超えた幅広い教養と問題の核心を洞察できる大局的な視野がなければ、専門分野そのものの理解が難しくなるのです。こうした点に配慮して用意されているのが、一般教育科目です。
一般教育科目は、いわゆる基礎力や総合力の育成を目指したもので、そのメニューは多種多彩です。科目数は100以上もあり、情報処理から健康管理にいたるまで、およそ教養と呼ばれている主要なテーマをほとんど網羅しています。また、科目名でみると、高校までと同じことを習うような印象がありますが、学ぶ内容はまったく異なることが多いのが特徴です。もちろん、情報処理や外国語といった技能を身につける科目では、ある程度の反復練習は避けられませんが、大学の授業は自分の興味あるテーマについて自分で調べ、自分で考えることが基本であって、教員はあくまでもサポート役にすぎないのです。一般教育科目は、こうした主体的な勉強の機会と訓練の場を提供するものです。
そして、そこから得られた思考のノウハウは専門分野の学習に限らず、これからの人生で様々な問題に直面したとき、解決のヒントを与えてくれるでしょう。

自主性の尊重と継続的学習の促進

一般教育科目は幅広い学問分野をまとめた科目群として構成しており、入学年度・学部によって卒業要件が異なります。