大学創立50周年記念事業「機内食メニュー開発・販売プロジェクト」報告(Vol.4)

フライトスケジュールに合わせた搭載システムのレクチャーと工場見学・機内食試食を含めた現地視察

 大学創立50周年記念事業の一環として実施する学生支援イベント「国際線航空便 機内食メニュー開発・販売プロジェクト」は、機内食の製造・品質管理・販売について学び、学生らしいユニークな発想で新しいメニューを開発するというプロジェクトです。

 今回は、7月19日(土)に行われた、関西国際空港にあるプロジェクトのパートナー企業、AASC(株式会社エイエイエスケータリング)にお伺いしてのレクチャーと工場見学です。

 AASCは、空港内で一般の人が足を踏み入れることができない、厳戒態勢で守られたゲートの奥に立地しています。このため、特別に許可をいただいて、陸路で国境を越えるような物々しさの中入場しました。

 今回の講師である、AASC 経営企画室係長の森下仁美氏から、最後の講義として「フライトスケジュールに合わせた搭載システム」をテーマに、機内食のメニュー変更のサイクルや実際に調理を始めるところからのタイムスケジュールを追って、機内食をどのようにして航空機に積み込むのかという搭載システムについて解説していただきました。
 とくに、最近増加している直前のアップグレードなどによる追加注文や折り返し便の到着遅延・機種変更などのフライトスケジュール変更にも柔軟に対応している様子も説明していただきました。

 工場見学では、一つ一つのメニューを調理し、それをプレートにセットしてカートに積み、トラックに積載して工場を出て行くところまでを見学させていただきました。これからのメニュー提案に非常に参考となるヒントがちりばめられた有意義な見学となりました。

 講義・工場見学終了後、関西空港内で唯一機内食を提供しているレストラン「レジェンド・オブ・コンコルド」にて、機内食の試食をしました。工場で間近に見学したところですが、学生たちはプレートを目の前にし、手を触れて実際に味わうことにより、8月2日のプレゼンテーションに向けた意気込みが高まったように見えました。

今後のプロジェクトの流れ

8月2日 二次選考(機内食メニューのプレゼンテーション)
8月〜9月 関西国際空港内での就業体験(インターンシップ)、AASCスタッフ様とのミーティング
10月11日 最終選考会

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