3月から新年度を迎える韓国の大学。その慌ただしさの中、帰国と共にレポート提出してくれた2名の学生諸君には感謝いたします。
 何よりも、最初のレポートからみると、留学期間の中で成長してくれたよね、という言葉を送りたいと思います。それは、褒めることで他人を気持ち良くさせようとする'flattery'とは違います。本当に留学直後から毎回のレポートを見てきたからこそ言える成長実感です。
 留学先で遭遇する日常生活に冷静に対処する学生諸君の姿。それを淡々と言語化し、レポートとしてまとめていく筆致力。
 どうぞ、この画面をご覧になる、これから留学を考えている学生諸君も、脳内を言語化出来るスキルを留学中に体得してください。その最高のレポーターこそが、ここにいます。
国際交流センター長

カナダ留学便り

寺尾 沙綾・ウィニペグ大学

 留学に来て9か月が経ち、帰国まで1ヵ月を切りました。今回が最終レポートということにここまで早かったなと驚いています。先週は最高気温が-36℃のとても寒い日もありましたが、今週の最高気温は毎日-1℃~3℃程で暖かいです。今回のレポートでは12月~1月までにあった出来事について報告したいと思います。
 1つ目は、ホッケーの試合を12月4日と22日に観戦したことです。友達が大学でペアチケットを当てて私を誘ってくれたため、両日とも無料で観戦することが出来ました。ホッケーは日本ではあまりポピュラーなスポーツではないですが、ウィニペグでは夏はアメリカンフットボール、冬はホッケーがとても人気のため観客の雰囲気がとても熱く、観戦中とても盛り上がっていて大変楽しかったです。ポップコーンやとても大きいホットドッグを試合観戦しながら友達と一緒に食べたことは一生の思い出です。
 2つ目は、12月21日に友達とホストマザーが私の誕生日をお祝いしてくれたことです。幸運にも誕生日をウィニペグで迎えることが出来ました。学校では沢山の友達が、「Happy Birthday!」とお祝いの言葉をくれました。また、ルームメイトが私のためにとても美味しくてかわいいケーキとマカロンを買ってお祝いしてくれました。ホストマザーはトナカイのぬいぐるみをプレゼントしてくれました。お祝いしてもらえたこともプレゼントも全てとても嬉しい思い出となりました。
 3つ目は、12月23日・24日・25日のクリスマスの思い出です。23日は、新しくできたマニトバ大学の友達とカラオケに行きました。カラオケには日本の曲が沢山入っていてびっくりしました。久しぶりにカラオケに行ったのでストレスを発散することが出来て良かったです。24日はホストマザーの友達の家で開かれたクリスマスパーティーに参加しました。食前に歌を歌ったりして食事と異文化交流を楽しみました。食後は卓球をしてミニゲームもしました。沢山の人と交流できて良い一日となりました。25日はホストマザーがクリスマスモーニングを作ってくれました。フレンチトーストを食べ、ウィニペグではクリスマスに飲むのが定番だというエッグノッグラテを飲み、その後ホストマザーからクリスマスプレゼントをもらいました。誕生日もクリスマスもウィニペグで体験できたのでとても幸せです。
 4つ目は、1月27日にスキーに行ったことです。マニトバ大学の友達が車を運転して連れて行ってくれました。14人でスキーに行ったのですが、そこで初めて話した韓国人の女の子と友達になれました。ウィニペグに来たらスキーをすることが夢だったので、帰国前に行くことが出来て本当に嬉しかったです。今度はみんなでスケートに行く約束をしているので、とても楽しみです。
 これまでの9か月間で辛いこともありましたが、楽しいこともたくさん経験しました。帰国まで1ヵ月もないので、最近はもうすぐ帰るという実感がわいてきて沢山の思い出を思い出してしまいます。日本に帰ってしまったら一生会えない友達もいると考えてしまってとても悲しい気持ちでいっぱいです。日本に帰るまで友達とたくさん遊んで最後に思い出を作りたいです。

韓国留学便り

紅露 雛乃・大邱大学

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