2024年度海外インターンシップ ベトナムクラス

 2024年度海外インターンシップ ベトナムクラスの14名が、9月16日(月)にホーチミンから関西空港に無事帰国しました。
 日本では得難い様々な経験を積むことにより、一回り大きな人間となって帰国したと思います。今後、何回かに分けて参加学生の感想・気付きを紹介します。今回はその第3回となります。

経済学部3年 長府 政貴 さん

 ◎企業・業務について
 今回、私はQUICK VIETNAMにインターン生として配属されました。QIUCK VIETNAM は日系クライアントを中心に企業経営バックアップ・事業戦略推進を目的とした人材紹介・労務コンサル・適性検査などの人事関連ソリューションを展開している会社です。
 QUICK VIETNAMのHP内にベトナム現地の最新情報コラムのページがあります。SEO効果を高める他に、コラム記事によりお問い合わせをしやすい雰囲気(人柄、親しみやすさ、知識量等)を伝え、リピートファンを増やすためです。私が任された業務はこのコラムの作成と、インスタグラムの運用です。飲食店、雑貨店、観光地、とにかくベトナムの魅力が少しでも伝われば何でもいいため、毎回ネタを探すのに苦労しました。毎日外に取材に行き、一日一本コラムを書くのを目標に業務をこなしました。毎日一本書くことはできなかったですが、10本以上は確実に書けました。途中トラブルが起きることもありましたが、社員やアルバイトの人たちに助けてもらいながらなんとか四週間やりきることができました。
 コラムを書くにあたって意識したことは、本文中に検索されるキーワードをバランスよく入れることや長々と文章を書くのではなく、見出しを頻繁に挟み、読み手を退屈させない文章作りを意識しました。毎日文章を書く経験は初めてで、日に日に文章を書くスピードが上がっているのが実感できました。また、どうすれば多くの人に記事を読んでもらえるのか考えながら書いていたため、思考力も上がったと思います。毎日外に出歩き、取材のネタを探していたため、インターン生の中で一番ホーチミンの町に詳しくなれた自信もあります。
◎ベトナムの文化や人について
 日本と違う点で一番印象に残っているのは交通マナーです。バイクが多く、信号無視やクラクションは当たり前、信号も少ないため道路を渡るときは無理やり渡る。日本ではありえない光景に初めは戸惑ったが、慣れれば意外と大丈夫でした。これはバリでも感じたことですが、Grabが本当に安くて便利で、これが日本で実現できたらどれだけ便利なことだろうと何度も思いました。
 窃盗やスリが多いと聞いており、危ない人や変な人が多いのかと思っていたがそんなことはなく、フレンドリーで親切な人が多く、言葉が通じなくてもなんとかやっていけました。最初の方に道を歩いていたおじさんにココナッツジュースをぼったくりの値段で売られましたが、その教訓を生かし、それ以降はスルーすることを徹底しました。おじさんありがとう。
◎その他
 仕事だけでなく、阪南大生、西南大生のみんなとインターンを通じて仲良くなれたことも、ベトナムインターンに行ってよかったと思えることの1つです。西南大生の人たちもいい人ばかりで、福岡に遊びに行くときは是非また会いたいです。阪南大生のみんなは言わずもがな最高です。
◎まとめ
 インターンも海外で一か月過ごすことも初めてで、初めは不安なことばかりでしたが、周りの友人や職場の人たちの支えがあって、楽しく働くことができました。今回の経験を就活や将来の仕事のスキルに生かしていきたいです。
 
 
  
 

国際コミュニケーション学部 3年生 富樫 唯 さん

・インターン先→「クイックベトナム」
・期間→8/19~9/13
会社紹介
「クイックベトナム」
 今回インターンを行ったのは、日本で35年以上にわたって人材ビジネスに取り組んできた株式会社クイックのベトナム法人であるクイックベトナム。
“関わった人すべてをハッピーに”を経営理念に掲げています。
・仕事内容
 ベトナム現地の最新情報コラムの作成を担当しました。
・一日の流れ
 8時に出社し、8時半ごろに朝礼を行います。その際に自分の「グッドアンドニュー」という楽しかったところや、いってみてよかった場所やお店を全員の前で紹介します。朝礼後は、オフィスの掃除を行い、その後各自の作業に取り組みます。基本的に外に取材に行っていたため、オフィスにはほとんどおらず、終業時間の17時前に戻っていました。InstagramやTikTokで調べて面白そうだなと思ったところや、会社のベトナム人の社員さんに教えてもらったご飯屋さんなど、いろいろなところに取材しに行きました。
・学んだこと
 このインターンを通して学んだことは沢山あります。業務的なことで挙げると、記事を書く際に、読み手側の気持ちになり読み手側は何を知りたいのかをその立場になり考えながら作成することが大事だという事。自分が書きたいことだけを書いていてもおもしろくない記事になってしまうという事。基本的な記事の構成。リサーチ力。の4つがあります。
 現地の方ともたくさんコミュニケーションをとってみて分かったことは、中心地や観光地では英語はもちろん、日本語も流暢な人が多いが、タクシー運転手や、ローカル店などの中心地から離れたところでは簡単な英語も通じないことがあるという事です。翻訳機がないと会話が出来ないことも多かったです。
 1か月間「言葉の壁」が大きな課題でしたが、毎日現地の方とコミュニケーションをとったり、会社の人に簡単なベトナム語を教えてもらったりして徐々に改善できました。ベトナムにきてから積極的に人に話しかけられるようになり、性格も少し変わった気がします。
 
・まとめ
 このインターンシップを通して自分自身も変わることができ、社会で働くことの大変さも理解することが出来ました。海外でインターンシップの経験はなかなかできないことだと思っていたため、良い機会だったと感じています。言葉の壁に当たってしまったという経験のおかげで、今後もっと語学力を磨こうと思いました。そして、今まで考えたことのなかった「海外駐在」が将来の選択肢に増えました。このインターンシップで学んだことを活かして、将来の自分に役立てていけたら良いなと感じました。
 
  

関連記事