大阪市内の展望台をめぐるフィールドワークを実施しました
それぞれの展望台からの景観を比較し、魅力を探りました
今年度の大学入門ゼミ(AOクラス・森重ゼミ)では、夏に伊勢神宮でフィールドワークを行ったことから、後期の授業では1年ゼミ生自身にフィールドワークの候補地について議論し、決めてもらいました。その結果、大阪市内の空中庭園展望台(梅田)、コスモタワー(大阪南港)、ハスカス300(阿倍野)、ツインタワー(大阪ビジネスパーク)の4つの展望台の景観を比較し、魅力を探る調査を行うことになりました。事前に展望台から見えると思われるランドマークを想定した上で、当日の現地調査でそれぞれのランドマークがどのように見えるのか、あるランドマークを見るにはどの展望台が一番良いか検討することにしました。
12月16日(土)、2つのグループに分かれ、4つの展望台の現地調査を実施しました。当日の天候は曇りで、決して視界は良好とはいえないものの、都会の景観や大阪湾の風景を調査できました。その後、それぞれの展望台の景観を比較した資料を作成しました(まとめた資料は以下にご覧いただけます)。
今年度は3年生の安部和樹くん、後田風佳さんがSA(Student Assistant)を務め、1年生をしっかりサポートしてくれました。当日のフィールドワークの様子に加え、彼らが1年間務めて感じたコメントを以下で紹介します。(森重昌之)
12月16日(土)、2つのグループに分かれ、4つの展望台の現地調査を実施しました。当日の天候は曇りで、決して視界は良好とはいえないものの、都会の景観や大阪湾の風景を調査できました。その後、それぞれの展望台の景観を比較した資料を作成しました(まとめた資料は以下にご覧いただけます)。
今年度は3年生の安部和樹くん、後田風佳さんがSA(Student Assistant)を務め、1年生をしっかりサポートしてくれました。当日のフィールドワークの様子に加え、彼らが1年間務めて感じたコメントを以下で紹介します。(森重昌之)
当日のフィールドワークなどの様子
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SA(Student Assistant)のコメント
SAの1年間を振り返って
国際観光学部3年 安部和樹
私たちは後期の大学入門ゼミの授業から、「大阪市内の展望台を回り、それぞれから見える風景の違いを知る」ことを目的に、フィールドワークの準備を進めてきました。大阪市内にある梅田スカイビル、あべのハルカス、コスモタワーの3つの展望台を取り上げ、各展望台からの眺めや料金、駅からの距離などを事前にウェブサイトで調べて比較しました。最終的に展望台に行きたいと考えている人を対象に、その人のニーズに合わせて勧められるように考えながら活動してきました。また、展望台からの景観は天候に影響されるため、建物が「見えた」、「見えない」の基準も事前に話し合い、基準をつくりました。
そして、12月16日に2グループに分かれ、3つの展望台を回る現地調査を行いました。私のグループは梅田スカイビルを訪れました。当日は天候に恵まれなかったものの、大阪のビル群がどこまでも続く都会の壮大さを感じたほか、伊丹空港から飛び立つ飛行機や着陸する飛行機を見ることもでき、楽しめました。また、外国人観光客の割合が高いこともわかりました。今回の現地調査の結果を踏まえ、実際に行って感じなければわからなかったことをゼミ生で共有し、私たちの意見も具体的に反映させながら、より良いものにしていきたいと考えています。
私はこの1年間、大学入門ゼミの1年生をサポートするSAをさせていただきました。1年間を振り返ると、自分たちがしっかりしないといけない環境でしたので、1年生の授業をスムーズに始められるよう、毎回あらかじめ整理したり、1年生と同じ目線に立って取り組んだりするなど、責任感を持って進めていくことができたと思います。しかし、SAを始めるまでは後輩に苦手意識があり、1年間かかわっていけるのか、不安に思っていました。また、1年生は入学したばかりで、顔を合わせるのが初めてでしたので、最初はあまり会話が続かず、静かになることもよくあり、どのようにすればよいか毎回手探りで、苦労しました。
しかし、回を重ねるごとに、SAの役割とは「先輩として何でも全部やってあげる」ということよりも、意見が出ずに静かになった時に「率先して意見を出し、アイディアが浮かぶきっかけつくる」ことを心がけ、リードすべきだと感じるようになりました。また、1年生の意見を尊重することも大切なことだと感じました。SAを通じて、後輩に苦手意識を感じなくなったので、人として少しは成長できたのかなと思います。このような機会を与えていただいたことに感謝しています。今後、この経験を活かしていきたいと思います。
そして、12月16日に2グループに分かれ、3つの展望台を回る現地調査を行いました。私のグループは梅田スカイビルを訪れました。当日は天候に恵まれなかったものの、大阪のビル群がどこまでも続く都会の壮大さを感じたほか、伊丹空港から飛び立つ飛行機や着陸する飛行機を見ることもでき、楽しめました。また、外国人観光客の割合が高いこともわかりました。今回の現地調査の結果を踏まえ、実際に行って感じなければわからなかったことをゼミ生で共有し、私たちの意見も具体的に反映させながら、より良いものにしていきたいと考えています。
私はこの1年間、大学入門ゼミの1年生をサポートするSAをさせていただきました。1年間を振り返ると、自分たちがしっかりしないといけない環境でしたので、1年生の授業をスムーズに始められるよう、毎回あらかじめ整理したり、1年生と同じ目線に立って取り組んだりするなど、責任感を持って進めていくことができたと思います。しかし、SAを始めるまでは後輩に苦手意識があり、1年間かかわっていけるのか、不安に思っていました。また、1年生は入学したばかりで、顔を合わせるのが初めてでしたので、最初はあまり会話が続かず、静かになることもよくあり、どのようにすればよいか毎回手探りで、苦労しました。
しかし、回を重ねるごとに、SAの役割とは「先輩として何でも全部やってあげる」ということよりも、意見が出ずに静かになった時に「率先して意見を出し、アイディアが浮かぶきっかけつくる」ことを心がけ、リードすべきだと感じるようになりました。また、1年生の意見を尊重することも大切なことだと感じました。SAを通じて、後輩に苦手意識を感じなくなったので、人として少しは成長できたのかなと思います。このような機会を与えていただいたことに感謝しています。今後、この経験を活かしていきたいと思います。
SAの1年間を振り返って
国際観光学部3年 後田風佳
昨年12月16日のフィールドワークでは、2つのグループに分かれ、大阪周遊パスを活用して大阪市内の展望台を調査しました。大阪周遊パスは大阪市内の鉄道やバスが1日乗り放題になるパスで、大阪市内のいくつかの施設も入場無料になったり、割引になったりする特典もついています。私たちは午前中にその特典を活用し、「サンタマリアデイクルーズ」で大阪湾内を周遊しました。ユニバーサルスタジオジャパンやIKEA、海遊館などをいつもと違った角度から眺めることができ、とても楽しかったです。ただ、当日はとても寒かったので、防寒対策をすべきだったと少し後悔しています。
午後からは2つのグループに分かれ、調査を行いました。調査では、ゼミ生で出し合ったいくつかの特徴的な建物や有名な建物が展望台から見えるかどうかを記録に残すという内容でした。私はコスモタワーとハルカス300の調査を担当しました。コスモタワーは、大阪湾と大阪市内の両方を一望でき、ベンチやソファーが設けられているので、ゆっくりと景色を楽しむことができました。当日は曇っていたので、遠くの建物や淡路島を見ることはできませんでしたが、雲の隙間から太陽の光が大阪湾を照らしている光景が幻想的で、1年生と盛り上がりました。
一方、ハルカス300は今回の調査の中で1番の高い展望台でしたので、眼下の建物すべてが小さく、まるでミニチュアの世界でした。大勢の人で賑わっており、カフェや天空庭園もあるので、家族で楽しめる施設のように思いました。ここでは夜景を見ることができ、北に向かって真っ直ぐに伸びる通りが明るく見えて、とてもきれいでした。馴染みのある建物やアルバイト先などを探しながら楽しみました。
今回のフィールドワークでSAとして心がけたことは、1年生が楽しく調査できるよう、一人一人に話しかけに行くようにしたことです。また、できるだけ交通手段や切符の購入などを1年生に任せるようにしました。普段の授業時間では見たことのない表情や個性を見ることができ、みんなが楽しく、積極的に調査している姿が嬉しかったです。
昨年、SAを頼まれた時は、1年生をまとめ、手本になるような立場がプレッシャーで、これまで年下の学生とかかわる経験があまりなかったので、不安でいっぱいでした。どうすれば大学生活を楽しく過ごしてもらえるか、毎日考えながら1年生と接し、常に話しかけやすい雰囲気や意見を出しやすい雰囲気づくりに努めました。そのために、一人一人に話題を振ったり、重い空気にならないように私からつまらないことを言ったりしながら、先輩の壁をつくらないよう心がけをしました。
1年生は一人一人個性豊かなおもしろい人たちばかりで、常に笑いが絶えず、話し合いの時は積極的にアイディアを出し、話に詰まった時には前に出て、1年生から話を切り出してくれることもありました。そうしたことが嬉しく、1年生に助けてもらったことがたくさんあった1年間でした。大学入門ゼミのSAを担当する中で、1年生の模範となり、めざすべき目標になってほしいと思い、普段の大学生活で努力したことや責任感を強く持てるようになり、私自身も成長できたと思います。SAを最後まで続けることができ、良かったです。
午後からは2つのグループに分かれ、調査を行いました。調査では、ゼミ生で出し合ったいくつかの特徴的な建物や有名な建物が展望台から見えるかどうかを記録に残すという内容でした。私はコスモタワーとハルカス300の調査を担当しました。コスモタワーは、大阪湾と大阪市内の両方を一望でき、ベンチやソファーが設けられているので、ゆっくりと景色を楽しむことができました。当日は曇っていたので、遠くの建物や淡路島を見ることはできませんでしたが、雲の隙間から太陽の光が大阪湾を照らしている光景が幻想的で、1年生と盛り上がりました。
一方、ハルカス300は今回の調査の中で1番の高い展望台でしたので、眼下の建物すべてが小さく、まるでミニチュアの世界でした。大勢の人で賑わっており、カフェや天空庭園もあるので、家族で楽しめる施設のように思いました。ここでは夜景を見ることができ、北に向かって真っ直ぐに伸びる通りが明るく見えて、とてもきれいでした。馴染みのある建物やアルバイト先などを探しながら楽しみました。
今回のフィールドワークでSAとして心がけたことは、1年生が楽しく調査できるよう、一人一人に話しかけに行くようにしたことです。また、できるだけ交通手段や切符の購入などを1年生に任せるようにしました。普段の授業時間では見たことのない表情や個性を見ることができ、みんなが楽しく、積極的に調査している姿が嬉しかったです。
昨年、SAを頼まれた時は、1年生をまとめ、手本になるような立場がプレッシャーで、これまで年下の学生とかかわる経験があまりなかったので、不安でいっぱいでした。どうすれば大学生活を楽しく過ごしてもらえるか、毎日考えながら1年生と接し、常に話しかけやすい雰囲気や意見を出しやすい雰囲気づくりに努めました。そのために、一人一人に話題を振ったり、重い空気にならないように私からつまらないことを言ったりしながら、先輩の壁をつくらないよう心がけをしました。
1年生は一人一人個性豊かなおもしろい人たちばかりで、常に笑いが絶えず、話し合いの時は積極的にアイディアを出し、話に詰まった時には前に出て、1年生から話を切り出してくれることもありました。そうしたことが嬉しく、1年生に助けてもらったことがたくさんあった1年間でした。大学入門ゼミのSAを担当する中で、1年生の模範となり、めざすべき目標になってほしいと思い、普段の大学生活で努力したことや責任感を強く持てるようになり、私自身も成長できたと思います。SAを最後まで続けることができ、良かったです。