インカレねむろ研究発表会で大地みらい信用金庫理事長賞を受賞しました
いくつかの課題も見つかった研究発表会になりました
2月24日(土)、国際観光学部2~4年生7名が北海道別海町で開かれたインカレねむろ・大学等研究プロジェクト2017研究発表会で、「標津町の観光から道東の魅力発信を考える」をテーマに発表し、大地みらい信用金庫理事長賞を受賞しました。今回は、昨年8月に北海道標津町で実施した観光客への質問票調査で得たデータをもとに観光動向を分析した上で、拠点観光地での情報発信の必要性や標津町を通過する観光客に美しい景観などが眺められるおすすめルートの提供、リピーターにつなげるための食の魅力発信などについて提案しました。
国際観光学部の学生有志は2014年度からこの研究発表会に参加し、昨年度は最優秀賞となる根室振興局長賞を受賞しています。今回は観光実習1(国内)の授業と並行して進めてきたため、約1年間かけて準備してきましたが、残念ながら2連覇とはいきませんでした。学生も会場からの質問に的確に答えられず、悔しい思いをしていました。ただ、こうした失敗も必要なことであり、ここから何を学び取るか考えることこそ学びにつながります。「来年こそ頑張りたい」と今から意気込んでいる学生もいますが、こうしたチャレンジ精神を持ち続けてほしいと思います。
当日は標津町の皆さまも会場まで足を運んでくださいました。学生の発表を応援してくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。(森重昌之)
国際観光学部の学生有志は2014年度からこの研究発表会に参加し、昨年度は最優秀賞となる根室振興局長賞を受賞しています。今回は観光実習1(国内)の授業と並行して進めてきたため、約1年間かけて準備してきましたが、残念ながら2連覇とはいきませんでした。学生も会場からの質問に的確に答えられず、悔しい思いをしていました。ただ、こうした失敗も必要なことであり、ここから何を学び取るか考えることこそ学びにつながります。「来年こそ頑張りたい」と今から意気込んでいる学生もいますが、こうしたチャレンジ精神を持ち続けてほしいと思います。
当日は標津町の皆さまも会場まで足を運んでくださいました。学生の発表を応援してくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。(森重昌之)
当日の発表の様子
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参加した学生の報告
標津町の方々の温かさを再確認できた研究発表会
国際観光学部3年 井上佑太
私たちは、2月24日に北海道別海町で行われたインカレねむろ研究発表会に出場しました。今年度の観光実習1の授業で取り組んできた標津町でのフィールドワークの成果である観光客へのアンケート調査、観光ガイドの聞き取り調査、「しべつカード」の作成、土産物マップの作成のうち、発表時間の都合上、観光客へのアンケート調査の結果を発表しました。
標津町は知床や釧路などの観光地を訪れる際に立ち寄る通過型観光地と言われています。しかし、実際に調査が行われたことがなかったので、昨年8月の1ヶ月間、標津町を観光で訪れる観光客にアンケート調査を行いました。そして、回収した144件から観光客の動向を分析し、昨年12月に石川県金沢市で行われた日本観光研究学会全国大会の学生ポスターセッションでの発表で、他大学の先生方からご指摘をいただいた内容を加えるとともに、研究だけでなく、提案も含めて研究発表会に臨みました。その結果、標津町を目的に訪れる観光客は1割しかなく、やはり知床や根室、釧路などの観光地を訪れる途中の観光客が多く、滞在時間も1日未満の人が多いことがわかりました。そこで、標津町の情報を知床五湖や根室の納沙布岬、釧路の釧路湿原展望台など、道東の主要な観光地で標津町のパンフレットを配布することを提案しました。標津町を2回以上訪れる観光客は6割が宿泊を伴うこともわかったので、まずは標津町を訪れてもらうために今回の提案をしました。
研究発表会では、十分な発表練習の時間を確保することができず、質問に対して的確な返答ができず、出場した3チームのうち、3位という厳しい結果に終わりました。1年間努力してきた結果が本番で発揮できず、悔しい思いをしました。発表会の後は他大学の方々と話す機会があり、とても参考になることが多かったです。
今年度は私がリーダーという立場でしたが、メンバーを引っ張ることができず、苦労しました。私はもともとメンバーを引っ張ることがとても苦手で、周りの目を気にしながら常に引っ張ることばかり考え、1年間とても苦痛でした。しかし、毎回夜遅くまで大学に残っていただき、指導していただいた森重先生をはじめ、先輩や後輩、今年度から参加した同期など、周りのメンバーに支えられ、やり抜くことができました。研究発表会では負けてしまいましたが、標津町の方々が懇親会を開いてくださり、優しい言葉をかけていただき、本当に標津町のプロジェクトを3年間続けてきて良かったと思いますし、充実した日々が送れました。来年もこのような機会があれば、このメンバーでまた臨みたいです。この経験をこれからの人生にも生かします。本当にありがとうございました。
標津町は知床や釧路などの観光地を訪れる際に立ち寄る通過型観光地と言われています。しかし、実際に調査が行われたことがなかったので、昨年8月の1ヶ月間、標津町を観光で訪れる観光客にアンケート調査を行いました。そして、回収した144件から観光客の動向を分析し、昨年12月に石川県金沢市で行われた日本観光研究学会全国大会の学生ポスターセッションでの発表で、他大学の先生方からご指摘をいただいた内容を加えるとともに、研究だけでなく、提案も含めて研究発表会に臨みました。その結果、標津町を目的に訪れる観光客は1割しかなく、やはり知床や根室、釧路などの観光地を訪れる途中の観光客が多く、滞在時間も1日未満の人が多いことがわかりました。そこで、標津町の情報を知床五湖や根室の納沙布岬、釧路の釧路湿原展望台など、道東の主要な観光地で標津町のパンフレットを配布することを提案しました。標津町を2回以上訪れる観光客は6割が宿泊を伴うこともわかったので、まずは標津町を訪れてもらうために今回の提案をしました。
研究発表会では、十分な発表練習の時間を確保することができず、質問に対して的確な返答ができず、出場した3チームのうち、3位という厳しい結果に終わりました。1年間努力してきた結果が本番で発揮できず、悔しい思いをしました。発表会の後は他大学の方々と話す機会があり、とても参考になることが多かったです。
今年度は私がリーダーという立場でしたが、メンバーを引っ張ることができず、苦労しました。私はもともとメンバーを引っ張ることがとても苦手で、周りの目を気にしながら常に引っ張ることばかり考え、1年間とても苦痛でした。しかし、毎回夜遅くまで大学に残っていただき、指導していただいた森重先生をはじめ、先輩や後輩、今年度から参加した同期など、周りのメンバーに支えられ、やり抜くことができました。研究発表会では負けてしまいましたが、標津町の方々が懇親会を開いてくださり、優しい言葉をかけていただき、本当に標津町のプロジェクトを3年間続けてきて良かったと思いますし、充実した日々が送れました。来年もこのような機会があれば、このメンバーでまた臨みたいです。この経験をこれからの人生にも生かします。本当にありがとうございました。
チームメイトと協力し挑んだ研究発表会
国際観光学部3年 山本真由美
私たち観光実習1(国内)の受講生は、2月24日に北海道別海町で行われたインカレねむろ・大学等研究プロジェクト2017研究発表会に参加しました。当日は5組が出場予定でしたが、3組に変更して行われました。その中で、私たちは大地みらい信用金庫理事長賞をいただくことができました。
私たちは1年間を通して、今後の標津町ガイド協会の組織運営の方向性を検討するため、観光ガイドへの聞き取り調査を実施したほか、観光客の実態や現状を把握できていないことから観光客への質問票調査、町内での土産物冊子作成のための調査、標津町のPRとともに、町内の回遊性の向上と滞在時間の延長を目的としたしべつカード作成調査を行いました。この中で今回の研究発表会では、標津町を訪れる観光客の行動を分析することは標津町だけでなく、道東地域全体の観光振興に役立つと考え、観光客への質問票調査について発表しました。調査の結果から、知床や釧路などの拠点となる観光地での情報発信、広域で移動する観光客に向けたお勧めの通過ルートの情報提供、リピーターにつなげるための標津町の食の魅力発信、夜の魅力発信、SNSを活用した情報発信の5つを提案しました。
インカレねむろ研究発表会は阪南大学として4年目の参加ですが、昨年から標津町のプロジェクトに加わった私にとっては、初めての参加でした。発表までの期間はそれぞれが夜遅くまで大学で資料やパワーポイントの作成に励み、研究発表会前日も夜遅くまでチームメイトと打ち合わせを行うなど、とてもハードなスケジュールでしたが、充実した日々を過ごすことができました。
当日は標津町の皆さまや、今回のフィールドワークでお世話になった旅館の女将さんも応援に駆けつけてくれました。本当に嬉しかったですし、感謝の気持ちでいっぱいです。標津町の人びとの温かさを改めて感じました。標津町では昨年8月に初めて訪れ、1週間のフィールドワークを行いました。私は現地での立ち会い質問票調査を行い、たくさんの観光客の皆さまに協力していただいたほか、観光客の声を近くで聞くことができたことがとても良い経験になりました。たくさんの町の人びととの交流や豊かな自然の中で過ごし、標津町の魅力を肌で感じることができ、アットホームなこの町が大好きになりました。このプロジェクトに参加したことは、私の大学生活の中でとても大切な思い出となりました。また、このメンバーと頑張ることができて良かったです。今後も標津町と連携し、プロジェクトの成果の結実に向けて続けていきたいと思います。
私たちは1年間を通して、今後の標津町ガイド協会の組織運営の方向性を検討するため、観光ガイドへの聞き取り調査を実施したほか、観光客の実態や現状を把握できていないことから観光客への質問票調査、町内での土産物冊子作成のための調査、標津町のPRとともに、町内の回遊性の向上と滞在時間の延長を目的としたしべつカード作成調査を行いました。この中で今回の研究発表会では、標津町を訪れる観光客の行動を分析することは標津町だけでなく、道東地域全体の観光振興に役立つと考え、観光客への質問票調査について発表しました。調査の結果から、知床や釧路などの拠点となる観光地での情報発信、広域で移動する観光客に向けたお勧めの通過ルートの情報提供、リピーターにつなげるための標津町の食の魅力発信、夜の魅力発信、SNSを活用した情報発信の5つを提案しました。
インカレねむろ研究発表会は阪南大学として4年目の参加ですが、昨年から標津町のプロジェクトに加わった私にとっては、初めての参加でした。発表までの期間はそれぞれが夜遅くまで大学で資料やパワーポイントの作成に励み、研究発表会前日も夜遅くまでチームメイトと打ち合わせを行うなど、とてもハードなスケジュールでしたが、充実した日々を過ごすことができました。
当日は標津町の皆さまや、今回のフィールドワークでお世話になった旅館の女将さんも応援に駆けつけてくれました。本当に嬉しかったですし、感謝の気持ちでいっぱいです。標津町の人びとの温かさを改めて感じました。標津町では昨年8月に初めて訪れ、1週間のフィールドワークを行いました。私は現地での立ち会い質問票調査を行い、たくさんの観光客の皆さまに協力していただいたほか、観光客の声を近くで聞くことができたことがとても良い経験になりました。たくさんの町の人びととの交流や豊かな自然の中で過ごし、標津町の魅力を肌で感じることができ、アットホームなこの町が大好きになりました。このプロジェクトに参加したことは、私の大学生活の中でとても大切な思い出となりました。また、このメンバーと頑張ることができて良かったです。今後も標津町と連携し、プロジェクトの成果の結実に向けて続けていきたいと思います。
さまざまな思いがこみ上げたインカレねむろ研究発表会
国際観光学部2年 高田有規子
私は、昨年の夏に現地調査を行った標津町への現地報告会、別海町で行われたインカレねむろ・大学等研究プロジェクト2017研究発表会に参加するため、再び北海道を訪れました。私は今回、インカレねむろ研究発表会についてレポートします。
昨年12月に石川県金沢市で行われた日本観光研究学会全国大会の学生ポスターセッションを終えてから、インカレねむろ研究発表会に向けたパワーポイント作成を始めました。現地調査では、町内の観光ガイドへの聞き取り調査、しべつカード作成のための調査、土産物冊子作成のための調査、観光客へのアンケート調査の4つを行いましたが、発表時間の都合上、観光客へのアンケート調査についてのみ発表することになりました。
私たちはまず、ポスターセッションで他大学の先生や学生の方からいただいたご指摘やご意見をもとに、さらにデータの分析を行いました。ポスターセッションでは、観光客の属性や滞在時間・訪問動機などをまとめていました。そこで、インカレねむろ研究発表会ではさまざまなデータを組み合わせることにより、標津町を訪れた観光客の傾向について細かく分析しました。すると、標津町だけを訪れる観光客は少なく、広域で周遊する観光客が多いことがわかりました。このことから、標津町が通過型観光地といわれていることがわかります。そこで、私たちは5つの提案を行いましたが、その中から「リピーターにつなげる食の魅力発信の提案」について紹介します。
アンケート調査の結果から、標津町を初めて訪れた観光客の町内での滞在時間は、半日あるいは1日が大半を占めていることがわかりました。ところが、2回以上訪れた観光客の滞在時間では、1泊以上が半数を超えています。より詳しく分析すると、初めて訪れた観光客の多くはサーモン科学館などの有人施設に行く傾向があり、2回以上訪れた観光客は川北温泉などの無人施設を訪れる傾向にあります。つまり、1度標津町を訪れた観光客が再び標津町を訪れる際、1度目に訪れた観光施設とは別の観光スポットを訪れていることがわかりました。リピーターのアンケート調査の自由回答を見ると、「食」に関して評価している観光客が多かったことから、初めて訪れた観光客に標津町の食の魅力を知ってもらうことで、リピーターにつなげてはどうかと考えました。そこで、私たちが昨年度作成し、今年度から標津町観光協会のホームページに掲載された、標津町内の飲食店情報誌「美味しべつ」のパンフレット化を提案しました。そして、「美味しべつ」を近隣の観光施設や空港、レンタカー店舗などに置くことで、初めて標津町を訪れた観光客に、次回も標津町を訪れたいと思ってもらうきっかけをつくり出すというものでした。
今回の研究発表会では、データの分析に追われ、十分な発表練習を行うことができませんでした。発表自体に大きな失敗はありませんでしたが、ついつい原稿に見入ってしまうなど、反省点がありました。結果として、私たちが狙っていた最優秀賞をいただくことはできず、とても悔しかったです。研究発表会が終わった後、出場大学・大学院の学生や関係者の皆さまとの交流会が行われました。そこでは、仕事をしながら大学院で学んでいる方の貴重なお話をうかがうことができ、刺激を受けました。そして、宿泊している標津町へ戻ると、標津町の皆さまが懇親会を開いてくださっていました。狙っていた結果が出ず、悔しい思いをしていた私たちに、標津町の皆さまは温かく声をかけてくださいました。私たちの提案を評価してくださり、励ましのお言葉をいただいたりしました。夜遅くまで大学に残り、パソコンに向かって作業する毎日が続き、苦しいこともたくさんありましたが、標津町の皆さまからお褒めの言葉をいただいて、苦しかったことを忘れるくらい嬉しく、達成感が生まれました。私はその日の夜行バスで空港に向かったため、早めに懇親会を抜けなければなりませんでしたが、皆さまやメンバー、先生が寒い中、店の外まで見送りに来てくださり、標津町の皆さまを含めたみんなの温かさを感じました。また、バス乗り場まで観光協会の方が送迎してくださり、本当に感謝に絶えません。
今回のプロジェクトは、なかなか良い案が浮かばなかったり、膨大な作業で遅くまで大学に残ったりするなど、苦しい思いをたくさんしました。しかし、その中で標津町の皆さまやメンバーの温かさに触れ、メンバー内の結束力も強まりました。反省点の多かった今回の経験をこれからの活動に活かしていきたいです。また、来年度も標津町の皆さまと一緒に活動する機会がありましたら、参加させていただきたいです。
昨年12月に石川県金沢市で行われた日本観光研究学会全国大会の学生ポスターセッションを終えてから、インカレねむろ研究発表会に向けたパワーポイント作成を始めました。現地調査では、町内の観光ガイドへの聞き取り調査、しべつカード作成のための調査、土産物冊子作成のための調査、観光客へのアンケート調査の4つを行いましたが、発表時間の都合上、観光客へのアンケート調査についてのみ発表することになりました。
私たちはまず、ポスターセッションで他大学の先生や学生の方からいただいたご指摘やご意見をもとに、さらにデータの分析を行いました。ポスターセッションでは、観光客の属性や滞在時間・訪問動機などをまとめていました。そこで、インカレねむろ研究発表会ではさまざまなデータを組み合わせることにより、標津町を訪れた観光客の傾向について細かく分析しました。すると、標津町だけを訪れる観光客は少なく、広域で周遊する観光客が多いことがわかりました。このことから、標津町が通過型観光地といわれていることがわかります。そこで、私たちは5つの提案を行いましたが、その中から「リピーターにつなげる食の魅力発信の提案」について紹介します。
アンケート調査の結果から、標津町を初めて訪れた観光客の町内での滞在時間は、半日あるいは1日が大半を占めていることがわかりました。ところが、2回以上訪れた観光客の滞在時間では、1泊以上が半数を超えています。より詳しく分析すると、初めて訪れた観光客の多くはサーモン科学館などの有人施設に行く傾向があり、2回以上訪れた観光客は川北温泉などの無人施設を訪れる傾向にあります。つまり、1度標津町を訪れた観光客が再び標津町を訪れる際、1度目に訪れた観光施設とは別の観光スポットを訪れていることがわかりました。リピーターのアンケート調査の自由回答を見ると、「食」に関して評価している観光客が多かったことから、初めて訪れた観光客に標津町の食の魅力を知ってもらうことで、リピーターにつなげてはどうかと考えました。そこで、私たちが昨年度作成し、今年度から標津町観光協会のホームページに掲載された、標津町内の飲食店情報誌「美味しべつ」のパンフレット化を提案しました。そして、「美味しべつ」を近隣の観光施設や空港、レンタカー店舗などに置くことで、初めて標津町を訪れた観光客に、次回も標津町を訪れたいと思ってもらうきっかけをつくり出すというものでした。
今回の研究発表会では、データの分析に追われ、十分な発表練習を行うことができませんでした。発表自体に大きな失敗はありませんでしたが、ついつい原稿に見入ってしまうなど、反省点がありました。結果として、私たちが狙っていた最優秀賞をいただくことはできず、とても悔しかったです。研究発表会が終わった後、出場大学・大学院の学生や関係者の皆さまとの交流会が行われました。そこでは、仕事をしながら大学院で学んでいる方の貴重なお話をうかがうことができ、刺激を受けました。そして、宿泊している標津町へ戻ると、標津町の皆さまが懇親会を開いてくださっていました。狙っていた結果が出ず、悔しい思いをしていた私たちに、標津町の皆さまは温かく声をかけてくださいました。私たちの提案を評価してくださり、励ましのお言葉をいただいたりしました。夜遅くまで大学に残り、パソコンに向かって作業する毎日が続き、苦しいこともたくさんありましたが、標津町の皆さまからお褒めの言葉をいただいて、苦しかったことを忘れるくらい嬉しく、達成感が生まれました。私はその日の夜行バスで空港に向かったため、早めに懇親会を抜けなければなりませんでしたが、皆さまやメンバー、先生が寒い中、店の外まで見送りに来てくださり、標津町の皆さまを含めたみんなの温かさを感じました。また、バス乗り場まで観光協会の方が送迎してくださり、本当に感謝に絶えません。
今回のプロジェクトは、なかなか良い案が浮かばなかったり、膨大な作業で遅くまで大学に残ったりするなど、苦しい思いをたくさんしました。しかし、その中で標津町の皆さまやメンバーの温かさに触れ、メンバー内の結束力も強まりました。反省点の多かった今回の経験をこれからの活動に活かしていきたいです。また、来年度も標津町の皆さまと一緒に活動する機会がありましたら、参加させていただきたいです。
インカレねむろ研究発表会で学んだこと
国際観光学部2年 安田知弘
2018年2月23日、北海道別海町で行われたインカレねむろ大学等研究発表会に参加しました。発表内容は、昨年の夏に実施した道東を訪れる観光客の動向を把握するアンケート調査の結果です。実際に、標津町を訪れた観光客に私たちが立ち会ってアンケート調査を実施しました。また、標津町の観光施設では1か月間のアンケートの留め置き調査を行いました。そして、私たちはこれらのデータを分析し、「どのくらいの年齢層の観光客が、標津町のどの施設を多く訪れる傾向にあるのか」や「北海道外から来た観光客は標津町でどのくらい滞在するのか、そして、これから道東のどの地域を訪れる予定なのか」などといったことを考えていきました。
しかし、このデータをもとに観光客の動向について根拠を示さなければならないことから、データ分析とデータから見える観光客の動向を考えることに多くの時間と労力を費やしました。みんなで協力してデータ分析を進めましたが、なかなか根拠づけをすることができず、悪戦苦闘をする日々でした。そこで、私たちが焦点を当てたのが、過去に取り組んだ飲食店マップの内容です。過去の取り組みからわかることがないのかということで、標津町で行われたことのある「はしご酒ツアー」にも注目してみました。これは、夜に行われるイベントなので、観光客の宿泊が伴うのではないかと考えました。同時に、さまざまなイベントを提案し、標津町の広大な自然を生かした「星空見学ツアー」や夜の動物を観察する「ナイトツアー」の実施を提案しました。このような提案によって、今まで標津町を通過していた観光客にも立ち止まって滞在していただき、より標津町の魅力を見つけ出せるのではないかと、みんなで意見を出し合いました。
インカレねむろ研究発表会では、現在の観光客の基礎データを示し、そこから見える課題と新たな提案をまとめ、発表しました。発表後の質問では、事前にどのような質問が来るのかということをみんなで共有できていなかったこともあり、質問に合わない答えが続けてしまいました。しかし、私にとっては非常に良い勉強になり、何より貴重な経験となりました。学生生活を送る上で、人前に立って発表する機会はそれほど多くはありません。だからこそ、今回のような失敗を経験することで、この失敗を糧に今後の発表で活かすことができるのではないかと考えています。そして、ひとつのことをみんなで協力してつくりあげたことに関しては、とても貴重な経験になりました。
今回も標津町の方々の手厚い支援のおかげで、調査に取り組むことができました。また、体験メニューの準備や宿泊先の手配、懇親会の開催など、多岐にわたって支援していただき、心から感謝申し上げます。これからも標津町の観光の発展を支え、新しいことにも取り組んでいきたいと考えています。
しかし、このデータをもとに観光客の動向について根拠を示さなければならないことから、データ分析とデータから見える観光客の動向を考えることに多くの時間と労力を費やしました。みんなで協力してデータ分析を進めましたが、なかなか根拠づけをすることができず、悪戦苦闘をする日々でした。そこで、私たちが焦点を当てたのが、過去に取り組んだ飲食店マップの内容です。過去の取り組みからわかることがないのかということで、標津町で行われたことのある「はしご酒ツアー」にも注目してみました。これは、夜に行われるイベントなので、観光客の宿泊が伴うのではないかと考えました。同時に、さまざまなイベントを提案し、標津町の広大な自然を生かした「星空見学ツアー」や夜の動物を観察する「ナイトツアー」の実施を提案しました。このような提案によって、今まで標津町を通過していた観光客にも立ち止まって滞在していただき、より標津町の魅力を見つけ出せるのではないかと、みんなで意見を出し合いました。
インカレねむろ研究発表会では、現在の観光客の基礎データを示し、そこから見える課題と新たな提案をまとめ、発表しました。発表後の質問では、事前にどのような質問が来るのかということをみんなで共有できていなかったこともあり、質問に合わない答えが続けてしまいました。しかし、私にとっては非常に良い勉強になり、何より貴重な経験となりました。学生生活を送る上で、人前に立って発表する機会はそれほど多くはありません。だからこそ、今回のような失敗を経験することで、この失敗を糧に今後の発表で活かすことができるのではないかと考えています。そして、ひとつのことをみんなで協力してつくりあげたことに関しては、とても貴重な経験になりました。
今回も標津町の方々の手厚い支援のおかげで、調査に取り組むことができました。また、体験メニューの準備や宿泊先の手配、懇親会の開催など、多岐にわたって支援していただき、心から感謝申し上げます。これからも標津町の観光の発展を支え、新しいことにも取り組んでいきたいと考えています。