カナダ・ゲルフ大学での半年間の留学生活を終え、無事に帰国しました

 昨年8月下旬からカナダ・ゲルフ大学に留学していた森重ゼミ3年生の長澤天桜さんが、2月25日に無事に帰国しました。留学当初は生活の様子についてレポートすることが多かったですが、徐々に留学生活に慣れていき、後半のレポートでは授業やテスト、自身の成長といった学びに関する内容が中心になっていきました。また、今回のレポートでは留学を通して、新しい人間関係が構築される喜びについても触れています。現在留学を考えている学生にとって参考になる内容がたくさん含まれていると思います。
 彼女は3年生ですので、帰国後すぐに就職活動が始まりましたが、留学を通じた語学力の向上だけでなく、新たな環境に適応していく力、新しい人間関係を築いていく力などもアピールして、希望をかなえて欲しいと思います。(森重昌之)

留学先での様子

  • クラスメイトとの写真

  • 思い出のバス停

  • ホストファミリーとの別れ

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カナダでの半年を終えて

国際観光学部3年 長澤天桜

 私は2月25日、日本に帰国しました。この半年間の留学は長いようで短く感じ、とても充実した生活を送ることができたと感じています。留学生活最後の月である2月は、3ターム目の期末でもあり、学期末テストがありました。この学期末テストでは、今までのタームと同様にスピーキング、リスニング、グラマー、ライティング、リーディングの5教科のテストがありました。
 スピーキングでは、4つのテーマから2つを選択し、そのテーマで5分間のスピーチをつくるというものでした。今回のテーマは、環境問題に関するものと家族の定義に関するものでした。テーマは授業で学んだ教科書の中から出されるため、事前に勉強しやすかったです。私のクラスではスピーチのテストでしたが、他のクラスではランダムに振り分けられたクラスメイトとグループでテーマについてディベートするというものもあったそうです。
 また、ライティングとグラマーのテストでは、エッセイを書く問題があり、他の問題との時間配分や英語でエッセイを書く上でのルールなどを試されるため、非常に難しかったです。エッセイを書くテストでは、英語のボキャブラリー力や綴りの正確さも重要になってくるので、テスト前の勉強と自分でいくつもエッセイを書いて見たりすることで、テスト準備をすることが非常に大切です。また、”First” ”Second” ”Finally” “In conclusion”などのエッセイを読みやすくする言葉も入れていくので、そうした言葉の引き出しをつくっておくことも大切です。
 リスニングやリーディングのテストでは、テスト中でも「これが答えだ」と確信を持って解答できる瞬間が多くあったため、自分の半年間での英語力がどれほどのレベルに到達したかを実感できました。ゲルフ大学のEnglish Learning Programでは、授業態度や出席率、宿題の完成度や授業での発言の頻度とスピーチの出来でグレードが与えられるので、高いグレードをとると自分のモチベーションの向上につながりますし、細かい項目で成績が分けられているので、自分が弱い部分を見極めやすかったです。これから留学を考えている学生の皆さんにはゲルフ大学は是非お勧めしたいと思います。

 2月はバレンタインデーがあり、ホストファザーが青いバラの花とメッセージカードをプレゼントしてくださり、夜には素敵なディナーに連れて行ってくださいました。日本では女性が男性にスイーツを渡すというイメージが強いですが、カナダでは男性が女性に日頃の感謝や愛を伝えるために花やジュエリーをプレゼントするそうです。同じ感謝や愛を伝えるイベントでも、国によってさまざまな伝え方があるのだなと興味深く感じました。
 私がもうすぐ日本に帰るということで、留学中に大変お世話になっていたホストマザーのお姉さんともお会いしました。また、バディープログラムで私とバディを組んでくれていたJustineと、大学で最後にランチを共にしました。彼女は必ず私を訪ねて日本に来ると言ってくれましたし、私もまた会いに行くと約束しました。
 留学生活の終わりで一番辛いのは「別れ」だと思います。同じクラスで頑張ってきたクラスメイトのみんなやホストファミリーとの別れはとても辛く、悲しかったです。しかし、その中で交わす言葉や思い出、必ずまた会おうという約束は大切にしたいし、かけがえのない経験だと思います。留学は英語を学ぶためというのはもちろんのこと、日本では経験し得ないことを新しい環境でたくさん経験し、新しい人間とかかわることで人間として大きく成長できる素晴らしい機会です。この留学では楽しいことばかりでなく、言葉が通じないことで不自由に感じ、悲しい思いや悔しい思いも数えきれないほどたくさんしました。しかし、この半年で得た経験と人間関係は人生の宝物になりました。必ずまたカナダに行って、ホストファミリーや友人に会いに行きたいです。私は留学に行って本当に良かったと思っていますし、阪南大学には留学に行くにあたって助かる制度が充実しているので、留学に行こうか悩んでいる人には絶対に行くことをお勧めしたいです。
 最後に留学を考えている方たちに英語でメッセージを書きます。
Through this study abroad, I got a lot of wonderful experiences and amazing memories, so I really recommend that you go to other countries for study many things. Don’t worry!! Everything is going to be fine.