阪南大学で初めてとなる国内留学に挑んでいます

 阪南大学国際観光学部では、2021年度から沖縄県名護市にある公立名桜大学での協定留学を始めました。その第1期生の1人として、森重ゼミ3年の尾﨑友紀さんが1年間、名桜大学で学ぶことになり、4月から名護市で生活しています。これから毎月、名桜大学での留学での様子を報告してもらいますが、今回その第1弾が届きました。
 彼女にとって初めての一人暮らしであり、戸惑うことも多いかと思いますが、聴講生としてゼミ活動に参加したり、沖縄らしい授業を受講したりするなど、早速国内留学を楽しんでいるようです。新型コロナウィルス感染症の影響で海外留学が難しい状況ですが、国内留学を通した異文化交流もできることを皆さんにもお伝えできればと思います。(森重昌之)

留学先での様子

  • 名桜大学入口の石銘板

  • 美らビーチにて

  • サンゴ礁について学んだ授業の資料

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沖縄での初めての一人暮らし

国際観光学部3年 尾﨑友紀

 4月1日から、沖縄県名護市での1年間の留学生活が始まりました。もともと、昨年春にイギリスのリーズ大学に留学する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症が流行してきた時期でもあり、中止が言い渡されました。その状況で募集が始まったのが、名桜大学の国内留学でした。この留学では、大阪との文化の違い、観光地の中での生活の実態を経験したいと思っています。今回のレポートでは、名護市での留学生活の1か月の様子を紹介します。
 私の留学先は、沖縄県名護市の名桜大学です。名桜大学の敷地内にある学生寮で生活しており、大講義室まで徒歩5分ぐらいです。阪南大学でもゼミに所属していますが、こちらでもゼミに聴講生として参加しています。参加しているゼミでは、予算や参加者属性を固定した状態で、地元のツアーを企画・発表しました。5月後半には、文献輪読の発表をします。夏休み明けからは、調査地域の選定、発表を予定しています。
 大阪では、リモートになっている大学が多いと聞きますが、名桜大学は対面授業が実施されています。学生がそれぞれの授業を遠隔か対面かを選択でき、ほぼ半数で分かれている印象です。また、遠隔授業も先生によって多様で、LINEのオープンチャットを使用してる授業もあります。
 名桜大学には沖縄特有の授業があり、歴史や自然、言語、観光などの分野でそれぞれ沖縄に特化しており、今までは知ることができなかった沖縄の魅力を発見できます。私が特に気に入った授業は、「沖縄特別理解講義」の美ら海に関する授業です。この講義では、美ら海に生息している海洋生物のスペシャリストが美ら海水族館から来られます。一番興味をひいたのは、もともと大好きだったサメ・エイの生態についてです。また、名桜大学の教員はユーモアにあふれている方が多く、楽しく授業を受けています。
 沖縄での生活ですが、雨が非常に強く、1日目の夜は雷雨で寝らませんでした。晴れの日と雨の日の気温の体感差が大きく、どの服装が良いか決めることが難しいです。また、大学から名護市内を一周する無料の送迎バスが出ているので、運転免許を持っていない私でも不便なことはなく、日用品の買い物もできています。しかし、沖縄の水道水には石灰が含まれているそうで、直接飲むことに抵抗があったので、天然水を購入しています。重い荷物を購入するときは、友人にお願いして、自動車に同乗させてもらっています。
 また学生寮での生活ですが、私の部屋から野球場がよく見えます。野球が好きな人にすれば、部屋から野球の様子が見えるので最高かもしれません。また、エイサーのサークルの太鼓の音も聞こえるので、部屋でも沖縄を感じることができます。
 今年の沖縄は、ゴールデンウィーク中の最高気温が28℃の予報で、早くも夏だなと感じています。また、ゴールデンウィーク明けからは梅雨になっていくので、カビの対策と寒さ対策、風に強い傘を購入しようと思います。
 またやーたい(またね)!