大学創立50周年記念事業「機内食メニュー開発・販売プロジェクト」報告(Vol.5)

二次選考会(学生によるプレゼンテーション)を実施

 大学創立50周年記念事業の一環として実施する学生支援イベント「国際線航空便 機内食メニュー開発・販売プロジェクト」は、機内食の製造・品質管理・販売について学び、学生らしいユニークな発想で新しいメニューを開発するというプロジェクトです。
 プロジェクトは、6月9日の基調レクチャーを皮切りに、一次選考(書類選考)、3回のレクチャーと関西空港AASC内の現地視察を経て、いよいよ二次選考を迎えました。
 二次選考が行われたのは、夏本番の8月2日(土)。会場となったあべのハルカスキャンパスには学生18チームが集結、ここから10チームが選抜される厳しく熱いバトルが行われました。
 
 

 チームは人数が1名から3名までと決められており、パワーポイントを使ったプレゼンテーションや紙芝居風に趣向を凝らしたものもあり、内容・形式ともバラエティに富んだ内容となりました。選考を行うのはパートナー企業であるAASC(株式会社エイエイエスケータリング)の調理責任者など「プロ中のプロ」と言える専門家2名、そして本学の教員代表と事務職員代表の合計4名です。発表内容は、具体的なメニューの紹介、メニュー開発における独自の視点や独創性、商品としての実現性などで、そのなかでも機内食の特徴を活かした学生ならではといえるアイディアが、重要なポイントとなります。

 

 各チームはやや緊張しながらも無難に発表を行い、審査員の厳しい指摘!にも耐えて、プレゼンテーションを進めていきました。本企画の趣旨でもある50周年を記念したメニューや公式マスコットキャラクター「はぴなん」を題材にしたメニューなども見られ、華やかな内容に一同から大きな拍手も寄せられました。

 この中から10組が選考され、10月11日の最終選考に向けて、まだまだ熱い夏が続きます。今後とも挑戦する学生の皆さんへの応援をよろしくお願いします。
  • 二次選考の総括を行う足立副学長

機内食プロジェクト企画及び二次選考にあたって

株式会社エイエイエスケータリング 代表取締役社長 執行役員
東上床 幸治(ひがしうわとこ こうじ)様

 今回の企画の趣旨である、学生の皆さんの自由な発想「自分たちにとって、機内食はこんなものであったらいいな」という想いがどれだけ表現できているかが、今回の選考にあたっての重要なポイントでした。今回の発表までに皆さんが真剣に勉強し、取り組まれてきたことが、今回のプレゼンテーションにつながったと思います。
 各自のプレゼンテーションでは、機内食の専門家である私たちでさえ気付かなかった部分を、いろいろと教えていただくことが出来ました。これが、産学共同プロジェクトの良さであることを実感しております。
 是非、この成果を空の上の食事に実際に取り入れてみたいと考えています。発表されたご提案には改良も加えながら、更なるアイディアも織り交ぜて、学生の皆さんの思いをお客様に喜ばれる商品として飛行機に搭載し、提供していくことができれば、皆さんのご苦労にも報いることができ、大変うれしいことです。
 今回のプロジェクトに取り組んでおられるある学生の方のご意見にありました、「機内で出される機内食は、ただ空腹を満たすことや、サービスの一つではなく、搭乗旅客にほっとする安心感や、旅の喜びを提供してくれるものであってほしい」、このことこそが私たちが永遠に追求しつづけるテーマでもあります。このような「気づきの機会」を与えられたことに、あらためまして心より感謝申し上げます。
 これからも、ますます機内食を大好きになっていただき、いろんな取り組みの機会にチャレンジしていただきますよう祈念いたします。

今後のプロジェクトの流れ

8月〜9月 関西国際空港内での就業体験(インターンシップ)、AASCスタッフ様とのミーティング
10月11日(土) 最終選考会

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