第4回 なすONEグランプリ(2024)
国際観光学科 渡辺和之
摂津市の鳥飼なすは、大阪の伝統野菜に指定されています。摂津市では、代々伝わるこのなすを今でも栽培・出荷し続けております。ただし、いかんせん栽培する人が少なく、なかなか手に入らない幻のなすとして知られてきました。
しかし、関係者の努力で、このなすを7月限定で摂津市内の飲食店で食べる企画がはじまりました。題して、なすONEグランプリです。全国に流通させることは量的に困難でも、旬の7月ならば市内に流通させることならできる。そのなすを地元の方々に食べて頂き、みなでこのなすを支えてゆくという取り組みです。
私どもは2023年の第1回から参加し、食レポを作成してきました。今年は参加店舗も増え、地元の方々の理解も進みつつあるようです。料理に関しては素人の書いた記事ですが、このなすに関心を持った人が観光できるように文化資源としてのなすの魅力をまとめてあります。
ご興味を持って頂いた方は、これまで公開しました「鳥飼なすブログ」もあわせてご覧頂けると幸いです。鳥飼なすの歴史、栽培方法についても、学生の取材を元にまとめてあります。
鳥飼なすブログ
2年目の栽培写真

写真1 種蒔き。この種が大きくなります(2024年1月20日)。

写真2 ポット上げ。発芽した苗をポットに移します(2024年2月11日)。

写真3 接ぎ木。丈夫な苗をつくるため、台木の上になすの苗を継ぎ足します(2024年3月27日)。

写真4 肥料撒き。畑に肥料を撒きます(2024年3月8日)。

写真5 畝立て。畝を作って雑草防止にマルチを張ってゆきます(2024年4月27日)。

写真6 植付。苗を畑に植えてゆきます(2024年4月27日)。

写真7 支柱打ち。なすのつるを巻き付けるための支柱を立てます(2024年6月15日)。

写真8 枝吊り。成長した枝を吊ってゆきます(2024年6月30日)。

写真9 収穫作業(2024年6月30日)。

写真10 立派ななすができました(2024年6月30日)。

写真11 収穫したなすを洗浄して泥を落とす(2024年6月30日)。

写真12 袋詰めして出荷する(2024年6月30日)。

写真13 ご指導頂いた渡邊勝彦さん。どうもありがとうございました。