Central bank asset purchases, banks' risky security holdings and profitability: Macro and micro evidence from Japan and the U.S. International Review of Economics & Finance, 87, pp.347-364, 2023.
The dynamics of money supply determination under asset purchase programs: A market-based versus a bank-based financial system. Journal of International Financial Markets, Institutions & Money, 79, 101593, 2022.
Unconventional monetary policy and stock repurchases: Firm-level evidence from a comparison between the United States and Japan. Research in International Business and Finance, 51, 101091, 2020.
Measuring the effects of unconventional monetary policy on MBS spreads: A comparative study. North American Journal of Economics and Finance, 49, pp.235-251, 2019.
Monetary-fiscal policy interactions under asset purchase programs: Some comparative evidence. Economic Modelling, 73, pp.208-221, 2018.
Unconventional monetary policy and aggregate bank lending: Does financial structure matter? Journal of Policy Modeling,38, pp.1060-1077, 2016.
王ゼミでは、金融・ファイナンス分野における英語の重要性を踏まえ、バイリンガル金融教育を実践している。この取り組みの一環として、現在、Martin Parsons教授(阪南大学総合情報学部)とコラボレーションして、金融英語ポッドキャストの開発および制作を行っている。英語ポットキャストを聞きながら、金融・ファイナンスの専門知識や実用的な金融英語、英会話表現などを身につけることを目的とした教育コンテンツである。iTunesまたはPodcastアプリでも再生・ダウンロードできる(University English Podcastで検索)。Enjoy!
大学は「知」を創出する(研究)・伝授する(教育)場所とされている。「知」を生み出すことは難しいが、それなりのスリル感が伴う。(それに比べると、「知」を破壊するのは恐ろしいほど簡単である。余談ではあるが。)
王ゼミでは、ゼミ生の好奇心と個性を最大限尊重しながら、知的探求心を育むことを実践している。ゼミ生はゼミの1年目から、自分が興味を持つテーマに関して、習得した金融・ファイナンスの専門知識を活かし、自身の言葉(日本語と英語)で的確に表現するという「訓練」を受けている。それによって、ゼミ生は、素朴な疑問から「自分の知」を創出するという研究の醍醐味が体験できる。
英語においても中国語においても「先生」のことを「蝋燭(ろうそく)」で表現する。「わが身を燃やしながら、啓蒙の光で周りを照らす」という意味からすると、とても考えさせられる巧みなメタファーであるが、少し悲壮的なニュアンスを感じ取ってしまう。自分の経験から言えば、ゼミ生のみずみずしい感性と奇想天外な発想にインスパイアされることが多々ある。彼ら・彼女らの知的探究心を育むなかで、自分が研究者としての自覚も高めたと言ってもよい。
研究の醍醐味は、研究をしたことのある人にしかわからない。“Let's research!”というシリーズは、卒論や研究発表などゼミ生の研究記録である。Enjoy the pleasure of finding things out!
3.金融教育におけるCLIL (Content and Language Integrated Learning) アプローチの効果について研究している。金融市場や金融機関のグローバル化が急速に進展している。金融関係の仕事をする人々にとって英語を使ってマーケット情報を収集・分析する能力、および英語コミュニケーション能力が今後ますます必要になってくると予想される。しかしながら、第一言語が英語でない学生にとっては、金融の専門知識と金融英語を同時に学ぶということは決して簡単なことではない。現在、金融教育にCLIL (内容言語統合型学習)アプローチを取り入れて、指導方法を探究しながら、その効果を検証している。
現代金融理論與運作(古川顕氏との共著)
Modern Financial Theory and Operation
鄭州大学出版社,2019年3月
ISBN: 978-7-5645-6101-7
透過流行語看現代日本:第二集(2011年~2015年)【日中対訳】
Modern Japan as Revealed in Buzzwords: Volume 2 (2011~2015)【Japanese-Chinese Bilingual Book】
南京大学出版社,2016年10月
ISBN: 978-7-305-17628-9
中日文化的互動與差異(王述坤氏との共著)
Cultural Interaction and Contrast between China and Japan
南京大学出版社,2014年8月
ISBN: 978-7-305-13800-3
自主金融ゼミISOF(Independent Seminar of Finance)を定期的に開催します!
自主金融ゼミ(ISOF)
王研究室では、学生の自主的な学習を支援するために、そして、金融についてもっと知りたい学生に学びやすい環境を用意するために、“Independent Seminar of Finance”(ISOF,学生自主金融勉強会)を毎年開催しています。ISOFは、学生が自発的に企画する勉強会で、金融に興味があれば、誰でも自由に参加できます。参加者は、自ら選んだ金融関連の本を一緒に読みながら、互いに議論したり、質問したりします。